『アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉』は、
アドラー心理学に興味を持った人が最初に読むのにおすすめの本。
わかりやすい言葉でアドラー心理学の基本概念がわかります。
アドラー心理学でよく扱われるテーマをさらっと知りたい人向けです。
この記事では『アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉』からアドラーの名言を紹介します。
目次
自己決定性:自分の人生は自分がつくる
アドラー心理学の特徴の1つは、
これまでの人生もこれからの人生も自分がつくるという自己決定性です。
他人のせいにできない厳しさと自分次第で自分の望む未来をつくれるという希望の両面があります。
人はだれでも自分で選んで行動することができるのだから、
環境や遺伝子は自分の人生を決定づけるものではありません。
その素材でどんな家(=人生)をつくるかは自分次第です。
「やる気がなくなった」のではない。
「やる気をなくす」という決断を自分でしただけだ。
「変われない」のではない。
「変わらない」という決断を自分でしているだけだ。
まずは自分ですべて決めていると自覚することが大切です。
さまざまな事象に対して自分がどう決めているか、
どう認知してどう意味づけているかを自覚し、望ましいものに変えていきます。
ライフスタイル:どう認知・解釈するかを選ぶ
人生で起こる出来事はコントロールできません。
しかし、その出来事にどう解釈して意味づけるかは自分で決めることができます。
ライフスタイル:どう認知するか、どう意味づけるかの傾向
アドラーは、ライフスタイルの根源には3つの価値観があると言います。
「私は〇〇」である
「世の中の人々は〇〇である」
「私は〇〇であらねばならない」
性格の根っこには、この3つの価値観がある。
自分をどう捉えているか、世界をどう見ているか、自分の理想像をどう考えているか
でどんな感情が生まれるかが決まります。
生まれる感情が自分にとって望ましくないなら、まずライフスタイルを変えましょう。
他人の言動をすぐに批判と捉えてしまう人は、「自分は批判されるような人間だ」、「世の中の人々は自分のことが嫌いなのだ」というライフスタイルかもしれません。
「他人の言動を批判的に考えないようにしよう」と思っても、
根本のライフスタイルが変わらなければ感情を抑え込むだけです。
怒りなどの感情をコントロールしようとするのは無駄である。
感情は「排泄物」なのだ。
「排泄物」を操作しても何も変わらないだろう。
ライフスタイルは何歳からでも変えることができます。
変えようと決めるだけで良いのです。
不完全さを認める勇気:自己受容が幸せへの道
アドラー心理学では劣等感を悪いものとは捉えていません。
劣等感は目標があるからこそ感じるものであり、
「自分はまだまだだ」と思うからがんばれる面もあります。
(どう捉えるかは自分次第ということ)
それに対して劣等コンプレックスは、劣等感を理由にして人生の課題から逃げている状態です。
不完全さを認める勇気で劣等コンプレックスから抜け出し、
人生の課題に向き合うことが幸せになる道であるとされています。
強がりはコンプレックスの裏返し。
「強く見せる」努力はやめて、「強くなる」努力をすることだ。
「強くなる」努力とは、不完全さを認めること=自己受容することです。
相手が自分をどう思うかは相手の課題であり、
自分がコントロールできる領域ではありません。
自分が正しいと思ったことを自分から始めましょう。
『アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉』のオーディオブック
『アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉』は耳で聴けるオーディオブックがあります。
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『アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉』の次に読むなら?
『アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉』とあわせて読みたい3冊を紹介します。
①『アドラー心理学入門』
アドラー心理学の基本理論がわかる本です。
新書サイズで読みやすく、特にアドラー心理学を子育てにどう活用するかがわかります。
参考記事:『アドラー心理学入門』の要約:アドラー心理学の基本理論がわかる【はじめの1冊に最適】
②『幸せになる勇気』
哲人と青年の対話から、アドラー心理学の実践でぶつかる壁がわかる本です。
「どんな人間関係も尊敬から始まる」という価値観のもと、
人間関係、自分と他者との関わりについて理解できます。
参考記事:『幸せになる勇気』の要約まとめ:人間関係は無条件の尊敬から始める
③『「コーチング脳」のつくり方』
『「コーチング脳」のつくり方』はアドラー心理学をベースにしたコーチングが学べる本です。
コーチングでは、クライアントに自分で問題を解決できる力があると信じる前提で接しますが、
その前提を自己実現傾向で深掘りして解説されています。
参考記事:『「コーチング脳」のつくり方』の要約:自己実現の促進とコーチングの基本モデル
まとめ:アドラーの名言で自分の課題に向き合おう
・これまでの人生をつくったのは自分であり、これからの人生も自分がつくる
・生まれ持ったものは自分の人生を決定づけるものではない
・ライフスタイル=起こったできごとをどう認知してどう解釈するか
・ライフスタイルを変えれば生じる感情も変わる
・劣等感を理由に自分の課題から逃げていると幸せになれない
・相手からどう思われるか、相手が何をしてくれるかは相手の課題
(自分ではコントロールできない)
アドラー心理学がどういうものかをざっくり知るのにおすすめの本です。
サクッと読めますが、何度も読み返したくなる名言が見つかるでしょう。
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