「仕事が効率よくできない」、「もっと仕事の生産性を上げたい」
というのは新入社員から管理職、フリーランスまで共通の悩みかもしれません。
求められる仕事量はそんなに減ってないですよね。
また、労働人口の減少が始まっている中で、
1人1人の生産性を上げるのは社会的な課題にもなっています。
(2019年のILO(国際労働機関)による調査では、日本の生産性は世界37位でした)
仕事の効率を上げたい!生産性を上げたい!と思っている人へ、
おすすめの本を紹介します。
★仕事の効率・生産性を上げたい人におすすめの本★
【そもそも生産性とは何か】
・『生産性』
【優先順位をつける】
・『エッセンシャル思考』
【がんばるのをやめよう】
・『エフォートレス思考』
・『がんばらない働き方』
【チーム・組織における生産性】
・『ワーク・ルールズ』
・『心理的安全性のつくりかた』
【問題解決の生産性】
・『イシューからはじめよ』
・『問題解決』
【個人の能力を最大限発揮する】
・『リミットレス 超加速学習』
目次
『生産性』:そもそも生産性とは何か?
『生産性』はマッキンゼーの元人事マネージャーが書いた、
生産性とは何か?から分かりやすく解説してくれる本です。
生産性は次の式で表されます。
生産性=アウトプット(成果) ÷ インプット(投下した資源)
日本ではコツコツ改善して少しずつ生産性を上げていくアプローチが多いですが、
革新的な方法で劇的にアウトプットを増やす・インプットを減らす選択肢もあります。
残業時間や会議時間を短縮すればよい、個人の努力で作業量を増やせばいいという発想は、
量のコントロールしか見えていない証拠です。
生産性を上げるにはどういうアプローチがあるか?という視野が広がります。
すぐに実践できるヒントもたくさんありました。
⇓くわしい要約はこちら
参考記事:本の要約『生産性』:マッキンゼー流の生産性の考え方がわかる【研修、資料、会議】
『エッセンシャル思考』:最も重要なことだけやる
『エッセンシャル思考』の内容をひと言でいうと、
”本当に重要なことだけ見極めてそれ以外は捨てる”です。
(エッセンシャルは”本質的”という意味)
本当に大事なことにだけYESと言う、嫌われる勇気を持つ等、
日本人がそのまま実践するには少し難しい内容に感じます。
ただ、「重要なことは何か?」と常に問い続け、
できるだけしくみ化するという思考法はとても役に立ちます。
<エッセンシャル思考の3ステップ>
・見極める:重要なことを選択する
・捨てる :重要なこと以外を捨てる
・しくみ化:選択と集中をしくみ化する
重要なことを見極めるためには、
自分にとって大切なことは何か?という価値観を知る必要があります。
エッセンシャルか/そうでないかの判断基準になります。
⇓くわしい要約はこちら
参考記事:エッセンシャル思考を要約まとめ!デメリットや実践の注意点はある?
『エフォートレス思考』:がんばらないで成果を出す
『エフォートレス思考』は『エッセンシャル思考』の続編です。
『エッセンシャル思考』でやるべきことを絞り込んだら、
『エフォートレス思考』で楽に実行していきます。
エッセンシャル思考:いちばん大事なことを優先する(What)
エフォートレス思考:いちばん楽なやり方で成果を上げる(How)
エフォートレスとは”努力しないで”という意味です。
『エフォートレス思考』の中でくり返されるメッセージは、
努力=美徳ではないということ。
楽しく軽々と成功するほうが望ましいですよね。
(美談にはならないけど…)
仕事をもっと楽しんでいい、がんばる前に楽に成果を出せる方法を考えよう!
という本です。
精神論だけでなく、習慣化や行動を起こしやすくするコツなども解説されています。
⇓くわしい要約はこちら
参考記事:『エフォートレス思考』の要約:いちばん大事なことをいちばん簡単にやるには?
『がんばらない働き方』:捨てることの重要性
『がんばらない働き方』は、グーグルの元人材育成統括部長が書いた本。
『エッセンシャル思考』と『エフォートレス思考』を足して2で割ったような、重要なこと以外は捨てる、がんばる前に「自分にとって価値があるか?」を考えるという内容です。
仕事をインパクトと学びの多さで分類して、
できるだけ学びの多い仕事(①と②)に注力します。
①インパクトが大きくて学びも多い仕事は成長のためにどんどん増やす
②インパクトが小さくて学びが大きい仕事は取り組む時間を確保する
③インパクトが大きくて学びが少ない仕事は人に引き継ぐ・自動化する
④インパクトが小さくて学びも少ない仕事はやめる
おすすめの本です。
⇓くわしい要約はこちら
参考記事:『がんばらない働き方』の要約:怒られてもいいから捨てる!のがグーグル流
『ワーク・ルールズ』:生産性が高い組織の人事制度とは?
ここからは組織としての生産性についておすすめの本を2つ紹介します。
『ワーク・ルールズ』はグーグルの人事担当上級副社長が書いた本です。
グーグル=生産性が高いんでしょうね。
グーグルの人事制度の裏にある原則・思想がわかり、
人事担当者はもちろん、生産性の高いチームを作りたいリーダーにもおすすめです。
グーグルは自由度の高さを徹底的に重視しており、
人事制度・マネジメント方法には次のような特徴があります。
・マネージャーは権限を譲りチームのサポートをする
・従業員1人1人が自分の仕事のオーナーとして働く
・採用や評価などあらゆる場面で集合知を活用する
⇓くわしい要約はこちら
参考記事:本『ワーク・ルールズ』の要約まとめ:グーグルの人事制度のヒミツとは?
『心理的安全性のつくりかた』:チームに重要な心理的安全性
生産性に関する本ではないのですが、
心理的安全性はチームの生産性に欠かせない要素なので紹介します。
心理的安全性がチームの生産性に欠かせないのは、
グーグルの労働改革プロジェクト(チーム・アリストテレス)の調査です。
生産性が高いチームと低いチームの違いは何か?を調べる調査で、
生産性が高いチームの唯一の共通点は心理的安全性が保たれていることでした。
心理的安全性:積極的に人間関係のリスクが取れること
心理的安全性が高い職場では、「嫌われたらどうしよう」、「間違っていたら評価が下がるかも」などと心配せずに意見を言えます。
上司や同僚に気を遣う職場、意見を否定されたり批判されるのが当たり前の職場では、個人がどんなに優秀でも生産性は上がりません。
『心理的安全性のつくりかた』は、
心理的安全性が高い職場に必要な因子とリーダーのふるまい方がわかる本です。
<心理的安全性の4因子>
①話しやすさ:すべての土台
②助け合い :相互で補完し合える
③挑戦 :挑戦を得だと思える、失敗を恐れない
④新奇歓迎 :さまざまな個性を受け入れて所属意識を持たせることができる
心理的安全性が保たれているかチェックしてみましょう。
⇓くわしい要約はこちら
参考記事:『心理的安全性のつくりかた』の要約:脱ぬるま湯職場!心理的安全性の4因子とは?
『イシューからはじめよ』:問いの立て方が重要
ここからは問題解決における生産性についておすすめの本を2冊紹介します。
『イシューからはじめよ』の1番のポイントは、
取り組むべき問題(イシュー)の質が問題解決の答えよりも重要であること。
仮説を立てずに情報を集めて、力技で答えにたどりつくのは生産性が低いやり方です。
抽象的で何度か読み返しました。
コンサルタントなどの仕事をする人は必読の1冊ですが、
「難しそう…」と感じたら『生産性』を先に読むのがおすすめです。
⇓くわしい要約はこちら
参考記事:『イシューからはじめよ』は難しいけどおすすめの本!【要約でポイントを紹介】
『問題解決』:問題解決の手順を知る
『問題解決』は問題解決の手順をケーススタディを交えて解説した本。
問題解決の手順をまとめると、Where⇒Why⇒Howの順です。
Where:問題を特定する
Why :問題を深く広く正しく掘り下げる
How :意図を持って解決策(今までと違うこと)を実行する
さらに、現状の課題を解決するだけでなく、
より理想の姿に近づくための課題設定についても触れられています。
教科書のように学べました。
⇓くわしい要約はこちら
参考記事:【本の要約】『問題解決-あらゆる課題を突破するビジネスパーソン必須の仕事術』
『リミットレス 超加速学習』:自分の力を信じる
最後に、これまで紹介した本とは違ったアプローチで、
個人の能力を高めることで生産性を上げるための本を紹介します。
『リミットレス 超加速学習』でわかるのは、
脳をうまく活用することで自分の限界を超える方法です。
セルフトーク(自分の頭の中の声)をネガティブ⇒ポジティブに書き換える、
というマインド面の話から始まり、脳にいい食べ物や暗記術・読書術が載っています。
「もっと集中して作業に取り組めたら…」など、
自分のインプット/アウトプット効率を上げたい人におすすめです。
⇓くわしい要約はこちら
参考記事:メタ学習におすすめの本『リミットレス 超加速学習』の要約:自分の限界を超える
⇓紹介されている読書術を試した結果、読書スピードが約2倍になりました!
参考記事:速読は本当に読めているのか?内容を理解しながら速く読書する方法【無料でできる】
仕事の効率・生産性を上げるための本を無料で読む方法
この記事で紹介した本のうち、下記の本は耳で聴けるオーディオブックがあります。
・『生産性』
・『エフォートレス思考』
・『ワーク・ルールズ』
・『心理的安全性のつくりかた』
・『イシューからはじめよ』
・『問題解決』
・『リミットレス 超加速学習』
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参考記事:Amazon Audibleのメリット・デメリットまとめ!”耳で学ぶ”を新しい習慣にしよう
まとめ:仕事を効率よく行える思考法を身につけよう
・『生産性』でそもそも生産性とは何かを知る
・『エッセンシャル思考』で自分がやるべきことを絞る(それ以外は捨てる)
・『エフォートレス思考』で楽に成果を出してもいいと知る
・『がんばらない働き方』でやらないことを決める
・『ワーク・ルールズ』で生産性が高い人事制度を知る
・『心理的安全性のつくりかた』で生産性が高いチームをつくる
・『イシューからはじめよ』で問いの立て方の重要性を知る
・『問題解決』で生産性が高い問題解決手法を知る
・『リミットレス 超加速学習』で学び方を学ぶ
仕事を効率よく行うためのテクニックはいろいろとあります。
でも、「なぜそのテクニックで生産性が上がるのか?」を理解していなければ、
自分の仕事に合わせて活用するのは難しいでしょう。
まずは書籍で生産性とは何か?生産性が高いとは具体的にどういうことか?
を知るのが助けになると思います。
気になった本があれば読んでみてくださいね!
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本業の会社員では研修講師やファシリテーターをしています。コーチングも提供しているので興味がある方はぜひご検討ください。
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