『LEARN LIKE A PRO 学び方の学び方』の要約まとめ:思い出そうとすると記憶が定着する

『LEARN LIKE A PRO 学び方の学び方』の要約まとめ:思い出そうとすると記憶が定着する

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『LEARN LIKE A PRO 学び方の学び方』は、効率的な学習のためにどう脳を活用するかがわかる本。

集中力が足りない、難しい問題はすぐ諦めてしまう、なかなか覚えられない、など、学び方の悩みがある人におすすめです。

休憩時間の効果、自分の学習スタイルを見直す重要性がわかります。

★ 『LEARN LIKE A PRO 学び方の学び方』 の要約ポイント★

 

・集中力や発想力には休憩時間が大切

 

・回収活動で脳に定着させる

 

・自分の学習スタイルをメタ認知しよう

新しいツールを1つずつ試すつもりで、自分の学び方をアップデートしましょう。

この記事では 『LEARN LIKE A PRO 学び方の学び方』 の要約を紹介します。

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要約①:集中力や発想力には休憩時間が大切

 

休憩時間を活用することで、集中力や発想力を高めることができます。

ポモドーロテクニックは、25分の学習+5分の休憩をセットで行うというもの。

ポモドーロテクニック:25分間で時間を区切り、その間は1つのタスクに集中する

ポモドーロはトマトという意味。

発案者がトマト型のキッチンタイマーを使っていたのだとか。

 

ポモドーロテクニックのコツは次のとおりです。

・休憩の5分間はスマホなどをいじらずにしっかり休憩する

 

・25分間はマルチタスクをしない。1つのことに集中する。

 

・集中できるように周囲の環境を整える(アプリの通知もオフ)

やりたくないことを意識すると島皮質が刺激されて頭の中の痛みになり、その痛みは20分ほど集中すると消えるそうです。ポモドーロテクニックの25分間は理にかなっていますね。

 

脳には集中モード/拡散モードがあり、集中を切ったときに新しいアイディアやひらめきが生まれることが多いです。

集中モード:1つのことに集中、すでに知っているテーマを早く処理する

 

拡散モード:さまざまな考えが漂って結びつく、アハ体験が生まれる

夕飯前、寝る前、シャワー前、買い物にでかける前などに少し難しいことに取り組んでおくと、関係ないことをしている拡散モードのときにひらめきが訪れるかもしれません。

集中すると、つまりある対象に真剣に取り組むと、そのうちに悪戦苦闘が始まる。そこでひと休みすると、その背後で拡散モードがそのアイディアを相手に働いてくれる。そしてもう一度集中する作業に戻ると、その前よりもわかるようになる。モード間の往復に伴って、学習効果が上がっていく。

拡散モードを活用する注意点は、そもそもの学習の蓄積があることが前提という点です。拡散モードでアイディアが紐づいてひらめきになるので、紐づける材料がなければ何も生まれません。

 

ただ休憩するだけではダメで、集中して学習した後に意識的に休憩すると効果的です。

要約②:回収活動で脳に定着させる

 

カンタンには忘れないくらい深く学習できた状態、つまりニューロンが太く長く結合している状態をつくるには意識的に回収活動を行います。

回収活動:自分の記憶から情報を引き出そうとする、思い出そうとすること

定期的に、学習したことを自分の中から引き出せるかチェックしましょう。

回収活動によって学習内容が長期記憶に入りやすくなります。さらに、自分がよく理解しているところと理解できていないところがフィードバックとして得られるので、自分の学習の仕方が合っているかの確認にもなります。

回収活動の具体例

 

・自分の考えや要点を他の人に説明する

 

・キーポイントを思い出してみる

 

・答えや解法を見ずに自力で解く(のぞき見してもいいが、最後は見なくてもできるように)

 

効果的な読書法としても回収活動は応用可能です。

ある程度読んだら視線を外してポイントを思い出す、という思い出す読書を取り入れると、読書の内容を定着させるのに役立ちます。

要約③:自分の学習スタイルをメタ認知しよう

 

メタ認知とは、自分がどのように考えているかを俯瞰して客観的に眺めることです。

学習している自分を客観的に眺め、いまやっていることは本当に効果的なのだろうか?と学習方法を評価します。

効果的でないと気づけば新しい方法を試してみる等、試行錯誤を繰り返して学習方法をより自分に合ったものに変えていけます。

 

メタ認知が働くような質問には次のようなものがあります。

・自分が窮地に陥っているとき、助け舟になってくれる資源は何か?

 

・学習しているとき、集中している対象は適切で、集中のレベルもまた適切なのだろうか?

 

・優先順位を変えるべきではないのだろうか? など

定期的に学習方法を見直す時間を取ると良いですね。

たとえば週1回10分でも見直せば、学び方の効率が良くなっていきます。

一度決めた学習方法を守り続ける必要はありません。試してみて見直してみて、自分の学習を最適なものにできるのが戦略的な学習者です。

学習方法の修正に迫られるかもしれない。これにはなんの問題もない。事実、進み方が遅かったり、進んでいなかったりしているときに取り組み方を変えることは、自己管理がでいている学習者になるための重要な要素のひとつだ。

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『LEARN LIKE A PRO 学び方の学び方』 の次に読むなら?

 

『LEARN LIKE A PRO 学び方の学び方』 とあわせて読みたい3冊を紹介します。

①『4focus』

 

脳神経科学の知見から、4つの集中状態を使いこなして生産性や創造性をアップさせる方法がわかります。

脳神経科学と聞くと難しそうですが、図や具体例が多めで読みやすいです。

 

ポジティブな感情と紐づいた記憶をつくることで、意識を向けていないデフォルトモード・ネットワークの状態のときでも望ましい行動を取ることができます。

参考記事:『4focus』の要約まとめ:4種類の集中状態を使いこなそう 

②『インプット大全』

読書に限らず、脳科学に裏付けられたインプット術がわかる本。

著者は精神科医の樺沢紫苑さんです。

 

アウトプットを意識したインプットなど、効果的なインプットのポイントがまとまっています。

参考記事:『インプット大全』の要約まとめ:アウトプット前提のインプットが自己成長を加速させる

③『リミットレス 超加速学習』

 

読書法に限らず、学び方を学ぶメタ学習の本です。

知能や能力は生まれつきのものではなく、自分が脳にどのような刺激を与えるかで変化させることができます。

参考記事:メタ学習におすすめの本『リミットレス 超加速学習』の要約:自分の限界を超える

 

 

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