1兆ドルコーチの要約まとめ:コーチやリーダーに必要な資質と価値観がわかる本

1兆ドルコーチの要約まとめ:コーチやリーダーに必要な資質と価値観がわかる本

『1兆ドルコーチ』は、アップルやGoogleをはじめとするIT企業の経営陣をコーチした、

ビル・キャンベルさんのエピソードからコーチの資質を学べる本です。

 

「スティーブ・ジョブズやラリー・ペイジのコーチなんて、

どんなすごい経営者なんだろう?」と思ったら、

フットボールのコーチから39歳でビジネス界に転身した方でした。

 

ビル・キャンベルさんのコーチング手法をひと言でいえば、

”人を大切にする”ということ。

 

特に重要な要素は、信頼/チームファースト/愛です。

 

体系的なノウハウやコーチング・テクニックを知りたい人、

コーチングの教科書的な内容を求めている人には期待外れの本かもしれません。

 

逆に、こんな悩みを抱える人にはおすすめです。

・マネジメントスキルは十分なはずだけど部下がついてこない

 

・チームリーダーを任されたけど不安だ

 

・チームとは名ばかりでみんな自分のことしか考えていない

 

など

 

この記事では、『1兆ドルコーチ』の要約まとめを紹介します。

 

チーム・ビルディングやコーチングに重要な価値観を学べるので、

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

 

『1兆ドルコーチ』のビル・キャンベルさんとは?

まず、『1兆ドルコーチ』の主人公である、ビル・キャンベルさんの経歴を紹介します。

 

ビル・キャンベルさんはフットボールの選手からコーチに進み、

39歳で広告会社に就職しました。

 

もともとスポーツ選手のコーチだったんですね。

 

その後、コダックからアップルに入社、

そこからシリコンバレー中のCEOをコーチするようになります。

 

スティーブ・ジョブズがアップルを立て直すのを助け、

スタートアップ期のGoogleやその他たくさんのIT企業の成長を支援し、

生み出した時価総額は1兆ドルをゆうに超えるのだとか。

 

そこから『1兆ドルコーチ』というタイトルがつけられています。

 

この本はビル・キャンベルさん自身の著書ではなく、

ご本人は亡くなってから、彼にコーチされた人々のインタビューを元に書かれています。

 

自分語りではなく、たくさんのエピソードで構成されている点が特徴

堅いビジネス書よりも、エッセイのようなイメージが合っているかも。

 

ビジネス書『ナラティブカンパニー』で紹介されているアップルのCMは、

ビル・キャンベルさんがアップル時代に考えたものだそうです。

 

見る人を主人公にするナラティブなCMを作れるのは、

やっぱり相手目線、見る人視点で考えられるからなのでしょうね。

『1兆ドルコーチ』の要約

『1兆ドルコーチ』であるビル・キャンベルさんのコーチングの仕方は、

人を大切にすること、本の中では”ピープル・ファースト”と表現されています。

 

特に大事にしていた価値観を3つにまとめました。

・信頼      :信頼は最優先かつ最重要

 

・チームファースト:エゴを乗り越えて最大限の価値を生み出す

 

・愛       :ありのままの存在を受け入れるとチームは強くなる

 

それぞれ詳しく紹介します。

 

信頼:心理的安全性が高いチームが最高のチーム

心理的安全性とは、

弱みを見せられるか・ありのままでいることに心地よさを感じるかを指します。

 

ビル・キャンベルさんは信頼は人間関係において最も重要であると考えていたそうです。

 

【心理的安全性が低い状態の例】

 

・自分の意見が否定されるのではないか

 

・こんなことを聞いたら能力がないと思われないか

 

・うっかり雑談したらサボっていると思われないか

 

⇒恐怖や不安を感じて自発的な言動を控える

 

【心理的安全性が高い状態】

 

・少々突飛なアイデアでも言ってみよう

 

・困ったことがあったら相談しよう

 

・メンバーのために情報共有しておこう

 

⇒否定や非難の心配がないため、積極的に関わりを持てる

 

相手を信頼する・心理的安全性を守ることは、

ただ甘やかす・なんでもポジティブに受け取るのとは違います。

 

相手の尊厳は守り、心理的安全性が高いと感じていることを確認してから、

率直なフィードバックをするのが信頼できるコーチです。

 

信頼関係はコーチする側・される側によって築かれるものなので、

コーチされる側の資質も必要です。

 

【コーチされる側に必要な資質】

 

・正直さ

 

・謙虚さ

 

・つねに学ぼうとする姿勢

 

・努力を厭わない姿勢

 

経営者や管理職では、成功体験やプライドが邪魔してしまうかもしれません。

役職にかかわらず、心に壁がなく素直ならコーチングの恩恵を最大限受けられます

 

起業セミナーに行ったとき、

講師の方が起業に成功する人の資質として”素直さ”を挙げていました。

 

役職が上がったときほど、素直さを忘れずにいたいですね。

 

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チームファースト:チームを良い状態にするのがコーチの役割

ビル・キャンベルさんは経営陣チームのコーチをしていました。

チームで生み出せる価値の大きさに気づかせるのがチームコーチの役目です。

 

1人ひとりのエゴの先にあるものを見通し、全員が力を合わせればどれほどの価値を生み出せるかを理解できる人物が必要なのだ。 p.171

 

個人的な成果へのこだわりやプライドが邪魔をして、

チームのパフォーマンスが落ちることもあります。

 

そんなときは、起きている問題ではなくチームにフォーカスします。

 

チームにフォーカスするとは、チームを良い状態にすることに集中し、

問題を解決するのはあくまでチーム自身であるということです。

 

コーチはチームの中にいないからこそチーム全体を見て、

小さなコミュニケーションのすき間を埋めることができます。

 

愛:職場に愛を持ち込む

数々のエピソードを読むとわかるのは、

1兆ドルコーチの接し方には仕事とプライベートの垣根がないということです。

 

1人の人間として仕事もプライベートもまるごと大切にすると、

こんなに信頼されるコーチになるんですね。

 

私たちがビルから学んだこと、それは「愛してもいい」ということだ。チームメイトは人間であり、彼らの職業人の部分と人間の部分のあいだの壁を破り、愛をもってまるごとの存在を受け止めるとき、チーム全体が強くなることを学んだ。 p.233

 

思いやりを職場に持ち込め!という言葉はインパクトがありました。

 

なんと、思いやりのある人は能力が低いと思われる研究結果があるそうです。

 

2009年の研究で、

”有能に見られたいならいじわるになれ!社交的に見られたいなら怠惰になれ!”

という刺激的なタイトルでした。

 

あえて思いやりを職場に持ち込まないのは、

「有能に見られたい!」というエゴなのかもしれません。

温かさと有能さのあいだには、互いを打ち消し合う「相殺効果」があることが、研究によって占められている。一般に人は、温かい人は能力が低く、冷たい人は能力が高いと見てしまうことが多い。 p.231

 

勇気を出して、思いやりを持ち込んでみませんか?

 

ビル・キャンベルさんは愛に溢れるけど口が悪い人だったそうです。

そこに愛や信頼があれば、表面上の言動は関係ないのでしょう。

 

逆に言えば、テクニックだけ身につけても意味はないということ。

 

相槌の打ち方やこういう言葉を使う/使わない等は、

本質的なコーチングスキルではないのだなと感じました。

 

『1兆ドルコーチ』を無料で読む方法

 

『1兆ドルコーチ』は耳で聴けるオーディオブックがあります。

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まとめ:『1兆ドルコーチ』は相手をまるごと受け入れる

・1兆ドルコーチはフットボールコーチ出身のビル・キャンベルさんのこと

 

・人を大切にするのがコーチの基本

 

・人間関係で1番大切なのは信頼関係

 

・最高のチームは心理的安全性が高い

 

・1人ひとりのエゴを乗り越えて最大限の成果を発揮する

 

・仕事とプライベートを分けず、ありのままを受け入れる

小手先のテクニックよりも人間性を磨くことが先なのだと再確認できる本でした。

 

目新しいノウハウはありませんが、

相手を大切にする・受け入れるという当たり前のことを徹底する大切さ

がたくさんのエピソードから伝わってきます。

 

部下を持つ人、チームで働く人におすすめの1冊です。

 

この本を読んで実践してくれる人のコーチングはぜひ受けたい!

 

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