『マイノリティデザイン』の要約:弱さは誰かの強さを引き出す力である

『マイノリティデザイン』の要約:弱さは誰かの強さを引き出す力である

『マイノリティデザイン』は、

弱さを社会の伸びしろと捉えて生かす社会つくりがテーマの本です。

 

著者の澤田智洋さんは、コピーライターとして広告業界で働いていましたが、

視覚障害のある息子さんをきっかけに福祉業界に飛び込んだそうです。

 

障害やコンプレックスをもっと社会が良くなるチャンスと捉え直して、

さまざまな取り組みをされています。

 

弱さ、弱点、苦手なことの捉え方がガラッと変わりました。

 

★『マイノリティデザイン』の要点ポイント★

 

・マイノリティデザインとは弱さと誰かの強さを組み合わせること

 

・納品思考を抜け出して才能の使い道をスライドする

 

・自分のマイノリティの部分と向き合う

「自分には何の強みもない、ダメなところばかり…」と考えている人、

「自分の仕事になんの意味があるのか?」と悩んでいる人におすすめです。

 

ビジネス書や福祉関連の本というより、エッセイ、生き方の本だと感じました。

この記事では『マイノリティデザイン』の要約と感想を紹介します。

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『マイノリティデザイン』の要約

『マイノリティデザイン』の要約ポイントは次のとおりです。

★『マイノリティデザイン』の要点ポイント★

 

・マイノリティデザインとは弱さと誰かの強さを組み合わせること

 

・納品思考を抜け出して才能の使い道をスライドする

 

・自分のマイノリティの部分と向き合う

1つずつ詳しく紹介します。

 

マイノリティデザインとは弱さと誰かの強さを組み合わせること

 

マイノリティとは社会的弱者と訳されることが多いですが、

著者は社会の伸びしろ・社会をもっと良くするきっかけのようにポジティブに捉えています。

 

マイノリティデザインとは、弱さと誰かの強さを組み合わせることです。

 

弱さを持つほうが一方的に助けられるのではなく、

弱さが誰かの強さを引き出すエネルギーになっています。

 

たとえば、タイプライターは視力を失いつつある恋人が文字を打てるように、と発明された説があるそうです。

 

障がいに対しては医学モデルと社会モデルという2つの考え方があります。

医学モデル:不便なのは障がいがあるから

段差がある⇒リハビリ等で段差を昇れるようにする

 

社会モデル:不便なのは社会に問題があるから

段差がある⇒段差をなくす

社会モデルで考えることで、障がいに限らず、自分の弱さを社会に問いかけやすくなるでしょう。

 

誰かの個人的な困りごと、できないことを解決することが、

多くの人にとっても便利なもの・魅力的なものにつながる可能性があります。

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納品思考を抜け出して才能の使い道をスライドする

 

マイノリティデザインで弱さと強さを組み合わせることは、

強さを生かす側にも救いになります。

 

情報のスピードが早く、どんどん情報もサービスも消費される時代に、

「自分の仕事の意味はなんだろうか?」と疑問に思う人も少なくないでしょう。

 

著者は多くの人が納品思考に陥っていると言います。

納品思考:次々と納品すべき仕事に追われて才能が消費される

自分がいなくても問題ない仕事、すぐに消費されて忘れ去られてしまう仕事に忙殺され、

クリエイティブな能力やモチベーションが低下してしまいます。

 

自分の才能をもっと自分のために使っていい、

自分のスキルを自分が居心地の良い社会にするために使う。

 

著者のコピーライターとしての仕事は広告業界では代わりが効くものでしたが、福祉業界ではとても感謝されるものでした。

広告費が使えるような、いわゆる強者をもっと強者にする仕事より、マイノリティの課題から社会をよくする仕事がしたい、と思ったそうです。

 

過去のぼくが出してきたアイディアはスピード、スケール、ショートでした。つまり、すばやくアイディアを出し、なるべく多くの人に知ってもらい、短い期間でその役割を終えていく。でも今は違います。スロー、スモール、サステナブルなんです。ゆっくりと小さく生み出し、じっくり育てていく。だからこそ、持続可能な長生きするアイディアになる。さて、どちらの3つのSが良いでしょうか。

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自分のマイノリティの部分と向き合う

 

マイノリティと聞くと障がい者やLGBTの方を連想しますが、

人はだれでもマイノリティとマジョリティの部分があります。

 

苦手なこと、黒歴史、コンプレックスを伸びしろと捉え直すことは、

自分が生きやすくなって自己肯定感が上がりそうです。

 

自分と向き合う方法として、自分あての企画書を書くことがおすすめされています。

”自分御中”と書いて、自分がもっと幸せに生きる企画を提案します。

 

自分の分析法が4つ紹介されていました。

・マイベスト喜怒哀楽:人生で一番喜怒哀楽を感じたのはいつ?

 

・貢献ポートフォリオ:何に何%貢献している?それは理想的?

 

・自分の得意技を知る:スーパーマンだったらどうやって他人を助ける?

 

・自分の苦手を知る :生まれ変わったときになくなってほしいもの金銀銅は?

自分を知ること、特にフタをしがちな弱さに向き合うことで、

自分の人生をもっとよくできるチャンスが見つかるかもしれません。

 

自分もマイノリティの部分がある、と認識すれば、

”あの人はマイノリティだ”という線引きがなくなります。

 

みんなが自分の弱さをオープンにして助けを求められる社会が理想だな、と思いました。
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『マイノリティデザイン』のオーディオブック

 

『マイノリティデザイン』は耳で聴けるオーディオブックがあります。

 

『マイノリティデザイン』は聞き放題対象外ですが、

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『マイノリティデザイン』の次に読むなら?おすすめ本3選

 

『マイノリティデザイン』とあわせて読みたい3冊を紹介します。

①『共感という病』

 

共感したい人だけにスポットライトを当てることで他の人を排除してしまう、

共感を利用したマーケティングで共感疲労をしてしまう等、

”共感にどこか感じていた違和感”が言語化されています。

なんでもかんでも”共感が大事”となると、

共感の仕方も気を付けないと誰かを傷つけてしまいます。

参考記事:『共感という病』の要約:共感されない人をどうやって助けるか?【惻隠の情と社会規範】

②『ケーキの切れない非行少年たち』

 

認知のゆがみが非行の原因になっていることを指摘した、精神科医の著作です。

 

認知トレーニングをすることでゆがみを改善でき、

それは非行に走っていないけれど軽度の知的障害を持つ人にも役立ちます。

参考記事:『ケーキの切れない非行少年たち』の要約と感想:認知機能のゆがみの早期発見が重要

 

③『Compassion(コンパッション)』

 

コンパッション(慈悲)は他者のために感じること、自分自身と相手と共にいる力。

他者と協力して生きていくために、人間に本能的に備わっている力です。

 

しかし、現代はスピード重視、デジタル機器で注意力が奪われる等によって、

意識しないとコンパッションは弱まってしまいます。

 

コンパッションを発揮して、他者の弱さもありのまま受け止めると、

より生きやすい社会のためにどうすればいいか見えてきそうです。

参考記事:『Compassion(コンパッション)』の要約:自分自身や相手と共にいる力

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まとめ:自分の中のマイノリティを見つめる

・マイノリティデザインとは弱さと誰かの強さを組み合わせること

 

・社会モデルで考えると、自分の弱さを社会に問いかけやすくなる

 

・自分のスキルを自分が居心地の良い社会にするために使う

 

・自分もマイノリティの部分があると認識すれば優しい社会になる

”マイノリティ=かわいそうだから支援しよう”ではなく、

マイノリティの弱さや不便が社会のパワーになる可能性を知れた本でした。

 

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