『コーチング・バイブル(第4版)』の要約:コーアクティブコーチングとは?

『コーチング・バイブル(第4版)』の要約:コーアクティブコーチングとは?

『コーチング・バイブル(第4版)』は、

コーアクティブコーチング・モデルが体系的に学べる教科書的な本です。

※改版を重ね、2021年現在の最新版は第4版(2020年)。

 

コーアクティブコーチングとは、クライアントとコーチの意図的な協働関係のことです。

 

コーアクティブコーチングとはどのような関係で、

コーチにどんな資質が求められるかが分かります。

★『コーチング・バイブル』の要約ポイント★

 

・コーアクティブコーチングとは意図的な協働関係である

 

・人にはもともと力があると信じる(×助けが必要な弱い存在)

 

・傾聴には3つのレベルがある

コーチとクライアントの関係だけでなく、

リーダーと部下の間で行われるコーチング的な会話についても解説されています。

 

コーチが本業ではなく、

リーダーとしてコーチングスキルを身につけたい人にもおすすめ!

この記事では、『コーチング・バイブル』の要約と感想を紹介します。

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『コーチング・バイブル』の要約

『コーチング・バイブル』の要約ポイントは次のとおりです。

★『コーチング・バイブル』の要約ポイント★

 

・コーアクティブコーチングとは意図的な協働関係である

 

・人にはもともと力があると信じる(×助けが必要な弱い存在)

 

・傾聴には3つのレベルがある

コーチの資質は5つありますが、要約ポイントは特に重要な傾聴に絞りました。

1つずつ詳しく紹介します。

 

コーアクティブコーチングとは意図的な協働関係である

 

コーアクティブとは協働的であるという造語です。

 

クライアントとコーチで協力して関係を作っていくコーチングを

コーアクティブコーチングと言います。

 

『コーチング・バイブル』の中で、

コーアクティブコーチングはダンスに例えられていました。

 

コーチがリードするときもあれば、クライアントがリードするときもある。

そして、どっちがリードしているかわからないときもある。

たしかにダンスは両者が協力しないと成立しませんよね。

 

コーアクティブコーチングでは協働的に関係を作るので、

どうコーチしてほしいか、関係をどうデザインするかを共に考えます。

 

コーアクティブコーチングの関係の特徴を2つ紹介します。

 

真実が語り合える関係

クライアントとコーチは対等な関係です。

 

生徒と先生、親子、上司と部下のような上下関係ではないので、

どう見られるか・どう評価されるかを気にせずに真実を語り合う関係を構築します。

 

本物の関係とは良い人でいることではなく、真実を語ることで築かれるのです。

 

クライアントだけでなく、コーチも真実を語ります。

 

「コーチ契約を継続してほしいから嫌われたくない」などと考え、

厳しいことを言わないコーチは逆に信頼を失ってしまうかもしれません。

 

上司がコーチングする場合は評価者としての関わりとコーチとしての関わりを区別します。

本の中では”帽子をかぶる”と表現されています。

コーチングするときはコーチの帽子をかぶり、

上司としてふるまうときはコーチの帽子を脱ぐのです。

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スペースの広さ

コーアクティブコーチングでは正しいかどうかにこだわりません。

あくまで選択するのはクライアントです。

 

たとえ、コーチの考えが正しくて合理的であり、

クライアントの選択は回り道で困難が多くともクライアントの選択を尊重します。

 

クライアントが持ち込む個別の問題ではなく、

クライアント自身が充実した人生を歩めるようにサポートするのがコーチの役目です。

 

だから、個別の問題をいかにスムーズに解決するかは関係ありません。

 

ある問題を回り道して解決した経験が、

クライアントの人生全体に良い変化をもたらす可能性もあります。

 

結論がなくても根拠がなくても自由に感じたことを話せるので、

心理的安全性が確保されている状態と言えます。

組織論でよく聞く”心理的安全性”ですが、

コーチングでも大切なんですね。

参考記事:『心理的安全性のつくりかた』の要約:脱ぬるま湯職場!心理的安全性の4因子とは?

参考記事:『恐れのない組織』の要約:心理的安全性を高めたいリーダーにおすすめの本

人にはもともと力があると信じる(×助けが必要な弱い存在)

 

コーアクティブコーチングには4つの信念・礎があります。

<コーアクティブコーチングの4つの信念・礎>

 

1:人はもともと創造力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である

 

2:その人すべてに焦点を当てる

 

3:今この瞬間から創る

 

4:本質的な変化を呼び起こす

特に1つ目の信念は本の中で何度も強調されています。

 

クライアントは助けが必要な弱い存在ではなく、

自分で解決する力があると信じることがコーチングの前提です。

 

もしクライアントが頼りない存在だという前提でコーチングをすると、

コーチは答えを与える人、進捗を口うるさくチェックする人になってしまいます。

”あなたには力がある”と信頼されることは、自己肯定感が上がりますよね。

 

プラシーボ効果のように、思い込みの力は強力です。

人は思った通りの人になる、周りにどう見られているかはその人がどうなるかに影響します。

 

クライアントに力があると信じてそう接することで、本当に力が引き出せるのです。

 

『Humankind 希望の歴史』は人間のポジティブな面を見る大切さを教えてくれます。

参考記事:『Humankind 希望の歴史』の要約と感想:人の本質は善であると信じられる本

傾聴には3つのレベルがある

 

コーアクティブコーチングを行うコーチには5つの資質が必要であり、

最も大切なのは傾聴です。

<コーアクティブコーチングの5つの資質>

 

傾聴/直感/好奇心/行動と学習/自己管理

傾聴には3つのレベルがあり、

コーチはレベル2・3でクライアントとつながることが求められます。

<傾聴のレベル>

 

レベル1:自分中心で聴く 

自分にどう関係があるか?自分はどう思ったか?を考えている。

 

レベル2:相手中心で聴く

相手の言ったことはもちろん、言い方、言わなかったこと、応答からの反応からも聴く。

 

レベル3:全方位的に聴く

場の空気や雰囲気など、すべての感覚を使って聴く。

レベル1では、相手の言ったことに自分なりの解釈や自分の意見を差し挟んで聴きます。

もはや、相手に話を聴いてもらっている感覚はないかもしれません。

すぐに自分の話にしてしまう人はレベル1の傾聴をしています。

 

レベル2では、相手の言った言葉だけでなく、話すペースや声のトーン、表情など

その人すべてに集中して聴きます。

 

次に何を話すか、この話の結論は何か?などに意識を向けず、

今この瞬間に集中して聴くのが特徴です。

 

レベル3の傾聴は、なかなか理解が難しいかもしれません。

演劇や人前で話す仕事のプロは、レベル3の傾聴で場の空気を感じられるそうです。

 

レベル3の傾聴を訓練する方法として、

カフェなど人の多いところで周りの人の感情を感じるトレーニングが紹介されていました。

朝の通勤ラッシュでのピリついた空気を思い出しました…

 

傾聴については、『LISTEN』もおもしろかったです。

人と深い関係を築くのに、傾聴スキルは必須ですね。

参考記事:『LISTEN-知性豊かで創造力がある人になれる』の要約:聞き上手な人の性格や特徴がわかる本

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『コーチング・バイブル』を無料で読む方法

 

『コーチング・バイブル』は耳で聴けるオーディオブックがあります。

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最後にコーチング・リソースとして使える質問集があります。

何度も聴いてスッと出てくるようにトレーニングするのがおすすめです。

 

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『コーチング・バイブル』の感想:心に残ったポイント

 

『コーチング・バイブル』で個人的に心に残ったポイントを紹介します。

 

結局のところ、クライアントの人生や仕事の状況に関する専門家はクライアント本人です。コーチはあくまでもクライアントが次なる行動を見つけ、その行動から学びを刈り取る助けをする専門家なのです。

クライアントをコーチングするために、

必ずしもクライアントの分野の専門家である必要はありません。

 

コーチングをするために細かい経緯や背景情報は必要ない、というのが発見でした。

”行動から学びを刈り取る”という表現がぴったりですね!

 

コーチがもたらすことのできる最も価値あることの1つは、その人独自のフルフィルメントの形を見つけ、また、この一瞬に投げかけられた質問がフルフィルメントにどのようにつながっているかを明確にするのを手助けすることです。

コーチングの3つの指針の1つにフルフィルメントがあります。

フルフィルメント=充実した状態、響いている状態、人生の一体感・満足感

クライアントは究極的にはフルフィルメントの状態(充実した人生)を目指しています。

 

価値を置いているもので満たされている状態に達するには、

価値を置いているものを明確に認識する必要があります。

価値観に基づいて選択すれば、

クライアントの望むフルフィルメントな状態に近づくはずです。

 

リーダーやマネージャーが知っておくべき重要なことは、価値観は選択に現われ、その選択は行動に現われるということです。あなたはどんな瞬間も自分の価値観を体現しています。

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まとめ:『コーチング・バイブル』でコーアクティブコーチングを理解する

・コーアクティブコーチングは意図的な協働関係である

 

・クライアントとコーチは対等であり、一緒に関係をデザインする

 

・コーチとクライアントには真実が言い合える心理的安全性が必要

 

・クライアントにはもともと力があると信じる

 

・傾聴は3つのレベルがあり、相手中心・あらゆる感覚を使って聴く

 

・フルフィルメント(充実感)を得るには価値観を明確にして選択する

 

★今回紹介した本★

 

コーチングについては、『新コーチングが人を活かす』もおすすめです。

 

『コーチング・バイブル』が教科書なら、

『新コーチングが人を活かす』は状況に応じたコツがわかります

参考記事:『新コーチングが人を活かす』の要約・感想【コミュニケーション技術の基本がわかる】

『新コーチングが人を活かす』のほうはもっと気軽に読める本です。

 

 

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