エッセンシャル思考を要約まとめ!デメリットや実践の注意点はある?

アイキャッチ_エッセンシャル思考のデメリット

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エッセンシャル思考はベストセラーのビジネス書。

 

『より少なく、しかしより良く』、

本当に重要なことに集中して最大の成果を出すという考え方です。

 

本当に重要なことを見極めて、それ以外を捨て、そのプロセスをしくみ化する方法

解説されています。

 

 

エッセンシャル思考は、

忙しいけど成果が出ている気がしないと感じる人にぴったり。

 

ただ、エッセンシャル思考にはデメリットもあります。

重要なことを見極めるのが難しい

 

・嫌われる・周りから浮くリスクを受け入れる

 

・トレードオフで視野が狭くなる

 

デメリットに注意して実践すれば、

エッセンシャル思考は人生の満足度を上げてくれます。

 

やりたいことをやっている時間がどんどん増えていくので、

夜眠るときに「今日も充実していたな~」と感じられますよ!

 

この記事では、エッセンシャル思考の要約と実践する上で知っておきたいデメリットを紹介します。

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エッセンシャル思考とは?

エッセンシャル思考

エッセンシャル思考とは、本当に重要なことを選択して集中しようという思考。

 

世の中の大半のことは重要でないこと(ノイズ)という前提で、

数少ない重要なことを見極め、それ以外はきっぱりNOという姿勢です。

エッセンシャル(essential)= 本質的 = 本当に重要なこと

 

エッセンシャル思考で大切な3ステップ

 

エッセンシャル思考を実践するには3つのステップがあります。

・見極める:重要なことを選択する

 

・捨てる :重要なこと以外を捨てる

 

・しくみ化:選択と集中をしくみ化する

 

見極める

まず、考える時間と環境を整えます。

今は24時間たくさんの情報にアクセスでき、1人でゆっくり考えられる時間がありません。

 

現代人が1日に目にする情報量は江戸時代の人の1年分だそうです!

 

情報を遮断して、

自分にとって何が大切か・自分のやりたいことは何かを見つめる時間を取ります。

 

絶対にYES!以外はNO!

 

絶対にYESというのは、「これしかない!」と思えることです。

それ以外はすべて断ります。

 

捨てる

 

捨てるために必要なのは、目的を完全に明確にすることです。

 

”完全に”というのがポイント。

完全に明確な目的が他人の依頼や誘いを断るモチベーションになります。

 

だから、目的に沿わないことに強くNOと言えるくらい明確な目的を持つのが重要です。

 

”明確さは力である”という格言を思い出しました。

手に入れたいものは明確にしないと手に入らないのです。

 

エッセンシャル思考には断り方のハウツーも書いてありますが、

それは個人の性格や状況によるので枝葉の部分だと思います。

 

目的が完全に明確になっていれば、強い心で捨てる(断る)ことができます。

 

しくみ化

 

見極めて捨てることを毎回努力して行っていると継続できません。

エッセンシャル思考をしくみ化するコツも紹介されています。

 

個人的に1番重要だと思うのは習慣化です。

 

いつも自分の明確な目標を念頭におき、

当然のように「本当に重要なことは何か」を基準に物事を選ぶようにするのです。

 

これは実践するのが難しそうですね。

 

まずは反応的にYESと言わない(引き受けない)、

考える時間を取ることからはじめましょう。

 

エッセンシャル思考のデメリット

情報が多くて他人に流されている人にはエッセンシャル思考が有効です。

ただ、エッセンシャル思考にもデメリットがあります。

エッセンシャル思考2

デメリット1:重要なことを見極めるのが難しい

 

最大のデメリットは、重要なことを見極めるのが難しいことです。

 

見極めるための具体的な方法としては、

考える時間を取って毎日記録して自分を見つめ直すことが推奨されています。

 

しかし、いくら考えたところで、

経験したことがないことを自分にとって重要かどうか判断するのは至難の業です。

 

たとえば、新入社員が頼まれた仕事に対して、

「自分にとって重要なことか?」を判断するのは難しいですよね。

 

経験が長い上司のほうが仕事に対する視野が広く、

新入社員には見えていない仕事の意義や目的があるかもしれません。

(それを説明するのも上司の仕事ではありますが・・・)

 

まずは視野を広げるために1回やってみる・期限を決めて取り組む姿勢が必要です。

 

自分にとって重要かという基準を、

やる前からやりたくない・めんどくさいと感じたときの言い訳

使わないように気をつけましょう。

 

単純に”自分の視野の中で重要だと思わないことはやらない”と判断するのは危険です。

 

デメリット2:嫌われるリスク・周りから浮くリスクを受け入れる

 

捨てること=自分には重要でないことにNOということです。

NOと言われたほうはむっとしたり、残念に思ったりするでしょう。

 

嫌われたり、周りから浮いたりするリスクはあります。

 

もちろん、嫌われたくないから引き受けるのは充実した人生とはいえないですが、

エッセンシャル思考に嫌われる覚悟・周りに流されない強い心は必要です。

 

”断ることが敬意に変わる・必ずしもマイナスにならない”とも書かれています。

しかし、それは理想論で、現実はなかなか難しいなと感じますよね。

 

部下に仕事を断られて、「あいつは何が重要かわかっているヤツだ」なんて思ってくれる上司は、そもそも意味のない仕事を振ったりしない…

 

エッセンシャル思考は、仕事が選べるフリーランスや経営者のほうが実践しやすいです。

会社員が本の通りに実践するのは、メンタルの強さと嫌われる勇気が必要かも。

 

デメリット3:トレードオフで視野が狭くなる

 

トレードオフを意識しすぎると、二者択一で視野が狭くなるデメリットがあります。

 

重要なことを見極めるとき、トレードオフを意識して選ぶとされています。

トレードオフ: 何かを得れば何かが得られない関係、両立できないこと

 

コストが上がれば利益が下がる、商品の品質を上げると価格が上がる、

残業すれば家族との時間が減る、など。

たとえば、何かで成果を残そうと思ったら、

家族/仕事/健康/友人・趣味の時間をすべて選ぶことはできません。

 

トレードオフを意識しすぎると、

仕事に専念したいから一生独身だ、家族が大切だから仕事はほどほどでいいや、

などと二者択一になりがちです。

 

しかし、本当にトレードオフの関係なのか?と疑うと、

そうでもないことも多いです。

 

お互いのビジネススキルを高め合ったり協力できたりする結婚相手が見つかるかもしれません。

 

仕事をする姿を子どもに見せることは、子どもの教育にとってもプラスになったり・・・

 

また、人生の段階によって、何が重要かは変わります。

 

子どもが小さいうちは家族優先でも、

子どもが高校生になったら仕事が重要に思えてくるかも。

 

子どもが小さいときに仕事をばっさり切り捨ててしまうと、

仕事を大切にしたくなったときの選択肢を狭めてしまう恐れもあります。

エッセンシャル思考を実践するときの注意点

デメリットを踏まえた上で、エッセンシャル思考を実践するときの注意点を紹介します。

 

やったことがないことはまず少しやってみる

自分にとって重要か見極めるときに、

やったことがないことならば少しでもやってから判断してみましょう。

 

まったく知らないのに先入観でやらないと決めるのは、

自分の可能性を閉ざしてしまうかもしれません。

 

やったことがないことをやってみる大切さは、

SHOWROOM前田裕二さんが発案したたこわさ理論がわかりやすいです。

 

たこわさ理論とは?

たこわさを食べたことがない人は、「一番好きな食べ物は?」と聞かれてたこわさとは言わない。

知らないものはそもそもやりたいと思い浮かばない、という理論です。

 

エッセンシャル思考では、”遊び”という章があります。

遊びを通して視野を広げる、感性が養われるということ。

 

だから、エッセンシャル思考では視野が狭くなるというデメリットに対する答えを

用意しているといえます。

 

ただ、効果の即効性を感じにくく抽象的なためか、

要約チャンネルなどでは省略されがちです。

成果を出すことで認めてもらう

 

エッセンシャル思考を実践することで、

職場環境によっては、「断るなんて何事だ!」と叱責されるかもしれません。

 

きっぱりと断れなくても、

「本当に重要なのは何か?」を意識するだけで少しずつ主体性は養われます。

 

本当は重要ではないから、及第点の出来で早く提出しよう。

とても重要な仕事だから、じっくり時間をかけて完成度を高めよう。

などとメリハリをつけた仕事の進め方ができますよね。

 

成果を出す人は上手にサボる人という説もあります。

 

そして、成果を出すことができれば、

断れなかった上司も意見を聞いてくれるかもしれません。

 

仕事を振ってくる他人を変えようとするのではなく、

自分で成果を出すことで他人に影響力を及ぼしましょう。

 

ゼロベース思考で二者択一から抜け出す

 

トレードオフを意識しすぎてしまう対策として、

ゼロベース思考でそもそもの前提を疑うと視野が広くなります。

ゼロベース思考:

既成の枠組みや慣習などに捉われず、何もない状態から自由な発想で考えること

 

仕事と家庭をトレードオフと考える背景には、

・仕事を優先すると家族が犠牲になる

・仕事の成果は時間に比例する

・家庭への貢献は仕事にまったく役に立たない

などの前提があります。

 

本当にその前提が正しいのか?を検証することで、

新しい選択肢が生まれることもあります。

 

たとえば、時短勤務を経験することで仕事の生産性が上がったり、

家族と過ごす時間の中から新商品のアイディアが浮かんだりする事例もありますよね。

 

「そもそも本当にトレードオフなのか?」と疑うことで、

どちらも大切にできる第三の選択肢が見つかるかもしれません。

 

 

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『エッセンシャル思考』の次に読むなら?おすすめ本3選

 

『エッセンシャル思考』とあわせて読みたい3冊を紹介します。

 

①『エフォートレス思考』

 

『エッセンシャル思考』の著者が、いちばん楽なやり方で成果を出す方法を解説した本。

エフォートレス(effortless)とは、”努力を必要としないで”という意味です。

エッセンシャル思考:いちばん大事なことを優先する(What)

 

エフォートレス思考:いちばん楽なやり方で成果を上げる(How)

あわせて読むことで、いちばん大事なことを楽に達成する思考が身につきます!

 

参考記事:『エフォートレス思考』の要約:いちばん大事なことをいちばん簡単にやるには?

②『0ベース思考』

 

ゼロベースで前提を疑う姿勢については、その名も『0ベース思考』という本があります。

当たり前や常識を疑う楽しさ・面白さがわかる本です。

知っているふりをやめることから始めよう!

参考記事:『0ベース思考』の要約:社会常識や一般的な基準を超えて自由に考える

③『ワンシング』

 

『エッセンシャル思考』と同様、一点集中する大切さがわかる本。

問題の勘所、ここを変えれば一気に変わるというドミノの1つ目を倒す。

ドミノの比喩が心に刺さりました!

 

参考記事:『ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果』の要約:ドミノ効果で大きな成功を手に入れる

まとめ:エッセンシャル思考で後悔しない人生を送ろう!

・エッセンシャル思考は本当に重要な数少ないことを選んで集中すること

 

・本当に重要なことを見極めて、それ以外を捨てて、しくみ化する

 

・エッセンシャル思考のデメリット

 ‐重要なことを見極めるのが難しい/嫌われるリスク/視野が狭くなる

 

・やったことないことはまず経験してみる

 

・仕事にメリハリをつけて成果を出す

 

・ゼロベース思考で前提から疑ってみる

エッセンシャル思考は、

自分の人生の選択権を他人や情報に奪われがちな現代に必要な思考です。

 

本当に重要なことに集中することで、悔いのない人生を送ることができます。

 

ただ、早くから自分の興味・関心を絞り過ぎると

自分の可能性を狭めてしまう恐れがあります。

 

自分の考えを過信しすぎない大らかな気持ちと遊び心があれば、

楽しんでエッセンシャル思考を実践できそうです。

 

 

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