『メモの魔力』の要約:知的生産としてのメモで抽象化能力を鍛える

『メモの魔力』の要約:知的生産としてのメモで抽象化能力を鍛える

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『メモの魔力』は、メモによる知的生産の方法がわかる本。

著者はSHOWROOMの社長である、前田裕二さんです。

 

自分のリフレクション(内省)に使えば、自分の価値観を知ることにも活用できます。

 

知的生産のメモの型はファクト(事実)⇒抽象化⇒転用

具体と抽象の行き来で思考力を鍛える方法もわかります。

読めばメモを取りたくなるはず!

★『メモの魔力』の要約ポイント★

 

・知的生産のためにメモを取る

 

・事実(ファクト)⇒抽象化⇒転用をメモ

 

・メモで自分軸を見つけて個の時代を生き抜く

自己分析をする就活生、転職や起業など人生の選択に迷っている人には自分の価値観を知るヒントになります。

この記事では『メモの魔力』の要約まとめを紹介します。

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要約①:知的生産のためにメモを取る

 

メモには大きく2つの役割があります。

・記録のためにメモを取る(おつかいメモ等)

 

・知的生産のためにメモを取る(アイディア、付加価値のヒント)

ある情報を記録しておくのはコンピューターの得意分野なので、人間は知的生産のために時間を割くべきです。

知的生産のためのメモは、事実の記録を一歩進めて思考を深めてアイディアや新しい行動にするために取ります。

 

知的生産のメモには次のようなメリットがあります。

・アイディアが出せるようになる

 

・情報をキャッチする感度が上がる

 

・熱心に聞いている姿勢を示せる

 

・構造化/言語化能力が上がる

単なる事実から抽象化した構造を他の事象に適応させれば、アイディアに変わります。

 

いつもメモをしよう!知識を得よう!と前のめりでいることで、

いままで素通りしていた情報をキャッチできます。

一種のカラーバス効果ですね。

たとえばラッキーカラーは赤と言われると赤いものが目に入る。

情報を得ようと思うと情報アンテナの感度が良くなります。

 

メモを取りながら聞くと、話し手にどん欲さ・好奇心が伝わって話を引き出しやすくなり、

抽象レベルで考える訓練ができるので話の流れが把握しやすくなります。

 

メモで鍛えられる能力は、デジタル化が進む中で人間にしかできない能力ばかりです。

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要約②:事実(ファクト)⇒抽象化⇒転用をメモ

メモの魔力

メモの具体的な取り方は次のとおりです。

事実(ファクト):起きたこと・聞いたことをそのまま記録

抽象化     :本質を見抜く、汎用性を持たせる

転用      :どう生かすか

抽象化とは、具体的な事柄から規則やパターン、構造を抜き出すことです。

 

「なぜ?」や「どういうことが言えるか?」を考えることで抽象度のレベルを上げ、

自分の課題や目標に転用できるアイディアや行動につなげます。

 

抽象化の考え方として、能の世阿弥が述べたとされる我見・離見の考え方が紹介されています。

我見:自分の目から見た自分

 

離見:客観的に見た自分

世阿弥は我見を離見に一致させること=観客が見るように自分を見ることの重要性を説きました。

つまりメタ認知ですね!

メタ認知

 

⇓抽象化思考をもっと知りたい方には『具体と抽象』がわかりやすいです。

参考記事:『具体と抽象』の要約まとめ:本質を見抜く人・創造性が高い人はどんな思考をしているのか?

抽象化ゲーム

抽象化思考を鍛える方法として、抽象化ゲームが紹介されています。

 

<やり方>

”AはBである”と言ってみる⇒あとからつながり(なぜか?)を考える

 

Aは抽象度が高い言葉(人生、仕事、幸せなど)、Bは目の前にあるような具体的なものにします。

たとえば、”人生は小籠包である”と言ってから、後付けで理由を考えるのです。

要約③:メモで自分軸を見つけて個の時代を生き抜く

 

メモを自己分析に使えば、自分の価値観がわかります。

 

自分の過去の経験や浮かんだ感情を事実として捉えて、

「そこから何が言えるか?」、「なぜそう思うのか?」を深掘りするのです。

メモがリフレクション(内省)の方法として活用できます。

 

”自己分析は就活生のもの”と思っていませんか?

しかし、何歳だとしても自分の価値観・自分の人生の軸を把握していることはとても重要です。

 

個の時代と言われるなかで自分の軸が定まっていないと、

どうすれば自分は幸せな状態でいられるのかがわかりません。

 

自分の価値観をストーリーまで昇華させることで、

人に伝えられる⇒仲間をつくる/応援されることができます。

人を動かすストーリーはコミュニティ運営やファン化に必須です。

 

自己分析に使える質問集が巻末付録についています。

(なんと1000問!)

 

時間をとって、メモと向き合ってみましょう!

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『メモの魔力』を無料で読む方法

 

『メモの魔力』は耳で聴けるオーディオブックがあります。

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前作『人生の勝算』もあわせて読めます。自己分析の質問はPDFで参照可能です。

 

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『メモの魔力』の次に読むなら?おすすめ本3選

 

『メモの魔力』とあわせて読みたい3冊を紹介します。

①『人生の勝算』

 

コミュニティやファンを巻き込んだビジネスの起業ストーリーがわかります。

 

コミュニティに求められるのはインタラクション(相互作用)であり、

余白と常連客が必須要素です。

参考記事:『人生の勝算』の要約まとめ:人生のコンパスは持っているか?

 

②『0秒思考』

 

知的生産のためのメモ術に関する本。

 

『メモの魔力』と違うのは時間制限を設ける点です。

制限時間内にメモを取ることで思考スピードが上がる気がします。

参考記事:『0秒思考』の要約とやり方:メモ書きに思考を深める効果があった

 

③『リフレクション 内省の技術』

 

自己分析のメモでやっているのはリフレクション(内省)です。

リフレクションについて理解を深めたい人は『リフレクション 内省の技術』がおすすめ。

参考記事:『リフレクション 内省の技術』の要約:経験から学びを得るために自己理解を深めよう

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まとめ:『メモの魔力』で人生のコンパスを見つけよう

・知的生産のためにメモを取る(情報感度が上がる、思考力が鍛えられる)

 

・知的生産のメモの型:事実⇒抽象化⇒転用

 

・具体的な事象から「なぜ?」・「どんなことが言えるか?」を考える(抽象化)

 

・メタ認知で主観から距離を置く

 

・自己分析にメモを使うと自分の価値観が見えてくる

 

・自分の軸=人生のコンパスを持っていると自分を幸せにする方法がわかる

今まで頭の中で完結していた考えを、ぜひメモでアウトプットしてみたくなりました。

 

抽象レベルで考えること、手で書くこと、書いたことを客観的に眺めることで、

ただぼんやり考えるよりも自分の価値観やアイディアがくっきりする気がします。

ぜひ読んでみてくださいね!

 

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