『科学的な適職』の要約:幸福度を上げる7つの徳目とは?【好きを仕事にするのはNG】

『科学的な適職』の要約:幸福度を上げる7つの徳目とは?【好きを仕事にするのはNG】

『科学的な適職』は、最適な仕事選びのステップを解説した本です。

 

周囲の意見や思い込み・先入観に惑わされず、

科学的な研究結果をベースに自分の価値観を取り入れた判断基準で仕事を選べます。

★『科学的な適職』の要約ポイント★

 

・”好きを仕事に”や給料を基準に仕事を選ぶのは幸福にならない

 

・幸福に直結する7つの徳目を基準に仕事を選ぶ

 

・バイアスから時間的・視点的に距離を置く

世間体ではなく、自分が幸福になるための仕事選びをしたい人におすすめ。

組織やチームの生産性を上げたいリーダーにとっても、

参考になる点が多い本です。

 

この記事では、『科学的な適職』の要約と感想を紹介します。

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『科学的な適職』の要約

『科学的な適職』の要約ポイントは次のとおりです。

★『科学的な適職』の要約ポイント★

 

・”好きを仕事に”や給料を基準に仕事を選ぶのは幸福にならない

 

・幸福に直結する7つの徳目を基準に仕事を選ぶ

 

・バイアスから時間的・視点的に距離を置く

まずは世間一般で信じられている仕事選びの常識を覆し、

次に幸福になるための要素(7つの徳目)を紹介するという構成です。

 

”好きを仕事に”や給料を基準に仕事を選ぶのは幸福にならない

 

『科学的な適職』では、職業選択にありがちな観点が7つの大罪としてまとめられています。

<職業選択の7つの大罪>

 

好きを仕事にする/給料の多さで選ぶ/業界や職種で選ぶ/仕事の楽さで選ぶ

/性格テストで選ぶ/直感で選ぶ/適性に合った仕事を求める

どれも一見よさそうな選択肢に思えますよね・・・

特に意外だった2つを紹介します。

 

”好きを仕事にする”が幸福にならない理由

好きなことを仕事にするマインドだと、ちょっとした挫折で心が折れます。

 

好きなことを仕事にしたい派と”仕事は仕事”と割り切っている派を比較したところ、

”仕事は仕事”と割り切っている派のほうが仕事の上達が早くて離職しなかったそうです。

(前略)好きなことを仕事にしていた人ほど、「本当は子の仕事が好きではないのかもしれない…」や「本当は子の仕事に向いていないかもしれない…」との疑念にとりつかれ、モチベーションが大きく上下するようになります。結果として、安定したスキルは身につかず、離職率も上がってしまうのです。 p.46

 

好きなことを仕事にするより、やってみたら楽しくて好きになる(グロウス・パッション)ほうがやり切る力が強くなります。

好きな対象は変わっても、上達している・成長している自分が好きなのはずっと変わりません。

 

時間や労力などのリソースを注いだ分だけ、仕事が好きになる側面もあります。

自分で組み立てた家具に愛着がわく、イケア効果と同じですね。

給料で仕事を選んでも幸福にならない理由

給料と幸福度には相関関係がないという調査があるそうです。

 

ダニエル・カーネマンの『年収800万円が幸福度のピーク』という説は有名ですよね。

年収800万円を超えると幸福度の上がり方が緩やかになり、コスパが悪くなります。

 

年収が上がるよりも、仲の良いパートナーを持つと7倍幸福になり、

ちょっと体調が良くなると60倍も幸せを感じるそうです。

 

給料より人間関係と健康が重要ということですね。

 

給料は地位財なので、他人と比較して幸福度は変わってしまいます。

地位財 :人と比べて優れていると満足するもの

例)家、車、ブランド品、学歴、年収、結婚など

 

非地位財:人と比べなくても満足できる(価値が減らない)もの

例)健康、良好な人間関係、環境、自由など

次に紹介する7つの徳目は、まさに非地位財です。
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幸福に直結する7つの徳目を基準に仕事を選ぶ

 

給料や好きなことを基準にしないのなら、何を基準に仕事を選べばよいでしょうか。

 

『科学的な適職』では仕事の幸福度を決める7つの徳目を挙げています。

・自由:仕事の進め方、働き方に裁量権がある

 

・達成:前に進んでいると感じられる

 

・焦点:攻撃型/防御型に合っている

 

・明確:評価基準とタスクの内容が明確である

 

・多様:仕事内容に変化を感じられる

 

・仲間:良い友人がいる

 

・貢献:他人の役に立っていると感じられる

仕事内容というより、職場環境や仕事の進め方に関する項目が多いです。

 

新卒採用で職場環境や仕事の進め方を重視すると、

仕事内容に関心がない、メンタルが弱いなどと判断されがち。

 

そんな風潮も改善したいですね。

 

制御焦点テスト:攻撃型/防御型

性格テストは仕事選びに有効ではないそうですが、

数少ない信頼できるテストとして制御焦点が紹介されています。

 

制御焦点は、性格を攻撃型/防御型に分けるテストです。

攻撃型の特徴:目標達成で得られる利益を重視。競争が好き、勝つことが大切。

攻撃型に適した職業の例⇒コンサルタント、アーティスト、テクノロジー系など

 

防御型:堅実に安全に責任を全うすることを重視。負けない、損失回避が大切。

防御型に適した職業の例⇒事務員、経理、法律関係など

『科学的な適職』では、16問のテストで自分が攻撃型/防御型のどちら寄りかが分かります。

わたしは60%攻撃型:40%防御型でした。
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バイアスから時間的・視点的に距離を置く

 

どのような項目を重視して仕事を選べば良いかわかっても、

その意思決定にバイアスがかかっていたら最適な選択はできません。

 

確証バイアス、サンクコストバイアス、現状維持バイアスなど、

人間には本能的にさまざまなバイアスがあります。

 

バイアスを避けるために使える、時間操作系/視点操作系のプロトコル(手順)

4つ紹介されています。

 

バイアスは視野が狭くなっていることで起こるので、

将来を想像して時間的な距離を置く・第三者視点で自分の主観から距離を置くことが有効です。

時間操作系:10/10/10テスト、プレモータム(事前の検死)

 

視点操作系:イリイスト転職ノート、友人にフィードバックをもらう

 

10/10/10テストは、10分後・10か月後・10年後にこの選択がどう影響するかを想像することで、将来まで視野を広げます。

 

プレモータム(事前の検死)は大失敗した将来を想像して、その原因を考える思考法です。

『0ベース思考』でも紹介されていました。

参考記事:『0ベース思考』の要約:社会常識や一般的な基準を超えて自由に考える

 

イリイスト転職ノートは、転職に関する意思決定や行動を3人称で記録します。

3人称とは自分(1人称)・あなた(2人称)ではなく、彼・彼女のこと。

 

自分の行動を、”彼(彼女)は~と判断した”などと記録することで客観視します。

”イリイスト”はギリシャ語の3人称illeが由来です。

『科学的な適職』を無料で読む方法

 

『科学的な適職』は耳で聴けるオーディオブックがあります。

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『科学的な適職』の感想

 

『科学的な適職』を読んで、なんの仕事をするか?よりも、

だれと・どこで・どのように働くか?のほうが幸福に関係するとわかりました。

 

変化が早い時代においては、仕事内容は変わっていくのが当然で、

状況に柔軟に対応するための環境やチームのほうが重要です。

 

1つ疑問があるとすれば、7つの徳目の”仲間”のところで、

自分と似たような人がどのくらいいるか?が指標になっていたところです。

 

たしかに類似性効果で似た人がいる集団のほうが働きやすいですが、

似た人が多い組織はものの見方が固定化しがちで変化の適応力が低いです。

 

仕事内容が多様であるだけでなく、

組織の構成メンバーも多様であることが組織にとっては良いのではないでしょうか。

いくら心地よい環境だったとしても、

組織が競争力をなくしてしまえば存続の危機です。

 

多様性については、『多様性の科学』が面白かったです。

また、『失敗の本質』でも多様性の大切さが紹介されています。

参考記事:『多様性の科学』の要約と感想:多様性がなぜ必要なのか?がわかる本

参考記事:『失敗の本質』の要約まとめ:失敗の原因と自己革新組織になるための教訓を解説

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まとめ:『科学的な適職』で幸福を軸に仕事選び

・科学的な根拠+自分の価値観を合わせて適職を選ぼう

 

・好きなことや給料で仕事を選んでも幸福に直結しない

 

・裁量権があることや仕事の達成感・社会貢献度で選ぶと幸福につながる

 

・攻撃型/防御型で向いている職業は異なる

 

・バイアスを避けるには時間的・視点的に距離を置く

 

・これからの時代は自分と似た人と働くだけでなく組織の多様性も重要

家族など身近な人に相談するのも良いですが、

個人の経験談やバイアスがかかっている点は考慮して聞きましょう。

 

『科学的な適職』を読んでから仕事選びをすれば、

ミスマッチの確率を減らすことができるはずです。

 

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