『口下手のままでも伝わるプロの話し方』は、博報堂のスピーチライターが経営者や政治家に教えた話し方のコツをまとめた本です。
基本的で重要なことがわかりやすくまとまっていました!
特に、場面別のマイルストーン(話の構成要素)を知れば、
自分の話の伝わりやすさがレベルアップするでしょう。
★『口下手のままでも伝わるプロの話し方』の要約ポイント★
・スラスラ話す=話し上手ではない!言葉に体温と体重を乗せる
・伝えるべきこと=マイルストーンを明確にする
伝えたいことを伝えるためには、言葉数は関係ないとわかります。
”余計なことを伝えない”という考え方が新鮮でした。
この記事では『口下手のままでも伝わるプロの話し方』の要約を紹介します。
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目次
要約①:言葉に体温と体重を乗せる
”言葉に体温と体重を乗せる”というのは政治家の小泉進次郎さんの言葉。
いくらスラスラ話せても、体温と体重が乗っていない人もいます。
体温⇒感情、心から思っているという誠意
体重⇒責任、言葉の重み
伝え方がうまい人は、おべんちゃら(口先のお世辞)にも知性があります。
「お世辞をいうのは誠実でない」と考える人もいるかもしれませんが、
相手と気持ちよくコミュニケーションするための潤滑油、伝えるための環境つくりとも言えます。
もっとも、心がこもっていないと見破られたら逆効果。
相手を雑に持ち上げるお世辞ではなく、傾聴した話の内容をほめるのが知的なお世辞です。
「さすが〇〇さん!」
⇓
「どうして〇〇だとわかったんですか?」、「こんな〇〇ははじめて/1番です」
言葉に体重が乗っているとは、言葉に重みがあること。
裏返せば、体重が乗っていないとは無責任で経験不足だと言えます。
特に営業など契約を結ぶ・金銭がかかわるところで言葉に重みがないと信用されません。
信用を得るためには、何を話さないかを決めることが重要です。
コミュニケーションの失敗は、言いたいことが伝わらないことよりも、言わなくていいことが伝わってしまったことから起きるものです。
余計なことを話さないから信用を得られるパターンもあるのですね。
要約②:伝えるべきこと=マイルストーンを明確にする
話のうまい人は、話の構成要素をマイルストーン(節目の標石)として置いています。
場面ごとにどんな構成要素をどの順で話すと伝わりやすいのかを頭に入れておくと、
伝わりやすさがぐんとレベルアップするでしょう。
『口下手のままでも伝わるプロの話し方』の中から、2つピックアップして紹介します。
報告のマイルストーン
報告のマイルストーン:状況⇒結論・対処法⇒感情
報告するときは4W(when/where/what/who)で簡潔に状況を説明した上で結論を述べます。
結論ファーストが報告の基本ですが、
何について話しているか明確でないときは簡単な状況説明は入れたほうが伝わりやすいです。
状況説明は必要でしょう。
その後、結論や対処法を伝えます。
悪い報告だとしたら、ここで言い訳をしたくなってしまいますよね。
しかし、心の中で「早い話が・・・」とまくらをつけて、要点だけ述べましょう。
最後に感情を伝えます。
相手の感情に寄り添い、自分の感情を伝えた上で、
最後は未来への展望(これからどうするか)で締めます。
状況:先日の〇〇社のプレゼンについて~さんから結果の連絡がありました。
結論:わが社の負けで△△社が勝ち取りました。
感情:ご期待に沿えず申し訳ございません。わたしも非常に残念で本当に悔しい気持ちです。
今回は~だったので、今後は~します。
感情が入ることで体温が乗る感じがしますね!
反論のマイルストーン
反論のマイルストーン:確認⇒受容⇒提案
反論にすぐ反論したくなる気持ちを抑えて、まずは相手の意見を繰り返して確認します。
相手が使ったキーワードを3つくらい入れると、「きちんと理解してくれたな」と感じてもらえます。
その上で相手の意見を受け止め、自分の意見を提案として述べます。
受け入れる(同調)と受け止める(受容)は違います。
受け止めたからと言って、相手の意見に賛同するわけではありません。
「あなたの意見も一理ありますね」、「そういう意見もありますよね」等と、
受容で意見の存在を認めて相手を尊重していることを示します。
その後、自分の意見を提案の形で示せば、相手は否定されたと感じにくいでしょう。
確認:〇〇さんの意見は、~ということですよね。ありがとうございます。
受容:確かに、〇〇さんのご意見もごもっともだと思います。
提案:その意見をふまえて、~するというのはいかがでしょうか。
新しい提案をする人は会議のイニシアティブを取りやすくなります。
相手の考えを受け止める度量の大きさを示すことで、
意見の中身だけでなく、あなた自身への賛同が集まるでしょう。
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『口下手のままでも伝わるプロの話し方』の次に読むなら?
『口下手のままでも伝わるプロの話し方』とあわせて読みたい3冊を紹介します。
①『一番伝わる説明の順番』
自分主導(説明やプレゼン)と相手主導(質問に答える)での説明の型がわかります。
何を先に話すとわかりやすいか、を整理できる本です。
相手にまず地図を渡す、相手の聞きたいことから話す等、マイルストーンに近い内容で話す順番の型が学べます。
参考記事:『一番伝わる説明の順番』の要約:相手が聞きたい順番で話そう【プレゼン・報連相】
②『人を動かす』
『人を動かす』はデール・カーネギーの古典的名著です。
人の信頼を獲得する、心を動かすために知っておくべき原則がまとまっています。
言葉に重みを感じてもらうには、日頃の言動がものを言います。
読んだことがない人は必読です!
参考記事:『人を動かす』の要約まとめ:相手の自己重要感を満たすことを習慣にしよう
③『神トーク』
否定せずに安心感を与えること、自己重要感を満たすことを原則として、
人に伝わる話し方のコツがたくさんわかる本です。
伝える前の信頼関係構築を重視しています。
参考記事:『神トーク』の要約まとめ:安心と自己重要感で相手を満たそう【リーダー必読】
まとめ:マイルストーンに従って話してみよう
・言葉に体温と体重を乗せる
・何を話さないか決めることが信用になる
・話の構成要素をマイルストーンとして置く
・報告のマイルストーン:状況⇒結論・対処法⇒感情
・反論のマイルストーン:確認⇒受容⇒提案
シーン別のマイルストーンがとても参考になりました。
他にも広告、スピーチ、面接、相談などで使えるマイルストーンが紹介されていました。
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