『リフレクション 内省の技術』は自分自身に向き合うリフレクション(内省)を実践しやすい形で解説した本です。
リフレクション(内省)とは自分の内面を振り返ること。
自分の内面を振り返ることで自己認識が深まり、
内発的動機づけを持ちやすくなったり経験から学びを得たりするのに役立ちます。
内省についての本を読んでみようと思いました!
★『リフレクション 内省の技術』の要約ポイント★
・認知の4点セット(意見/経験/感情/価値観)で振り返る
・自己理解を深めて動機の源につながるビジョン(未来に対する意図)を持つ
・リフレクションで自分の境界の外からも学びを得る
上記の内容以外にも、リーダーシップ編・育成編・チーム編と活用方法がたくさん載っています。
この記事では『リフレクション 内省の技術』の要約と感想を紹介します。
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目次
『リフレクション 内省の技術』の要約
『リフレクション 内省の技術』の要約ポイントは次のとおりです。
★『リフレクション 内省の技術』の要約ポイント★
・認知の4点セット(意見/経験/感情/価値観)で振り返る
・自己理解を深めて動機の源につながるビジョン(未来に対する意図)を持つ
・リフレクションで自分の境界の外からも学びを得る
1つずつ詳しく紹介します。
認知の4点セット(意見/経験/感情/価値観)で振り返る
まずリフレクションをするときの基本型、認知の4点セットがあります。
認知を以下の4点に切り分けることにより、自分の意見に対する理解が深まります。
意見 :意見はなにか、思ったことは何か
経験 :意見の背景にどんな経験があるか
感情 :経験の記憶にどんな感情が伴っているか
価値観:何を大切にしているのか
日常で意見を持つことはありますが、それを意見/経験/感情/価値観にわけてみます。
たとえば、”会議の開始時刻が守られないのは改善すべき”という意見を持ったとします。
意見 :会議の開始時刻が守られないのは改善すべき
経験 :新人のときに上司に時間厳守を厳しく指導された
感情 :上司に怒られたくない、ルールを守りたい
価値観:時間は有限である、ルールは守るべきである
意見の裏にある経験・感情・価値観を探ることで、
自己理解が増して経験から学びを得ることができます。
もしかしたら、内省の結果、こんな気づきがあるかもしれません。
ピリっとした空気になるのは自分のせいだったのかな。
雑談ベースのコミュニケーションの場なら、あまり開始時刻にうるさく言う必要はないかも。
特にネガティブな感情が表れたときに「なぜそう感じるのか?」とリフレクションすると、自分の大切な価値観に気づきやすいです。
感情は思考に結びついており、意思決定は合理性よりも感情に影響されます。
直感的に選択して合理的な理由を後付けする、という内容は心理学や行動経済学の本でよくみかけますよね。
自己理解を深めて動機の源につながるビジョン(未来に対する意図)を持つ
リフレクションをすると自己理解が深まります。
自分の価値観の中から情熱につながるものを見つければ、
ビジョンへの内発的動機づけになります。
内発的動機づけ:意欲、情熱、熱中など自分の中から湧き上がるもの
外発的動機づけ:報酬、地位、評価など外から与えられるもの
『リフレクション 内省の技術』では、”ビジョン=未来に対する意図”と定義しています。
自分の大切にしている価値観(動機の源)とビジョンが結びつけば、
ビジョンを自分事として受け入れ、情熱を持って取り組めるでしょう。
現状とビジョンとのギャップがビジョンに向けたエネルギー(クリエイティブテンション)になります。
ピーター・センゲさんが『学習する組織』の中で提唱した概念です。
リフレクションで自分の境界の外からも学びを得る
リフレクションは自己理解に使うだけでなく、
相手に認知の4点セットを使うことで対話に活用できます。
内省するだけでは自分の経験からしか学べません。
他者からも学びを得るためには対話が重要です。
いろいろなビジネス書でも共通して述べられていますが、
いかに多様なメンバーから集合知を得られるかが生産性の高さに関わってきます。
対話に重要なのは、評価や判断をいったん保留して相手の意見を聞くことです。
相手の意見を認知の4点セットに当てはめて聞いてみます。
たとえ自分の意見とは違っていても、それは学習のチャンスです。
「なぜこの人はこのような意見を持っているのだろうか?」
「この人は過去にどのような経験をしたのかな?」
「このテーマについてどんな感情を持っているのかな?」
と背景を探ってみましょう。
また、リフレクションはアンラーンにも有効です。
アンラーン(unlearn):古い価値観や知識を手放すこと
アンラーンはイノベーションや自己変容に必要なステップとされています。
過去の成功体験から得た教訓や知識は手放しにくいものですが、
アンラーンした世界を想像してみることで自分のモノの見方を変えていきます。
ぜひ『リフレクション 内省の技術』を読んでワークをしてみてくださいね。
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『リフレクション 内省の技術』の次に読むなら?
『リフレクション 内省の技術』とあわせて読みたい3冊を紹介します。
①『セルフトークマネジメント入門』
セルフトークとは感情や行動を支配するひとり言のこと。
怒りに支配されているときは、ネガティブなセルフトークが頭にかけめぐっていませんか?
ネガティブなセルフトークを断ち切って、ポジティブに置き換える方法がわかります。
参考記事:セルフトークとは何か&活用方法がわかる!『セルフトークマネジメント入門』の要約まとめ
②『メモの魔力』
『メモの魔力』はメモの取り方がテーマのベストセラーです。
事実⇒抽象化⇒転用のフレームワークでどんどんメモを取ります。
メモにアウトプットすれば、暗黙知の言語化や自分の心を見つめることができます。
参考記事:『メモの魔力』の要約:知的生産としてのメモで抽象化能力を鍛える
③『ヤフーの1on1』
1on1とはその名の通り、上司と部下が1対1で行うミーティングのことです。
自ら考え行動する部下を育てるための手段として、1on1が注目されています。
リフレクションを促進するコミュニケーションがわかります。
参考記事:『ヤフーの1on1』の要約:経験学習を促進して部下を成長させるコミュニケーション
まとめ:リフレクションで経験を学びに変えよう
・リフレクション(内省)とは自分の内面を客観的に振り返ること
・リフレクション(内省)することで自己理解が深まる
・認知の4点セット(意見/経験/感情/価値観)に分けて考えよう
・自己理解が深まると動機の源が見えてくる
・動機の源とビジョンが結びつけば内発的動機づけが生まれる
・相手の意見に認知の4点セットを当てはめて対話してみる
・対話で重要なのは評価・判断をしないで相手の意見を聞くこと
・アンラーンで古い価値観・知識に気づいて手放す
リフレクション(内省)はどんな場面で活用できるかがわかりやすくてよかったです。
リフレクションする時間を定期的に取りたいと思いました。
自分の内面に向き合おう!
★今回紹介した本★
★コーチング関連のおすすめ本はこちらにまとめています★
参考記事:コーチング初心者におすすめの本6選:傾聴スキルや心理的安全性に関する本も紹介
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