オープンウィンドウは、
大谷翔平選手が高校生時代に活用していたことで有名な目標達成ツールです。
9×9の81マスで構成されており、
中心に叶えたい目標を、その周囲に目標達成のための要素を配置します。
⇓大谷翔平選手のオープンウィンドウ(引用元:『一流の達成力』p.9)
オープンウィンドウは中学校の教師を20年間勤めた原田隆史さんが考案しました。
こちらの本で詳しく紹介されています。
この記事では、『一流の達成力』を参考に、
オープンウィンドウ(マンダラチャート)のやり方と欠点・注意点を紹介します。
目次
夢や目標には4つの観点がある
オープンウィンドウを実際に書く前に、
夢や目標には4つの観点があることを理解しておきましょう。
理解していないと、
どれかの観点に偏った思考でオープンウィンドウを作成する恐れがあるからです。
自分/他者、有形/無形の2軸で4つの観点に分けます。
自分・有形:自分に関する有形の目標や夢
例:売上〇〇万円、〇〇合格、〇〇大会優勝、昇進など
他者・有形:他者に関する有形の目標や夢
例:会社の売上目標、仲間のスキル向上など
自分・無形:自分に関する無形の目標や夢
例:ワクワク働く、毎日充実しているなど
他者・無形:他者に関する無形の目標や夢
例:家族が喜ぶ、業界が活性化するなど
目標というと、自分に関する有形のものが浮かびがちです。
ワクワクする感情や状態を目標にしても良い点が斬新でした。
目に見えやすい目標だけでなく、目に見えにくい心の状態も考えることで、
より目標にコミットできるようになります。
誰に見せるわけでもないのに、
高い目標を掲げるのを躊躇してしまう人はいませんか?
そんな人には、ドラゴンボールワークが紹介されていました。
ドラゴンボールを集めるとシェンロンという龍が願いを1つ叶えてくれますよね。
「5分間で書いた目標をすべてシェンロンが叶えてくれるとしたら?」
と仮定して、目標を書いていきます。
自分の中のメンタルブロックを外せるのですね。
オープンウィンドウ(マンダラチャート)のやり方
それでは、実際にオープンウィンドウを書いていきます。
まず、中心に1番叶えたい夢や目標を書きましょう。
その周りの8マスに、夢や目標を叶えるために必要な要素を書きます。
(真上から時計周りに書きます)
この8つの要素は基礎思考と呼びます。
さらに基礎思考1つに対して、8マスの具体的な行動(実践思考)を書きます。
オープンウィンドウ(マンダラチャート)を作るポイント
オープンウィンドウ(マンダラチャート)を作るポイントが2つあります。
基礎思考に心・技・体・生活をバランスよく取り入れる
基礎思考には心・技・体・生活の要素を入れます。
心 :メンタル
技 :スキル
体 :健康
生活:家族との過ごし方、交友関係
メンタルや健康への意識は高まってきましたが、
生活という観点が入っているのがユニークですね。
『一流の達成力』によると、
成功者や目標を達成している人は心と生活の要素を大切にしているそうです。
大谷翔平選手のオープンウィンドウを改めて見ると、
運や人間性のところに心や生活態度が表れていますよね。
⇓大谷翔平選手のオープンウィンドウ(引用元:『一流の達成力』p.9)
実践思考では具体的・定量的な行動目標にする
具体的・定量的な行動目標とは、期日や数値が入っている目標です。
数字にコミットできる=中心に書いた目標にコミットしている
ということ。
もし具体的な数値を入れることを躊躇してしまうなら、
中心に書いた目標をどうして叶えたいのか、
原点に立ち返ってモチベーションを思い起こしたほうが良いかもしれません。
オープンウィンドウ(マンダラチャート)をやってわかった欠点
わたしも実際にオープンウィンドウを書いてみたのですが、
2つの欠点・注意点がありました。
・基礎思考を書いたところで見直す
・9つ以上、7つ以下に分解したい箇所がある
基礎思考を書いたところで見直す
基礎思考を書いたところで、
8つの要素で本当に中心の目標が達成できるのか?を確認する必要があります。
思いついた順に書いていくので、
8つ埋めたとしても、必ずしも達成に十分な要素が書ききれた保証はありません。
また、要素の粒度・サイズ感が揃っているかも注意が必要です。
実践思考に分解する必要がないほど具体的なものは適しません。
研修などで指導を受けながら書く場合は細かく指導してもらえるかもしれませんが、
自分でやるときは基礎思考の網羅性とレベルが揃っているかを確認しましょう。
『一流の達成力』では、オープンウィンドウを書く目安の時間も紹介されています。
基礎思考を書き終わって20分、
1つの基礎思考につき5分(8×5分=40分)で実践思考を書いていきます。
全体で60分です。
基礎思考を書き終えるまでの時間を長めにとっているので、
見直し時間も入っているのかもしれませんね。
9つ以上、7つ以下に分解したい箇所がある
オープンウィンドウ(マンダラチャート)は
1つの要素を8つに分解するツールです。
8つという数が決まっているのはメリットもありますが、
デメリットもあります。
普段なら2~3個で手が止まってしまうところ、
8つを埋めようと粘り強く考えられるのはメリットです。
ただ、8つと決まっているので、
9つ以上に分解したいときや7つ以下で網羅できている場合も考えられます。
オープンウィンドウはあくまで目標達成のためのツールなので、
数は臨機応変に変えてもいいかもしれません。
オープンウィンドウ(マンダラチャート)を書いた感想
わたしは仕事(本業・副業)と育児の両立について書いてみました。
多くの女性が悩むテーマではないでしょうか。
うまく埋められないマスは「具体的な達成手段がまだ見えていないんだな」と再認識できました。
また、最初に書籍で目標の4つの観点を理解してから書いたので、
心の部分・自分がどういう感情で過ごしたいかを取り入れられたのが良かったです。
でも、本当に自分が求めているのは楽しく充実して過ごすことだと気づきました。
1番の気づきは、オープンウィンドウは書く行為自体に意味があるということです。
手を動かして自分の目標について真剣に考える時間が、
目標達成への意志を強めて継続するパワーをくれるような気がします。
8つのマスが適用しづらい基礎思考もありましたが、
空白があってもオープンウィンドウを書くこと自体はとてもおすすめです!
『一流の達成力』の次に読むなら?おすすめ本3選
『一流の達成力』とあわせて読みたい3冊を紹介します。
①『GRIT』
『GRIT』はやり抜く力がいかに成功にかかわるかを紹介した本。
目標を設定したら、あとはGRITを発揮して目標達成まで突き進もう!
参考記事:【要約で解説】成功する人に共通する特徴とは?GRITやり抜く力の重要性
②『小さな習慣』
意志力に頼らず、絶対に失敗しないスモールステップから習慣化する方法がわかります。
モチベーションが続かない人に特におすすめです。
参考記事:『小さな習慣』の要約:モチベーションに頼らずゆっくり意志力を鍛えよう
③『神メンタル』
目標達成には、まず目標設定が大切です。
達成したときの感情や周りの状況をありありと思い浮かべるビジュアライゼーションなど、
達成しやすくなる目標設定の仕方や工夫がわかります。
参考記事:【要約】神メンタルで思い通りの人生を手に入れる方法!未来の自分で生きる
まとめ:オープンウィンドウ(マンダラチャート)を書いてみよう!
・オープンウィンドウ(マンダラチャート)は目標達成ツール
・夢や目標には4つの観点がある(自分/他者、有形/無形)
・目標を中心に、基礎思考⇒実践思考を書いていく
・基礎思考には心・技・体・生活の要素を入れる
・実践思考は具体的/定量的に書く
・基礎思考の網羅性とサイズ感に注意!実践思考を書く前に見直し時間を取る
・8つという数にとらわれすぎず、ときには空白でも良い
・オープンウィンドウは書くこと自体に意味がある
無形の目標を認識すること、
目標達成に必要な要素を認識することの大切さが分かりました。
本にはミスインターナショナル日本代表の方や学校の先生、
売上アップを目標に置いた例など、たくさん掲載されています。
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