『ぼくたちに、もうモノは必要ない』の要約まとめ:モノとのつき合い方を見直そう

『ぼくたちに、もうモノは必要ない』の要約まとめ:モノとのつき合い方を見直そう

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『ぼくたちに、もうモノは必要ない』はモノが少ないミニマリスト的な幸せを教えてくれる本。


この本のなかでのミニマリストの定義は次のとおりです。

・自分に必要な最小限にすること

 

・大事なもののためにそれ以外を減らすこと

ミニマリストになるヒントはもちろん、なぜモノが増えてしまうのか、モノとの幸せなつき合い方が考えられます。

★ 『ぼくたちに、もうモノは必要ない』 の要約ポイント★

 

・人間にとってモノも情報も多すぎる

 

・なぜモノは増えるのか?

 

・モノを捨てるコツ

 

・ミニマリストという生き方

わたしは、「ミニマリストはモノが嫌いなんだ、モノが視界に入るとイライラするんだ」と勘違いしていました。

著者のようなミニマリストは、モノへの嫌悪ではなくて感謝を感じたい人であり、感謝できるだけの量をわきまえている人なのだと思います。

この記事では 『ぼくたちに、もうモノは必要ない』 の要約を紹介します。

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要約①:人間にとってモノも情報も多すぎる

 

モノは進化してどんどん便利に、情報もインプットしきれないくらいあふれています。

しかし、人間の基本的な性能は5万年前のまま。テクノロジーが発達して情報の量は何万倍になっても、人間の生物学的な機能は簡単には進化しません。

5万年前のハードウェアに、大量のデータや最新のアプリをいれているようなものです。

いらないモノを減らして、ハードウェアがサクサク動くように身軽にしていく必要があります。

 

モノが多い=豊かという時代は終わったのかもしれません。

東日本大震災では、モノが多いことのリスク(押しつぶされる等)やいくら大事なモノでも流されてしまう現実に直面した人もいるでしょう。

要約②:なぜモノは増えるのか?

モノが増えるのは、モノに慣れて飽きてしまうからです。

人間は刺激の差に注目するので、差がなければ慣れになってしまいます。同じ温度の水でも周りの気温によって感じ方が違うように、相対的な感じ方に依存します。持っているモノにずっと満足し続けるのは難しく、刺激の差が感じられなくなった=飽きたとき、また次のモノを欲するでしょう。

慣れること自体は悪いことではありません。良いことに慣れてしまうのはありがたみが薄れてしまいますが、悪いことにも慣れるから辛抱できるという側面もあります。

 

人間の感情にも肉体にも限界があります。10倍の値段のバッグは10倍の喜びをくれるわけではないし、年収100倍だと100倍おいしいものが食べられるわけでも、10倍の値段のジャケットが10倍温かいわけでもありません。

 

どうせ刺激がなくなって飽きてしまうのに、飽きるころの未来の自分は想像できなくてつい買ってしまう。そのループでモノはどんどん増えていきます。

 

さらに、「自分の価値を伝える」目的でモノを持とうとすると、モノは捨てられなくなります。

たとえば、高価なアクセサリーで経済的に豊かな自分を示したり、本の量で自分の知的さを示したり…自分=モノと思い始めると、モノに時間もエネルギーもうばわれ、モノに振り回されていきます。

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要約③:モノを捨てるコツ

『ぼくたちに、もうモノは必要ない』には捨てる方法最終リスト55+追加リスト15があります。

モノを捨てるコツ、考え方がこれでもか!というくらい載っているなかから、特に重要だと感じたもの・他の断捨離本ではあまり見かけないものを紹介します。

「必要」なモノと「欲しい」モノを分ける

欲しいと思うとき、それは本当にそのモノがほしいのではなく、自分に足りない何かを埋めようとしているのかもしれません。しかし、それはモノを手に入れることでは埋まらないでしょう。

「欲しい」と思ったときに、それが「必要」かどうか問いかければ、ほとんどのモノはスルーできる。

 

まず「収納という巣」を捨てる

収納が空になったら収納自体を捨てられる、と思いますよね?

逆で、まず収納を捨ててしまいます。そうすれば、収納に入っていたモノたちをどうにかするしかなくなります。

 

捨てるときに「クリエイティブ」にならない

捨てるとき、「これをああしてこうすれば、〇〇に使える」などとクリエイティブなアイディアが湧いてきます。

捨てたくない、めんどくさいから、捨てない可能性を探しているだけです。そこで思いついた活用方法が実現される可能性は限りなくゼロでしょう。

 

もう一度買いたいと思えないモノは捨てる

「もしこれを失くしたとして、同じ値段で買いたいか?」と自分に問いかけ、買いたくないなら捨てます。次は別のを選ぶということは、なにか気に入らないポイントがあるはずです。

これが失くなったとしても、寿命を迎えたとしても、また同じモノを買いたい。そう思えるモノが本当の満足感を与えてくれる。

 

本当にもったいないのは「自分の気持ち」

「もったいない」、「せっかくもらったのに申し訳ない」という気持ちをずっと持っていることがもったいない。

1つ1つのダメージは小さくても、たくさんのいらないモノに毎日囲まれていると、少しずつネガティブな気持ちが蓄積していきます。

気に入っていないがもらったプレゼントなので、捨てるのが悪い気がしてしまう。まだまだ使えそうなので、もったいないという罪悪感がある。そのせいで、今日も、明日も、これからも持ち続け、ずっとあなたの気持ちは損なわれ続けなければいけないのか?それこそが本当に「もったいない」ことである。

要約④:ミニマリストという生き方

 

『ぼくたちに、もうモノは必要ない』は、単にモノを減らす本ではなく、モノとのつき合い方を通して幸せな生き方について考えられる本でした。

ミニマリストという生き方について、特に印象に残ったところを感想とともに紹介します。

「掃除をすることは自分を磨くこと」とよく言われるが、これは金言だと思う。部屋に溜まっているのは、ホコリや汚れではない。ホコリや汚れを放置した「過去の自分」が溜まっているのだ。「やるべきときにやらなかった」自分が堆積しているのだ。

ホコリが溜まっているのを見たときの罪悪感は、ホコリに過去の自分を見ていたからなのだと合点がいきました。掃除が苦になる、というのは、モノを持ちすぎている1つの目安になりますね。

 

今日1日で洗わなければいけない皿は1日分だけ。明日の皿を洗うことや明後日の皿、1年分の洗うべき皿を洗うことまで考え始めると、誰でも嫌になり不安になり、今日の皿洗いすらおぼつかなくなってしまう。

デール・カーネギーの『道は開ける』にある話だそうです。

いつか必要なものはそのとき手に入れればよい。ずっと先のことを心配しても仕方ないですよね。今にフォーカスするのが重要です。

特に今は便利になっているので、捨てたことを後悔してもすぐ手に入れられます。ちなみに著者いわく、「捨てなければよかった」と思うことはほぼないそうです。

 

感謝をすることだけが、すでに「飽きている」モノを「ありがたい」と思いなおし、新鮮な気持ちで日常を見なおさせてくれる。感謝を通して、当たり前のことは当たり前でなくなる。感謝で「刺激」を作りだすことができるのだ。

慣れからの飽きに対抗できるのは感謝。人にもモノにも、感謝して当たり前でないことを思い出す時間が必要で、そんな時間を日常的に持てたら、もうその時点で幸せな人生かもしれません。

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『ぼくたちに、もうモノは必要ない』 の次に読むなら?おすすめの本3選

 

『ぼくたちに、もうモノは必要ない』 とあわせて読みたい3冊を紹介します。

 

①『スマホ脳』

 

デジタル社会が人間に与える影響をわかりやすく解説した本。著者はスウェーデンの精神科医である、アンデシュ・ハンセンさんで、60万部のベストセラーです。

長い時間かけて進化した脳はデジタル社会に適応しておらず、スマホに脳がハック(攻略)されている現実を認識してつき合い方を考えましょう。

参考記事:『スマホ脳』の要約と感想:スマホやSNSの悪影響を改善するには?

②『「幸せをお金で買う」5つの授業』

 

幸せになるためにお金を使う、5つの原則が学べます。

・経験を買う

 

・ご褒美にする

 

・時間を買う

 

・先に払って、あとで消費する

 

・他人に投資する

お金と上手につき合えるのは幸せの条件ですよね。

参考記事:『「幸せをお金で買う」5つの授業』の要約まとめ:幸せなお金の使い方とは?

③『News Diet(ニュースダイエット)』

 

情報が溢れる社会で、いかにニュースが時間や集中力を奪っているかがわかります。

モノだけでなく、情報も取捨選択して必要なものだけに絞れば、幸福度が上がりそうです。

参考記事:『News Diet(ニュースダイエット)』の要約まとめ:ニュースは百害あって一利なし

 

★今回紹介した本★


 

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