【本の要約】『問題解決-あらゆる課題を突破するビジネスパーソン必須の仕事術』

【本の要約】『問題解決-あらゆる課題を突破するビジネスパーソン必須の仕事術』

『問題解決-あらゆる課題を突破するビジネスパーソン必須の仕事術』は、

ビジネスにおける問題解決の手順をわかりやすく解説した本。

 

問題解決の定番教科書をイメージして作成したそうです。

著者は『ロジカル・プレゼンテーション』でも有名な高田貴久さんです。

 

『ロジカル・プレゼンテーション』では論理的思考や思考の結果を伝えるスキル、

『問題解決』では分析・問題解決・戦略立案のスキルをカバーしています。

 

『問題解決』では、問題解決の手順をWhere⇒Why⇒Howの順で進めていきます。

 

目の前にある問題を解決するだけでなく、

あるべき姿(What)に到達するための考え方も紹介されています。

★『問題解決』の要約ポイント★

 

Where:もれのないデータを集めて感度の良い切り口で問題を特定

 

Why :問題を深く広く正しく掘り下げる

 

What  :あるべき姿の設定による問題認識が重要

 

How :現状を変えるには意図を持ってこれまでとちがうことをする

特にWhereの部分が丁寧に解説されている印象です。

 

とりあえずやってみる派の人、考えている時間がもったいないと感じる人には、Whereを考える必要性がよくわかるのでおすすめ!

 

この記事では『問題解決-あらゆる課題を突破するビジネスパーソン必須の仕事術』の要約を紹介します。

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『問題解決』の目次・構成

『問題解決』の目次は次のとおりです。

第1章 問題解決の手順

第2章 問題を特定する

第3章 原因を追究する

第4章 あるべき姿を設定する

第5章 対策を立案する

第6章 対策を実行する

第7章 結果を評価し、定着化させる

第1章が問題解決の手順の流れ、すぐHow思考に飛びつく危険性の話。

第2章がWhere、第3章がWhy、第4章がWhat、第5~7章がHowのPDCAサイクルです。

 

各章の冒頭には、ハードウェアメーカーでのケーススタディが挿入されており、

ビジネスの場での問題解決を疑似体験できる構成になっています。

 

問題解決や思考法の本は、抽象的な話に終始する本やぶつ切りの単純な例えばかりの本も多いです。

 

この本は各章の物語が続いていてある程度のボリュームがあり、

理解を助けてくれます。

『問題解決』の要約

『問題解決』の要約ポイントは次のとおりです。

★『問題解決』の要約ポイント★

 

Where:もれのないデータを集めて感度の良い切り口で問題を特定

 

Why :問題を深く広く正しく掘り下げる

 

What  :あるべき姿の設定による問題認識が重要

 

How :現状を変えるには意図を持ってこれまでとちがうことをする

1つずつくわしく紹介します。

 

Where:もれのないデータを集めて感度の良い切り口で問題を特定

有効な分析や対策を行うために、まずは問題を特定します。

 

問題の特定にはもれのないデータが必要。

もれのないデータを集めるためには、スコープ(対象範囲)を決めます。

全体が決まらないと、どこまで集めれば”もれがない”データなのか決められないからです。

 

もし売上が低迷している問題に対して問題解決するなら、

部署全体なのか、特定のチームなのか、個人の成績なのかで必要な情報量は変わります。

 

人によって捉えているスコープが違うかもしれません。

特に上司の指示で問題解決する場合、

上司が期待しているスコープはしっかり確認したほうが良いですね。

 

もれなくデータを集めたら、問題をしぼり込んでいきます。

問題をしぼり込むとは、感度の良い切り口で分けることです。

感度の良い切り口:問題点がかたまって浮き彫りになる切り方

 

感度の悪い切り口:問題点が分散していて特異点が見えない切り方

 

思考法の本をいろいろ読む中で、切り口や視点・着眼点について、

”感度の良い”や”筋の良い”という表現に出会います。

そこには標準化できない感覚や直感があるのでしょうね。

 

感覚的にわかるほど経験がなくても、

切り口のバリエーションがわかれば適宜当てはめて考えることができます。

<切り口の例>

 

・When :季節、時間帯、曜日など

 

・Where:地域、部署、工程など

 

・Who :性別、年齢、担当者など

 

・What   :商品、材料、業務など

問題点が浮き彫りになる切り口が見つかったら、

問題が問題である理由(=論拠)を明確にしましょう。

 

増減が大きい/改善の効果が大きい(伸びしろがある)/波及効果がある

などが当てはまります。

 

問題の優先度やなぜ取り組むのか?という理由を明確にするために、

論拠を言語化することが効果的です。

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Why :問題を深く広く正しく掘り下げる

問題が特定できたら、次に原因を追究します。

深く広く正しく掘り下げるためのポイントが多数紹介されています。

 

深く掘り下げるために、「なぜ?と5回は深掘りしろ!」と言われたことありませんか?

5回は例えの回数ですが、問いかけが浅いと根本原因までたどり着きません。

 

広く掘り下げるとは、もれなくだぶりなく考えることです。

1つの結果がさまざまな原因から引き起こされていることはよくあります。

もれなくだぶりなくのMECEやLISSが紹介されています。

 

LISS(Liner Independence and Spanning Sets)

MECEが足し算のもれなくダブりなく、

LISSは掛け算のもれなくダブりなくという考え方です。

 

因数分解することで、要素をもれなく考えることができます。

たとえば、売上=1人あたりの購入額×顧客数×リピート回数などです。

 

原因を追究するときは拡散思考でアイディアを出して良いのですが、

最終的に正しく掘り下げられたかは確認しましょう。

 

推測や思い込みで掘り下げているところはないか、データはあるのか、

論理の飛躍がないか、原因に対する固有原因になっているかなどを確認します。

 

”月曜日だけ売り上げが落ちる”という問題の原因が、”近くにライバル店ができたから”というのは固有原因になっていません。

(月曜日以外もライバル店は営業しているから)

 

机上の空論にならないように、

結論に影響するところはデータや一次情報を取るのが重要です。

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What  :あるべき姿の設定による問題認識が重要

問題には発生型と設定型の2種類あり、解決のアプローチが違います。

発生型:誰から見ても問題であることが明らか

原因を究明し、再発防止に力を入れる(マイナス⇒0に戻す)

 

設定型:あるべき姿と比較して問題だとわかる

あるべき姿を設定して問題認識を持つことから始める(0⇒プラス)

たとえば、”赤字である”、”離職率が高い”、”クレームが多い”などは発生型です。

問題であり解決しなければならないことはほとんどの人が同意するでしょう。

 

それに対して、”売上が5%しか上がっていない”、”新商品をリリースしていない”などは設定型です。

 

なぜ売上を5%ではなく10%上げないと問題なのか、

なぜ新商品をリリースしないことが問題なのかの説明が必要です。

 

自分がどちらの種類を扱っているかを把握しましょう。

問題解決に協力的でない人がいたら、そもそも問題だと思っていないかもしれません。

 

How :現状を変えるには意図を持ってこれまでとちがうことをする

対策について、本の中では次のように定義されています。

私たちは対策を「意図を持ってこれまでと違うことをおこなうこと」と定義している。これまでと同じことをいくら一所懸命やっても問題はいっこうに解決されないだろう。(中略)現状の原因構造のどこかを変えうる<これまでと違うこと>が対策には必須なのである。 p.255

 

アインシュタインは”同じことを繰り返しながら違う結果を望むのは狂気”と言ったそうです。

 

解決策は仕組み化して誰でもできる状態・元に戻らない状態を作りましょう。

 

Whyで分析した結果をふまえて、

この解決策が効果を発揮したらどのような状態になるか?をイメージし、

その通りになっているかを確認します。

 

原因A⇒原因B⇒原因C⇒結果Dという流れなら、

原因Aを解決すれば原因B⇒原因C⇒結果Dがプラスの変化になるはずです。

 

本では”ドミノの倒れ方をきちんと定点観測”(p.269)すると表現されています。

『問題解決』を無料で読む方法

 

『問題解決-あらゆる課題を突破するビジネスパーソン必須の仕事術』

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『問題解決』の感想:心に残ったポイント

『問題解決』の中で、個人的に心に残ったポイントを紹介します。

 

How思考の落とし穴

本の中で、繰り返し”How思考の落とし穴”に注意するよう呼びかけられます。

How思考とは、思いつきの解決策に飛びついて行き当たりばったりな対策をしてしまうこと。

 

特にHow思考の人が言いがちなセリフに心当たりがありませんか?

<How思考の人が言いがちなセリフ>

 

・考える時間がもったいない

 

・とりあえずやってみよう/やってみて考えよう

 

・行動したほうが早い  など

たとえ遠回りに見えても、問題の特定から始めて本当に効果的な対策に集中したほうが、

最終的に効率よく問題解決ができます。

 

仮に行き当たりばったりの対策が功を奏しても、再現性がありません。

(本の中では”闇夜で鉄砲を撃つ”と例えられています)

 

立ち止まって考える時間を取る勇気を持ちましょう。

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自責の視点

問題の原因を追究するところで、つい環境や社会、他人のせいにしてしまいがち。

 

自分には何ができるか?、自分に足りていないことは何か?という自責の視点を持つことで、

実行可能で効果的な対策にたどり着くことができます。

 

たしかに環境が原因のこともあります。

 

ただ、自分でコントロールできないことに原因を求めると、

問題を解決できる!という気持ちが持てませんよね。

 

対策を打ち、問題を解決することを第一義に考えると、必ず「自分を主語」として、すなわち自責の視点で、自分がやれていなかったことは何かという観点で考えを深めていく必要がある。 p.141

 

”自責”と書くと自分を責めているようですが、

自分にできることにフォーカスすると捉えればポジティブに受け止められます。

まとめ:問題解決は正しい手順で実践しよう!

・問題解決はWhere⇒Why⇒Howの順で進める

 

・いきなり具体的な解決策に飛びつくHow思考は封印する

 

・問題を特定するにはもれなくデータを集めて切り口を考える

 

・原因の追究は深く広く正しく深掘りする

 

・問題には発生型と設定型(What:あるべき姿とのギャップ)がある

 

・解決策は仕組み化と定点観測が大切

 

・他人や環境に原因を求めず、自責の視点で考える

まず問題を特定することの重要性がよくわかる本でした。

 

問題は誰でも同じように認識していると思いがちですが、

どこがどう問題なのか?をしっかり合意しておくことが肝心です。

 

思いついた解決策を片っ端から試すのは効率が悪い、

と肝に銘じます!

 

★今回紹介した本★

 

 

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