『伝え方が9割』を要約!強い言葉を作る5つの方法【センスではなく技術】

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『伝え方が9割』はコピーライターの佐々木圭一さんが書いたベストセラー。

ノーをイエスに変える技術と強い言葉を作る技術がわかりやすく紹介されています。

 

 

SNSなど個人が発信する機会が多い今、

仕事でもプライベートでも人の心に響く強い言葉を作りたいときがありますよね。

 

でも、センスないからなぁ・・・

 

”伝え方には技術がある”そうです。

伝え方の技術を学べば、誰でも強い言葉が作れるよ!

 

この記事では、『伝え方が9割』の強い言葉を作る5つの技術とその実例を紹介します。

『伝え方が9割』の要約

まず、『伝え方が9割』は大きく2つのパートに分かれます。

・「ノー」を「イエス」に変える3つのステップ

 

・強い言葉を作る5つの技術

今回は強い言葉を作る5つの技術の要約を紹介します。

 

「ノー」を「イエス」に変える3つのステップは、

「イエス」を引き出したい特定の相手がいるときや、

文章の想定読者(ペルソナ)を思い浮かべるときに役立つ考え方でした。

 

ぜひ本で読んでみてね!
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強い言葉を作る5つの技術

強い言葉を作る5つの技術は次のとおりです。

1:サプライズ法

 

2:ギャップ法

 

3:赤裸裸法

 

4:リピート法

 

5:クライマックス法

 

ただ紹介するよりも実例があったほうがわかりやすいので、

本のタイトルや身の回りのキャッチコピーから実例を探してみました。

 

自分で探したり考えたりするのはとても勉強になったよ!

1:サプライズ法

サプライズ法は、伝えたい言葉に驚きワードをつける技術です。

 

一番カンタンなのは感嘆符「!」をつけること。

それ以外にも、「実は、~」や「すごい、~」などが驚きワードにあたります。

サプライズ法を使った実例

本のタイトルでは”すごい”がよく使われていました。

【実在する本のタイトル】

 

・すごい無意識

・すごい塩

・すごいストレッチ

 

本のタイトルで感嘆符や疑問符はあまりないかと思ったのですが、

こんな驚きワード満載のタイトルも発見。

 

・ざんねん?はんぱない!からだのなかのびっくり事典

 

『伝え方が9割』では”そうだ、京都行こう”が紹介されていましたが、

本にも”そうだ、~”がありました。

 

・そうだ、星を売ろう

番組名”池上彰のニュースそうだったのか!!”もサプライズ法ですね。

 

2:ギャップ法

ギャップ法は反対の言葉を組み合わせます。

高低差があるほど、言葉のエネルギーは上がるそうです。

 

対比法とも呼ばれます。

 

【反対の言葉の例】

 

好き⇔嫌い/良い⇔悪い/男⇔女/わたし⇔あなた/自分⇔他人/お金持ち⇔貧乏/幸せ⇔不幸

 

など

 

「バズを起こすためには、仮想敵を設定して二項対立を作るのが有効だ」

と、あるインフルエンサーの方が発言していました。

 

会社員か独立か、賃貸かマイホームか、都会か地方か、結婚か独身か、など、

賛否両論あって答えが出ないものをテーマにすると盛り上がるそうです。

 

ギャップ法を使った実例

まず『金持ち父さん貧乏父さん』が思い浮かびました。

成功と失敗を対比するのはよく使われる手法ですよね。

 

・売上最小化、利益最大化の法則

これは、「売上を最小化?」という疑問も浮かぶので、

興味を惹かれるタイトルになってますね。

 

・良い戦略 悪い戦略

良い/悪いの対比はよく見かけます。

 

【実在する本のタイトル】

 

・「段取りが良い人」と「段取りが悪い人」の習慣

 

・良い間取り悪い間取り

 

・良いデジタル化 悪いデジタル化

 

ドラマの”ごめん、愛している”もギャップ法かなと思いました。

意外な組み合わせは記憶に残りますよね。

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3:赤裸裸法

赤裸々法はカラダに起こる反応を含めることで、生き生きとした言葉にする方法です。

 

自分の心が大きく動いたときにカラダがどのような状態になるか?

を考えてみましょう。

 

手が震えるくらい緊張している、楽しみすぎて心臓の音がうるさいなど、

自分の状態がよりリアルに伝わります。

 

赤裸裸法を使った実例

赤裸裸法は本のタイトルでは見つからなくて、

震える手・指先や、高鳴る鼓動など、小説や歌詞のほうがよく見つかります。

 

『伝え方が9割』の意図とは違うかもしれませんが、

赤裸々な気持ちをそのまま本のタイトルにした本はありました。

 

・難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください

 

欲望直球ストレートのセリフ風タイトルはインパクトが強いです。

 

4:リピート法

リピート法は伝えたい言葉を繰り返すだけ。

5つの中で一番カンタンに実践できる技術です。

 

わたしは真っ先に”すぐおいしい、すごくおいしい”が思い浮かびました。

チキンラーメンのキャッチコピーです。

 

本の中では、西野カナさんの”会いたくて会いたくて震える~”など、

歌詞の例が多かったです。

 

単純ですが、繰り返すことで頭に残りやすくなります。

リピート法を使った実例

本のタイトルでインパクトがあったのは『ウニはすごい バッタもすごい』

 

 

”すごい”はサプライズ法で使われやすいワードだったので、

相乗効果でとてもインパクトがあります。

 

『あなたはあなたが使っている言葉でできている 』、

『私は私のままで生きることにした』など、

本のタイトルでは、”あなた”や”わたし”の繰り返しが多かったです。

 

リピートはトートロジー(同語反復)で、

インパクトは強いけど意味は深まらないですよね。

 

リズムや語感をプラスして、印象を強くする効果を感じました。

 

5:クライマックス法

クライマックス法は、集中力が切れた人をぐっと惹きつけられる技術です。

 

”ここだけの話ですが~”、”これだけは覚えてください。~”など、

『これから話すことがクライマックスだよ!』と伝えて注意を惹きつけます。

 

学校の授業で、「ここはテストに出るぞ!」という先生の言葉は効果てきめんですよね。

眠気も吹き飛びます!

 

クライマックス法を使った実例

本のタイトルでは、”誰も知らない~””~のここだけの話”が多く使われていました。

 

・誰も知らない世界のことわざ

 

・同時通訳者のここだけの話

 

学習参考書のタイトルは”これだけ!〇〇”がよく見つかります。

これだけやっておけばいいという安心感が人を惹きつけるのでしょうか。

 

強い言葉を作る5つの技術は、料理の基本原則に例えられています。

 

基本原則を使っていろいろな言葉を作りながら、

アレンジをしてオリジナリティのある言葉を作っていきましょう!

 

『伝え方が9割』の伝え方だけで結果が変わるか?

『伝え方が9割』で伝え方の重要性・伝え方は技術であることは理解できました。

 

それでは、残りの1割は何でしょう?

わたしはやっぱり伝える内容だと思います。

 

『言葉にできる、は武器になる』で読んだ通り、

伝える内容・意見を育てる部分と伝える部分が揃ってこそ相手に伝わるのです。

 

コピーライターのように伝える商品が決まっていれば別ですが、

SNSやブログなどの発信では、

いくら伝え方が秀逸でも内容がなければ意味がないですよね。

 

伝え方の技術は高めつつ、自分の中の意見を育てる力も大切だと実感しました。

 

『言葉にできる、は武器になる』もあわせて読むのがおすすめ。

 

『言葉にできる、は武器になる』の外向きの言葉にするところが、

『伝え方が9割』で即実践できるように書かれているイメージです。

 

『言葉にできる、は武器になる』の要約はこちら!

アイキャッチ_言葉にできるは武器になる。【要約】言葉にできるは武器になる!正しく考えを深める思考サイクルのやり方

 

『伝え方が9割』のタイトルも参考になる

『伝え方が9割』の中身には関係ありませんが、

実例を調べる中で『〇〇が9割』という本のタイトルが溢れていることに気づきました。

 

本のタイトルにも型があるんですね。

・人は話し方が9割

・ダイエットは運動1割、食事9割

・ブランディングが9割

・祈り方が9割

・成功する子は食べ物が9割

・社長はメンタルが9割

・営業は台本が9割

・年収の9割は声で決まる

・成功は愛が9割

 

など

本のタイトルはキャッチコピーの型を学ぶのに勉強になりました。

 

売れ筋ランキングのタイトルを調べて、

型を参考にするといいかもしれません。

【本のタイトルによく使われている形式】

 

・なぜ、〇〇は~するのか?

 

・世界一やさしい~

 

・〇〇のつくりかた

 

・ロジカル〇〇

 

など

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『伝え方が9割』のオーディオブック【Amazon Audible】

『伝え方が9割』は耳で聴けるオーディオブックがあります。

 

『伝え方が9割』は聞き放題対象外ですが、

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『伝え方が9割』の次に読むなら?おすすめ本3選

 

『伝え方が9割』とあわせて読みたい3冊を紹介します。

①『人を操る禁断の文章術』

 

『人を操る禁断の文章術』はメンタリストDaiGoさんの本。

 

セールスライティングのゴールは相手を動かすこと。

読者が購入するくらい気持ち・テンションを高められるかというテーマです。

読み手の心を動かす文章が書けるはず!

参考記事:『人を操る禁断の文章術』の要約まとめ:心理学・メンタリズムを使った人を動かす文章とは

②『人は感情でモノを買う』

 

『人は感情でモノを買う』は、

セールスレターなどストーリー性のあるメッセージをつくるときに役立ちます。

 

相手の立場に立ってどのくらい感情を引き出し、共感を得られるかがポイント。

営業職の人にもおすすめです!

参考記事:『人は感情でモノを買う』の要約!共感されるストーリーフォーミュラとは?

③『キャッチコピー力の基本』

 

77個のテクニックが紹介されていますが、およそ3種類に大別されます。

自分に関係あると思わせること、強い言葉にすること、相手に何でを作り出すことです。

 

具体例がたくさん載っているので、パラパラ見ながらぴったりな例が見つかります。

 

⇓文章術のおすすめ本はこちらにまとめています。

【文章術のおすすめ本を紹介】ネットで稼げるライティングスキルを身につけよう

まとめ:『伝え方が9割』は言葉のセンスに悩む人におすすめ

・伝え方は技術であり、学ぶことができる

 

・強い言葉を作る5つの技術

 -サプライズ法/ギャップ法/赤裸裸法/リピート法/クライマックス法

 

・5つの技術は基本原則。自分でいろいろ作ってみよう!

 

・伝える内容と伝え方はどちらも大切

 

・本のタイトルにも強い言葉のヒントが隠されている

 

『伝え方は9割』は読みやすくてすぐに実践に移せる本でした。

 

すぐに使えるハウツー本は内容が薄かったり著者の熱意が感じられない本が多いですよね。

 

でも、『伝え方は9割』は、

著者の『伝え方で人生を豊かにしてほしい』という気持ちがこもっている、

とわたしは感じました。

 

強い言葉を作りたい人、伝え方で損していると感じている人

におすすめです!

 

★今回紹介した本★

 

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