『親子のための言いかえ図鑑』の要約まとめ:子どもと親は別人格であると心得るべし

『親子のための言いかえ図鑑』の要約まとめ:子どもと親は別人格であると心得るべし

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『親子のための言いかえ図鑑』は、良好な親子関係を築くための声かけがわかる本。

親子関係は、他人との人間関係の築き方や自己肯定感など子どもの将来に大きく影響します。

著者はカウンセラーとして、5万人以上にコミュニケーション指導を行ってきたそうです。

 

叱る・ほめる・勉強や習い事などケース別に具体的な言いかえ方がわかるので、今悩んでいるものからすぐに実践できます。

★『親子のための言いかえ図鑑』の要約ポイント★

 

・子どもと親は別人格!コントロールではなくサポートする

 

・I(アイ)メッセージで伝える

 

・具体的なことばを使う

正直、「そう言えたら理想なんだけど…」と思う言いかえもありました。

 

でも理想を知っておくのは大切ですよね。

完璧は目指さずに参考にするのが良いと思います。

この記事では『親子のための言いかえ図鑑』の要約を紹介します。

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要約①:子どもと親は別人格

 

子どもと親は別の人間であり、別の人格を持っています。

冷静なときには頭で理解していても、感情的になるとつい言葉の端々に”子どもは親の所有物”という意識が表れてしまいます。

 

赤ちゃんのころに食事、排せつ、睡眠と何から何までお世話していたら、そういう気持ちになるのもうなずけますよね。

でも、親が子どもの力を信じて対等に接することが、結局は一番子どものためになります。

 

「手伝ってほしいとき/困ったときは言ってね。」

なんでもやってあげるのは親の欲求を満たしたいだけ。

子ども自身でできるようにサポートする声かけをしましょう。

 

「〇〇しなさい」⇒「あなたはどうしたい?」

親と子どもは対等な人間どうしだと思えば、子どもの意見を聞く必要があるとわかります。

 

要約②:I(アイ)メッセージで伝える

 

親と子どもは対等ですから、親の意見を伝えてもいいのです。

しかし、親の意見をさも絶対的な正解のように伝えるのは間違いです。

”子どもは親の言うことを聞くべき”という考えだと、

親はいつも間違えない、完璧でなければならないと自分を追い詰めることになります。

 

”わたしはこう思う”と感情を素直に伝えましょう。

 

わたしを主語にしたメッセージはIメッセージと言われます。

あなたを主語にしたメッセージはYouメッセージで、相手を責めているように聞こえます。

Iメッセージ  :主語はわたし

「わたしは〇〇だと思う」、「わたしは〇〇してほしい」

 

Youメッセージ:主語はあなた

「あなたは〇〇でしょ」、「あなたはいつも〇〇だ」

 

わたしの感じていること/思うことに正解も不正解もありません。

あなたが主語になると思いこみや決めつけになりやすいです。

「(あなたは)わかったの?」

⇒「(わたしは)わからないところを教えてほしい」

 

「(あなたは)なんでいつもそうなの?」

⇒「(わたしは)〇〇したほうがいいと思う」

 

また、権威のある他人(先生など)一般論(みんな、世間)を主語にして、

自分の意見がさも正解のように伝えるのも子どもを黙らせているようなものです。

「先生に怒られるよ」、「みんな〇〇しているよ」、「社会に出たら恥ずかしいよ」

⇒「わたしは〇〇したほうが良いと思う」

「宿題しないと先生に怒られるよ!」と言っていました。

次からは「ママは宿題をしたほうがいいと思う」と伝えます。

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要約③:具体的なことばを使う

 

小さい子どもに何か行動をさせたいときは、具体的な言葉を使います。

感覚を伝える言葉は、人によって程度の解釈が違ったり具体的な行動がわからなかったりします。

 

つい使いがちな感覚的表現の例は次のとおりです。

・ちゃんとする

 

・しっかりする

 

・きちんとする

 

・早くする

 

・大人しくする

 

・いいこにする など

 

たとえば”きちんとする”とはどういうことか?を子どもが理解していなければ、

きちんとしようと思っても行動ができません。

「きちんと片付けなさい」⇒「おもちゃを棚にしまおう」

 

「早くして」⇒「くつを履こう」、「服のボタンをしめよう」

 

「大人しくして」⇒「お話が終わるまで椅子に座っていよう」

”行動+~しよう”で伝えると、具体的にどうすればいいのかが伝わります。

 

これは仕事でも言えますよね。

「きちんと確認して」より「ここの数字とここの数字が合っているか確認して」と言うほうがミスが減ります。

 

お手本を見せるのも効果的です。

「静かにして」⇒(小さな声で)「ここでは小さな声で話してね」

”このくらいのボリュームで話してほしい”という程度の声で話しかけると、

子どもも理解しやすくなります。

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『親子のための言いかえ図鑑』の次に読むなら?おすすめ本3選

 

『親子のための言いかえ図鑑』とあわせて読みたい3冊を紹介します。

①『自己肯定感育成入門』

 

子どもの自己肯定感を高める親の関わり方がわかる本。

 

プロセスをほめる、親が失敗した話をする、コーチに徹するなど、

子どもが生き抜く力を身につけるためにどう関わればよいかが紹介されています。

参考記事:『自己肯定感育成入門』の要約まとめ:子どもが幸せになるためにできること

 

 

②『教えないスキル』

 

『教えないスキル』は、フットボールチームの人格形成プログラムから人材育成のポイントがわかる本です。

 

”学ぶ”の主語はコーチではなく、学びを創出するのがコーチの役目。

育成の主役はあくまで子どもであり、親は学びの機会を創り出し、振り返りをサポートする役割です。

参考記事:『教えないスキル ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』の要約:学びの主体は誰?

 

③『神子育て』

 

親自身のメンタルが安定していて幸せであることが子育てで重要なことです。

「言い換えできるほどの心のゆとりがない」と思ったら、『神子育て』がおすすめ。

 

学力を重視し過ぎると他人との比較や足りないところが目につくこともありますが、

何より大切なのは子どもと親が幸せを感じていることです。

参考記事:『神子育て』の要約まとめ:イライラを手放すには親の自己評価を変えよう

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まとめ:子どもの人格を尊重するのが良好な親子関係のコツ

・親子関係は子どもの将来の人間関係や自己肯定感に影響大

 

・子どもと親は別人格であることを肝に銘じる

 

・子ども自身でできるようにサポートし、子どもの意見を聞く

 

・親の意見はI(アイ)メッセージで伝える

 

・Youメッセージは人格否定や決めつけになりがち

 

・感覚言葉よりも具体的な行動を示す言葉で伝える

日ごろの考えはつい言葉に出てしまうものです。

 

言い換え例を覚えるだけでなく、その背後にある考え方(子どもは親の所有物ではない等)を理解すれば、きっと良い親子関係が気づけるでしょう。

あとがきのエピソードがとっても素敵でした!

 

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