『3分間コーチ』の要約まとめ:コミュニケーションの仕方より頻度が大切

『3分間コーチ』の要約まとめ:コミュニケーションの仕方より頻度が大切

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『3分間コーチ』はコーチングを職場の人材マネジメントに活用する方法を解説した本です。

タイトルにあるとおり、毎日3分間のコミュニケーションをとるというシンプルなもの。

 

著者はコーチングの会社を経営し、コーチングの著作もたくさんある伊藤守さんです。

『コーチング・マネジメント』の著者でもあります。

参考記事:『コーチングマネジメント』の要約:オートクラインを起こして頭の中を見える化

 

コーチングの小手先のテクニックに頼ることなく、

コミュニケーションが組織の生産性に直結することがわかります。

★『3分間コーチ』の要約ポイント★

 

・”部下について考える時間”と”部下と話すためだけの時間”を取る

 

・on going(現在進行形)のコミュニケーションを取る

 

・コーチ型マネージャーは気づかせて自発的に行動するのを待つ

部下を持つ上司やリーダー、マネジメント職を目指す会社員におすすめです。

この記事では、『3分間コーチ』の要約と感想を紹介します。

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『3分間コーチ』の要約まとめ

『3分間コーチ』の要約ポイントは次のとおりです。

★『3分間コーチ』の要約ポイント★

 

・”部下について考える時間”と”部下と話すためだけの時間”を取る

 

・on going(現在進行形)のコミュニケーションを取る

 

・コーチ型マネージャーは気づかせて自発的に行動するのを待つ

1つずつ詳しく紹介します。

 

”部下について考える時間”と”部下と話すためだけの時間”を取る

 

『3分間コーチ』で1番重要なことは、次の2つの時間を持つことです。

①部下について考える時間

 

②部下と話すためだけの時間

①部下について考える時間は、部下について知っていること/知らないことを考えてみます。

 

「そういえば趣味を聞いたことがなかったな」とか、

「〇〇を勉強中だって言っていたけどがんばっているのかな?」など、

知らないことに気づくと知りたくなります。

 

部下について知りたいことリストを作り、

埋まっていないところを次のコミュニケーションで聞くのも効果的です。

 

リストを埋めることに意味があるのではなく、

リストを作ること自体が部下のことを考えている時間になります。

<リストの項目の例>

誕生日、家族構成、趣味、今の状態(体調やストレス、悩みなど)、仕事内容、

タスク量、スキル、経験、キャリアプランなど

 

②部下と話すためだけの時間は、3分でも忙しければ1分でも良いそうです。

 

そんなに短い時間で何が話せるのか?と思うかもしれませんが、

話す内容よりもコミュニケーションを取ること自体が目的で構いません。

 

その人のために少しでも時間を割いているという状況が、

”あなたを気にかけている・あなたの存在を大切にしている”

というメッセージになります。

 

頻繁にコミュニケーションを取っていれば、

何について話せば良いかおのずとわかるはずです。

 

今その時に抱えている問題や状況について会話しましょう。

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on going(現在進行形)のコミュニケーションを取る

 

3分間のコミュニケーションは現在進行形であることが重要です。

 

四半期に1回など、評価のために振り返って面談する会社が多いですが、

ずいぶん過去のことであり、「今さら振り返っても…」という感じが否めません。

 

フィードバックはその場で行うのが1番効果があります。

 

時間は短くても、毎日3分間のコミュニケーションを行うことで、

適切なタイミングでフィードバックしたり相談に乗ったりすることができるでしょう。

 

組織の行動スピードの遅れは、コミュニケーションの遅れに起因します。

適切なコミュニケーションにはいつでも話せる環境が必要です。

 

「いつも報告が遅い」と不満をもらすのではなく、

報告しづらい要因を1つ1つ取り除きます。

・話しかけやすい雰囲気か(×いつも忙しそうにしている)

 

・日頃からコミュニケーションを取っているか(×めったに話しかけない)

 

・萎縮させるような態度を取っていないか(×笑顔がない、めったにほめない)

 

など

 

コーチ型マネージャーは気づかせて自発的に行動するのを待つ

 

コーチ型マネージャーは一方的に指示するのではなく、

気づかせて自発的に行動したくなるように働きかけます。

 

気づきから行動が変わるまでのステップは次のとおりです。

行動が起こるまでのステップ:気づき⇒熟考⇒選択⇒行動

 

たった3分間の会話で気づかせて行動させることができるのか?と思うかもしれません。

変化を起こすまでは、3分間で気づきのきっかけを与えた後のセルフトークが重要です。

(セルフトークとは頭の中の会話のことです)

 

よく気づけば行動は変わると思われていますが、気づいただけで行動は変わりません。<気づき>には、いわば暗闇をサーチライトで照らすような働きがあり、それは貴重なものですが、サーチライトで暗闇を照らしただけで行動が起こるわけではないのです。ライトに映し出されたものを見て、熟考し、選択する時間が必要です。<熟考>し、次に<選択>してはじめて行動に移すことができます。

1回のコミュニケーションで変化を起こすのではなく、

継続したコミュニケーションの中で徐々に変化が起こるんですね。

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『3分間コーチ』の感想:心に残ったポイント

『3分間コーチ』を読んで個人的に心に残ったポイントを紹介します。

 

情報の収集と伝達だけがコミュニケーションの目的なのではありません。それ以前に、相手を認め理解しようとすること、つまり、コミュニケーションは、それを交わすことそのものが目的なのです。

いっけん意味のない会話でも、

信頼を作ったり関係性を作ったりコミュニケーション自体に意味があるんですね。

 

聞くだけでも人は癒されるそうです。

”人に話を聞いてもらいたい”というのは本能的な欲求なのかも。

 

必要以上にプライバシーに踏み込まなければいけないわけではありません。しかし、仕事で見せている以外の、人間的な<生>のその人に触れることで、<関わり>を取り戻すことができます。

<関わり>があるという実感は、<居場所>そのものなのです。

家族構成や趣味の話など、

プライベートをどのくらい仕事に持ち込むかは意見が分かれるところです。

 

わたしはお酒を飲まないので飲みにケーションが嫌いですが、

もっと拘束時間が短ければ仕事以外の交流も良いかもしれません。

仕事に必要なことしか話さない、という頑なな態度では、

信頼関係を築くのは難しいですね。

 

たしかにプライベートな話をすることは仕事の役に立たないかもしれませんが、

失敗したときにすぐに報告できる・気軽に相談してくれる等、

間接的に組織の生産性に影響するでしょう。

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『3分間コーチ』の次に読むなら?おすすめ本3選

 

『3分間コーチ』とあわせて読みたい3冊を紹介します。

 

①『教える技術』

 

部下・後輩を指導するときに知っておくべき教える技術がわかる本です。

 

行動に着目することで、望ましい行動を引き出すにはどうすればよいか?

がわかります。

参考記事:本『教える技術』の要約まとめ:行動科学を元にした再現性のある教え方とは?

 

②『ヤフーの1on1』

 

1on1とはその名の通り、上司と部下が1対1で行うミーティングのことです。

自ら考え行動する部下を育てるための手段として、1on1が注目されています。

 

経験学習を促進するコミュニケーションがわかります。

参考記事:『ヤフーの1on1』の要約:経験学習を促進して部下を成長させるコミュニケーション

③『LISTEN』

 

『LISTEN』はコーチングの基本スキルである傾聴について詳しくわかります。

相手と信頼関係を築くのに、話すことより聞くことを意識しましょう。

参考記事:『LISTEN-知性豊かで創造力がある人になれる』の要約:聞き上手な人の性格や特徴がわかる本

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まとめ:『3分間コーチ』でコミュニケーションを増やそう

・毎日3分間のコミュニケーションを取ろう!

 

・部下のことを考える時間と部下と話すためだけの時間を確保する

 

・知りたいことを考えること自体に意味がある

 

・現在進行形のコミュニケーションが大切

 

・3分間の会話後のセルフトークが行動を促す

 

・コミュニケーション自体を目的としてもよい

リモートワークが普及した今、1日3分のコミュニケーションは逆に取りやすくなりました。

パッと繋げばすぐに会話できます。

 

”あなたを理解したい”、”あなたの話を聞きたい”

というメッセージを送ろうと思います。

 

★今回紹介した本★

 

★コーチングに興味がある方におすすめの本★

参考記事:コーチング初心者におすすめの本5選:傾聴スキルや心理的安全性に関する本も紹介

 

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