『「アンコンシャス・バイアス」マネジメント』は、多様な価値観を活かすためにアンコンシャスバイアスに気づいて対処するマネジメントがわかる本。
アンコンシャス・バイアスとは無意識の偏見・思いこみのことです。
アンコンシャス・バイアスを持ったままマネジメントすると、メンバーの意欲や生産性の低下、新しいアイディアがでない等のデメリットがあります。
多様な価値観を活かせるチームを作るためには、
アンコンシャスバイアスに気づいて対処することが重要です。
★『「アンコンシャス・バイアス」マネジメント』の要約ポイント★
・アンコンシャス・バイアスは無意識の思いこみ
・自己認知力を高めてアンコンシャス・バイアスに気づく
・チームでアンコンシャス・バイアスに対処する
アンコンシャス・バイアスは誰でも持っているもの。
「自分と相手の認識がズレているのかも?」、「わたしに見えていないことがあるかも?」
と立ち止まって考えることを心がけましょう。
この記事では『「アンコンシャス・バイアス」マネジメント』の要約を紹介します。
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目次
要約①:アンコンシャス・バイアスは無意識の思いこみ
アンコンシャス・バイアスとは無意識の偏見・思いこみのことです。
・事務は女性社員の仕事
・育児休暇を取る男性は出世欲がない
・今どきの若者は打たれ弱い
・今までのやり方が正解だ
・小さい子どもがいる社員は忙しくない部署を希望するはずだ など
アンコンシャス・バイアスに気づかないままマネジメントすると、
メンバーとの人間関係が悪化し、生産性やチームの成果が落ちてしまいます。
「事務は女性社員の仕事」という解釈のリーダーからは、優秀な女性社員が離れていくでしょう。
「今までのやり方が正解だ」と信じているリーダーに新しいアイディアを出しても否定されるだけなので、イノベーションが生まれません。
マネジメントに関わる代表的なアンコンシャスバイアスは次のとおりです。
(まだまだたくさんあります)
・確証バイアス
⇒自分の意見に一致するデータばかり見つけてしまう
一致するデータは「ほら、やっぱり」/一致しないデータは例外
・エスカレーション・オブ・コミットメント
⇒過去の決定に固執してしまう
本来の目的よりも議論の勝ち/負けにこだわる、引き下がれない
・過去美化バイアス(バラ色の回顧)
⇒「昔はよかった」と過去を美化してしまう
嫌な記憶は忘れやすい+自分に都合の良いことだけ覚えている
どんなアンコンシャスバイアスがあるか知り、気づくことが重要です。
要約②:自己認知力を高めてアンコンシャス・バイアスに気づく
アンコンシャスバイアスに気づくには自己認知力(セルフアウェアネス)を高めます。
具体的には次のような方法があります。
・相手の非言語メッセージに注意する
・自分の感情/気になったことを記録する
・決めつけ/押しつけの思考に気を付ける
相手の非言語メッセージに注意する
アンコンシャスバイアスは解釈/認知のズレであり、完全に防ぐことはできません。
自分の言動が相手を傷つけたり不快にしたりしていないかをよく確認しましょう。
特にリーダーの立場でメンバーに接するときは、言葉では「わかりました」と言うかもしれません。
言葉だけで安心せず、非言語メッセージ(表情、言い方など)に注意を払います。
【気になる非言語メッセージ】
顔が曇る/笑顔が消える/うつむく/目が合わない/声が小さくなる など
上記のような兆候があったら、すぐに認識のズレがないか確認しましょう。
自分の感情/気になったことを記録する
アンコンシャスバイアスに気づくには、自分の感情や気になったことをメモに記録します。
特にイライラや怒りなどのネガティブな感情は、
自己防衛反応がアンコンシャスバイアスを引き起こしているかもしれません。
「アンコンシャスバイアスかも?」という感覚は後で思い出すのが難しいので、
気づいたらすぐに記録します。
自分の思考のクセがわかります。
決めつけ/押しつけの思考に気を付ける
決めつけ/押しつけの思考が、アンコンシャスバイアスを引き起こします。
決めつけ/押しつけの裏には、「自分が正しい」という価値観があります。
たとえば、次のような考えが浮かんで来たら立ち止まって考えましょう
「普通そうだろう」、「そんなことできるはずない」、
「このくらいできて当然」、「それは〇〇であるべきだ」など
理想に対する思いが強いと、「こうあるべき」が強くなります。
理想の姿よりも、今なにができるか?に意識を向けるようにしましょう。
要約③:チームでアンコンシャス・バイアスに対処する
アンコンシャスバイアスは他者が気兼ねなく指摘できるチームでは対処しやすいです。
リーダーが裸の王様になることなく、メンバーの指摘を受容して感謝する姿勢を見せれば、メンバーお互いがアンコンシャスバイアスに気づけるようになります。
アンコンシャスバイアスに気づけるチームになるためのポイントは次のとおりです。
・アンコンシャスバイアスを共通言語化する
・心理的安全性を高める
・リーダーから変わる
気軽にアンコンシャスバイアスについて語り合う場をつくり、
アンコンシャスバイアスを話題にすることを徐々に文化にしていきます。
また、メンバーが率直に意見が言えるチームは心理的安全性が高いと言えます。
心理的安全性:他人の評価や反応を気にせず、率直に意見を言えること
特にネガティブなフィードバックをお互い伝えられるチームは、
リーダーがうっかりアンコンシャスバイアスに陥ってもすぐに軌道修正できるでしょう。
アンコンシャスバイアスについて語るときは自分を主語にします。
OK「わたしにはこんなアンコンシャスバイアスがあることに気づいた」
NG「あなたにはこんなアンコンシャスバイアスがある」
リーダーがメンバーの価値観を知り、大切にすることで、
アンコンシャスバイアスに捉われないチームになるでしょう。
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『「アンコンシャス・バイアス」マネジメント』の次に読むなら?
『「アンコンシャス・バイアス」マネジメント』とあわせて読みたい3冊を紹介します。
①『セルフトークマネジメント入門』
セルフトークとは感情や行動を支配するひとり言のこと。
怒りに支配されているときは、ネガティブなセルフトークが頭にかけめぐっていませんか?
自己認知力を高めるために、自分のセルフトークに目を向けてみましょう。
参考記事:セルフトークとは何か&活用方法がわかる!『セルフトークマネジメント入門』の要約まとめ
②『世界最高のチーム』
『世界最高のチーム』は、心理的安全性が高いチームのつくり方がわかる本です。
無条件の肯定的関心を寄せる、ネガティブな意見をより大きなゴールに向ける等、
コーチング的な関わり方が具体的に紹介されています。
参考記事:『世界最高のチーム』の要約まとめ:心理的安全性を高めるリーダーの関わり方とは?
③『自分の小さな「箱」から脱出する方法』
『自分の小さな「箱」から脱出する方法』は、
人間関係の悩みの原因は自己欺瞞(=箱)という本です。
自己欺瞞(じこぎまん):自分を偽ること、自分を正当化すること
自分を偽らずに素直になる、知らないことを認める、相手の気持ちを想像する等、
アンコンシャスバイアスに陥らない心がけが物語調でわかります。
まとめ:アンコンシャス・バイアスについて気軽に話そう
・アンコンシャス・バイアスとは無意識の偏見や思いこみのこと
・自己認知力を高めるとアンコンシャス・バイアスに気づきやすい
ー相手の非言語メッセージに注意する
ー自分の感情/気になったことを記録する
ー決めつけ/押しつけの思考に気を付ける
・アンコンシャス・バイアスをチームの共通言語にする
・心理的安全性が高いチームはネガティブなことも伝えやすい
・まずはリーダーから意識して変わる
アンコンシャス・バイアスに捉われたリーダーは、
メンバーのやる気や生産性を知らない間に落としているかもしれません。
まずは自分の言動を見直してみましょう。
「わたしにも当てはまるかも」という事例がたくさん載っています。
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