『新コーチングが人を活かす』の要約・感想【コミュニケーション技術の基本がわかる】

『新コーチングが人を活かす』の要約・感想【コミュニケーション技術の基本がわかる】

『コーチングが人を活かす』は20年以上読まれるコーチングの入門書。

その大幅改訂版が『新コーチングが人を活かす』です。

『新コーチングが人を活かす』のページ数は

290ページと大幅に増えました。

 

コミュニケーションの場面で活かせるスキルが62個紹介されています。

1つあたり4ページで図が多め、前提知識なしで読めるコーチングの入門書です。

 

コーチを職業とする人だけでなく、

コミュニケーションを通じて相手をサポートする人に役立つ本。

 

部下を目標達成させたい上司や子どもと対話したい親や先生、

悩んでいる人の相談に乗るときにも活用できます。

 

この記事では『新コーチングが人を活かす』の要約と感想を紹介します。

『新コーチングが人を活かす』の要約

コーチングのスキルの辞書的な本なので、気になるところから読めます。

 

個々のスキルではなく、著者の1番伝えたいことを要約すると、

コーチングはコーチとコーチされる側が一緒に問いに向き合って探索していく

ということです。

 

旧版で使った”引き出す”という言葉が一人歩きしてしまったことから、

”引き出す”という言葉は使わずにコーチングが表現されています。

 

単に言葉を変えただけでなく、”コーチングとは、問いを2人の間に置き、一緒に探索し、その中で相手の発見をうながすもの”だということを、本書を貫く哲学としてど真ん中に置いています。 p.13

 

”引き出す”というと、”引き出す”方が答えを知っている、

少し上から目線になってしまうのが気になったそうです。

『新コーチングが人を活かす』の目次と構成

『新コーチングが人を活かす』の目次は次のとおりです。

LESSON01:相手と自分の発見をうながす

 

LESSON02:相手と信頼関係を築く

 

LESSON03:目標達成に目を向ける

 

LESSON04:視点・切り口を変える

 

LESSON05:主体的な行動をうながす

 

LESSON06:コーチングの達人に向けて

 

LESSON07:チーム・組織に対話を引き起こす

LESSON1~5まではセッションで使える実践的なテクニックや考え方、

LESSON6はコーチングスキルを上げるためのコーチとしての心構え、

LESSON7はチームに対するコーチングです。

 

1on1ではLESSON1~5、

日頃のコーチとしての自己研鑽にはLESSON6、

チームマネジメントにはLESSON7が参考になるでしょう。

 

特徴的なのが、巻末に逆引きの索引があること。

 

”こんな場合はこのスキル”と題して、

状況に合わせて使えるスキルが引けるようになっています。

たとえば・・・

 

”相手にあまり問題意識がない”

 

SKILL30 10点満点で今の状態を採点する

SKILL34 妥協・未完了・境界線 新しい切り口を与える

SKILL36 ”なぜ”を説明する

1度読んですべてのスキルを実践するのは難しいですから、

困ったときに辞書的に調べられるのが便利ですね。

『新コーチングが人を活かす』の感想

 

62個のスキルのうち、気づきがあったスキルを4つ紹介します。

 

どのスキルを読んでハッとするかは、そのときの状況によって変わるでしょう。

読む度に気づきがありそうな本でした。

SKILL04 すぐに答えられる小さな質問にする

大きい質問は相手の内側の深いところから答えをひっぱってくるようなもの。

いきなり大きい質問に入ると、相手は答えにつまってしまいます。

 

小さい答えやすい質問で、まずは答えやすい状況を作りましょう。

【大きい質問の例】

 

・将来の夢はなんですか?

・どんなビジョンを持っているの?

・大事にしている価値観はなんですか?

【小さい質問の例】

 

・お昼は何を食べたの?

・お子さん、いくつだっけ?

・その服、すてきだね。どこで買ったの?

 

アイスブレイクやささいな雑談の重要性がわかりました。

すぐに聞きたいことに入ってしまうのは自分勝手ですね。

 

大きな質問からしてしまうのは、

初めてリーダーに就任したやる気あふれる上司にありがちな失敗です。

 

「コーチングしてやるぞ!」という気合が全面に感じられると

確かに答えづらいですね。

 

SKILL20 アクノレッジメント”I”の立場でほめる

アクノレッジメント(acknowledgement)は相手をほめて承認すること。

ほめるときに、”You”ではなく”I”でほめると相手がスッと受け入れやすいです。

<Youでほめる>

がんばっているね/よくできたね/すばらしい

 

<Iでほめる>

がんばっているから私もやる気が出るよ/安心して任せられるよ

I(わたし)を主語にしてほめれば、相手が否定する余地がありません。

”わたしがそう感じている”ということだからです。

 

You(あなた)を主語にすると、評価されていると感じたり、「そんなことありません」と謙遜の言葉を引き出したりしてしまいます。

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SKILL41 失敗する権利を与える

「失敗しても良い」と思えれば、自発的にチャレンジしようという主体性が生まれます。

 

逆に、「失敗は許されない」と感じていれば、

失敗しないように慎重に、義務感から行動するようになるでしょう。

 

”失敗する権利を与える”というのは、ステキな言葉ですよね。

 

失敗する権利を与えるというのは、心理的安全性の高さにもつながります。

心理的安全性が高い=周りの目や評価を気にせず自由に発言・行動できる

心理的安全性が高いチームは生産性が高いとも言われています。

 

SKILL51 ”落としどころ”を用意しない

これは”LESSON6 コーチングの達人に向けて”の中のスキルだけあって、

なかなか難易度が高いです。

 

”落としどころ”とは、相手を誘導したい大まかな方向性です。

答えが返ってこないときに備えて、落としどころを用意してしまいたくなるもの。

 

そこを用意せずに最後まで相手から出てくるのを信じ切るのが、

コンサルタントやカウンセラーとの違いでしょうか。

 

今度、友人や部下、同僚から相談を受けたらこういって試してみてください。

「きっと、答えを探し当てることができると思う。(短い間を置く)どうしたらいいと思う?」

相手がわからないといったら、もう一回繰り返します。頭の中で「きみは見つけ出すことができる!」と絶叫しながら。

「もしわかっているとしたら、どうしたらいいと思う?」 p.238

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まとめ:『新コーチングが人を活かす』は入門におすすめ

・コーチングとは問いを2人の間に置いて一緒に探索しながら相手の発見をうながす

 

・巻末の活用ガイドで状況にあわせてスキルが逆引きできる

 

・相手の答えやすい質問からはじめる

 

・相手に受け入れやすいアクノレッジメント(承認)を心がける

 

・失敗する権利を与えて主体性をうながす

 

・”落としどころ”を用意せずに相手を信じる

1つ1つのスキルは言われれば当たり前のことなのですが、

「本当に実践できているのか?」と聞かれたら言葉につまるものばかりでした。

 

コミュニケーションで悩んだときは、この本に立ち返ると突破口が見つかりそうです。

 

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