『「僕たちのチーム」のつくりかた』は、ファシリテーター型の聞くリーダーシップを実践する本。
1on1、会議、ゴールの共有など、フラットに聞くリーダーのコミュニケーションについて学べます。
1人ひとりの才能と情熱をとき放つ。そんな理想のリーダー像を持っている人におすすめです。
★ 『「僕たちのチーム」のつくりかた』 の要約ポイント★
・リーダーの仕事は環境づくりと関係性づくり
・効果的な1on1のやり方
・会議でフラットに議論する方法
組織は1人ひとりの関係性の集まりだと実感できる本でした。
この記事では 『「僕たちのチーム」のつくりかた』 の要約を紹介します。
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目次
要約①:リーダーの仕事は環境づくりと関係性づくり
正解がわかっている問題を効率的に解くアプローチから、正解をみんなで見つけるアプローチに変わっていくなか、ファシリテーターのリーダーが求められます。
ファシリテーターとは、発言を促したり、発言しやすい場をつくったりする人です。中立な立場を保ちながら、チームの目的に沿ってみなが納得できるような合意形成を目指します。
ファシリテーターとしてのリーダーには2つの役割があります。
①環境づくり
②1人ひとりの才能と情熱をとき放つ
リーダーの役割①:環境づくり
リーダーは、職場がメンバーの来たくなる場所になるようにします。
物理的な場所だけでなく、オンラインミーティングが楽しみになるというのも来たくなる場所の一例です。
来たくなる場所には、意見が言いやすい空気、互いに存在を認めていると感じられる空気が必要です。
たとえばチェックイン(最初に今感じていることを言ってもらう)などを活用し、小さな声にも耳を傾ける姿勢を見せましょう。
リーダーの役割②:1人ひとりの才能と情熱をとき放つ
リーダーのコミュニケーションは2種類あります。
1対Nでみんなに同じことを伝えるプレゼンと、1対1×Nで1人ひとりに働きかける1on1のようなコミュニケーションです。1対1のコミュニケーションでは、そのときぶつかっている壁やキャリアプランなど、個人個人で異なる課題をメンバー自身で解決するサポートします。
どちらも大切であり、とにかくたくさん話してたくさん聞けば、関係性は改善します。
メンバーのことをたくさん知ること、そしてリーダー自身のことをたくさん知ってもらうことが重要です。
あなたはメンバーのことをどのくらい知っていて、自分のことをどのくらい知ってもらっているでしょうか?
要約②:効果的な1on1のやり方
1on1はメンバーと1対1で話すことです。
大切なのは、メンバーのための時間であると意識すること。リーダーが気になっていることを聞きだす時間ではありません。
メンバーのための時間ですから、メンバーの話に耳を傾けていっぱい話してもらいましょう。
1on1で効果的な質問のポイントが2つあります。
・抽象⇔具体:というと?⇔具体的には?
・深める⇔広げる:もう少しくわしく教えて⇔ほかにある?
ずっと抽象的なことを話しているメンバーには、「具体的には?」「たとえば?」等で具体化を促します。逆に個別の具体的な事象ばかり話しているメンバーには「というと?」「それから何が言える?」と抽象化を促します。
問題の原因や価値観がありそうなところ、あっさり過ぎそうなところには「もう少しくわしく教えて?」と深め、一方1つのことにこだわっているように見えたら「ほかになる?」と視野を広げる問いかけをします。
1on1で質問しても「別に」「特にありません」しか返ってこない場合、それは普段の人間関係ができていない、1on1以前の問題です。日頃の声かけや関わりから改善していきましょう。
1on1はただ愚痴を聞くだけでなく、目標達成と成長を支援する取り組みです。
経験学習サイクルを意識して、内省を促すように話を聞きます。
How:やってみてどうだった?
Where:どこがうまくいった/うまくいかなかった?
Why:それはなぜ?
When/What:いつ・何をする?
1on1のときには間を取ってメンバーが考える時間を与えましょう。
要約③:会議でフラットに議論する方法
1on1は対話ですが、会議では1対Nでフラットに議論を行います。
会議の前に、まずイシューを共有します。イシュー(論点)は何を解決すべきか、解像度を上げて定義します。
そして、参加者には結論と根拠をつくり、ひとまずポジションをとるように依頼します。ここからようやく会議スタートです。
・イシュー、ゴールの確認
イシューと会議のゴールを改めて確認する
・アイスブレイク
チェックインなどで声を発してもらう
・情報共有
議論に必要な情報をサラッとおさらいする
・全員に意見を出してもらう
全員に結論と根拠を聞く(最初の人はハードルが高すぎないほうがいい)
・議論
ピラミッドストラクチャーを修正していく
・結論を出す
議論後にあらためて意見を聞く
どうやって決めるかも話す
特に参考になったのは、全員に意見を出してもらうとき最初の人は立派すぎない意見を言いそうな人に振る、という点です。そのあとに発言する人のハードルが下がります。たしかに、最初から役職が高い人に振ると、あとから反対意見が言いにくいですね。
議論では、各自が持ち寄った結論ー根拠を元に、全体の結論のピラミッドストラクチャーを修正していきます。
結論は、安易に多数決や役職者の決定に頼らず、話し続ければ対立が解消すると信じて議論を尽くします。
フラットであるためには、お互いが違う存在だけれども理解し合える存在であると信じて話す時間を惜しまないことが重要なんですね。
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『「僕たちのチーム」のつくりかた』 の次に読むなら?
『「僕たちのチーム」のつくりかた』 とあわせて読みたい3冊を紹介します。
①『1分で話せ』
『「僕たちのチーム」のつくりかた』と同じ著者の本です。
・わかりやすい説明の型(結論+根拠3つ+たとえば)
・論理(左脳)とイメージ(右脳)で伝える方法
など、相手を動かすプレゼンの具体的なコツがまとまっています。
こちらもAudibleで聴くことができます。
参考記事:『1分で話せ』の要約まとめ:相手を動かすためのプレゼンのコツがわかる
②『だから僕たちは、組織を変えていける』
やる気に満ちたやさしいチームのつくり方がわかる本です。
組織の人間関係の質を改善するポイントがよくわかります。
参考記事:『だから僕たちは、組織を変えていける』の要約まとめ:関係の質を高めるには?
③『シリコンバレー式最強の育て方』
部下と信頼関係を築いて成長を支援するためのコミュニケーション、1on1の方法がわかる本です。
目標設定や評価、経験学習を促す問いかけがわかります。
参考記事:『シリコンバレー式最強の育て方』の要約まとめ:1on1の具体的な進め方やコツがわかる
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