『「やりたいこと」が見つかる時間編集術』は、やりたいことを見つけるための時間(アンプロダクティブ・タイム)の重要性がわかる本。
やりたいことが見つかるのは偶然ですが、偶然の確率を上げるには時間的な余白が必要です。
★『「やりたいこと」が見つかる時間編集術』の要約ポイント★
・人生のルール:時間→能力→人脈→お金の順で増やす
・プロダクティブタイムとアンプロダクティブタイムに分ける
・やりたいことを引き寄せるためのアクションプラン
それらを生み出すために、まず自分でコントロールできる時間の使い方を見直しましょう。
この記事では『「やりたいこと」が見つかる時間編集術』の要約を紹介します。
目次
要約①:時間→能力→人脈→お金の順で増やす
本書では、やりたいことが見つからない人にとっての人生の目的地を、時間・能力・人脈・お金を最大化することに設定しています。
時間・能力・人脈・お金が潤沢にあれば、やりたいことを見つける偶然を作りやすく、やりたいことが見つかったときにチャンスに飛びつくこともできるでしょう。
時間・能力・人脈・お金というのは、他の書籍でも増やすべき資本・資産として挙げられることが多いです。
⇓本『幸福の資本論』で幸福の土台とされる資本・資産
・自由 ⇒金融資産(お金)
・自己実現 ⇒人的資本(労働力、スキル)
・共同体=絆⇒社会資本(家族、友人)
参考記事:『幸福の資本論』の要約まとめ:3つの資本を増やして幸せになる戦略がわかる
⇓本『LIFE SHIFT』で人生100年時代を生き抜くために大切な資産
参考記事:【LIFE SHIFT(ライフシフト)の要約】人生100年時代のマルチステージの生き方とは?
時間・能力・人脈・お金のうち、自分でコントロールできるもの、誰でも平等に持っているものが時間です。
時間を有効活用して能力→人脈→お金の順に増やしていくことで、やりたいことが見つかりやすくなります。
順番も重要です。
増やした時間ですぐにお金を増やそうとしても、能力がなければ時間の切り売りしかできません。
増やした時間で人脈を作ろうとしても、自分がつき合う価値のある人間であることが伝わらなければ時間の無駄になってしまいます。
人脈ができるコツは、即レス/リマインド/前倒しです。
とにかく相手の時間を奪わない、コミュニケーションコストが低くなるような気づかいを意識しましょう。
まずは時間を作って能力をつけ、能力があれば人脈ができて、最終的にお金がついてきます。
要約②:プロダクティブタイムとアンプロダクティブタイム
時間の使い方は、プロダクティブタイムとアンプロダクティブタイムで戦略が異なります。
プロダクティブタイム(productive-time)
効率を上げてアンプロダクティブタイムを増やす
アンプロダクティブタイム(unproductive-time)
生活の余白、やりたいことを見つける、偶然をつくる
プロダクティブタイムは効率重視の時間です。
仕事や家事の時間は効率を上げるほど、アンプロダクティブタイムが増えます。
プロダクティブタイムの効率を上げる例
・移動時間をお金で買う(タクシー、新幹線など)
・スキルシェアで外注する(家事代行、クラウドソーシングなど)
・当たり前を疑う(定例会議は本当に必要なのか?など)
アンプロダクティブタイムは何もしない時間、プロダクティブタイムのプレッシャーから解放されてやりたいことを見つけるための時間です。
人生の時間すべてがプロダクティブタイムだと、いずれ息切れしてしまうでしょう。
休息が必要ですし、効率を度外視した行動からやりたいことが見つかる可能性もあります。
アンプロダクティブタイムの使い方のポイントは、未知のものを選ぶことです。
人は慣れ親しんだものを無意識に選びがちなので、意識的にまだ選んだことがないほうを選びます。
小さなことでもいいので、未知のものを選ぶように心がけましょう。
・通ったことのない道を選ぶ
・食べたことのないお店やメニューを選ぶ
・読んだことのない本のジャンルを選ぶ
・会ったことのない人と会う など
印象的だったフレーズは、”損するつもりで生きる”と”give ー take = chance”。
みんなが損しないように生きているなかで、損するつもりで生きる人はユニークな存在になれます。
見返りを求めずに役に立つことで、チャンスがやってきます。
TAKER(奪う人)には気を付けないといけませんが…
要約③:やりたいことを引き寄せるためのアクションプラン
『「やりたいこと」が見つかる時間編集術』では、今日からできる具体的な行動を15個提示しています。
その中から特に有効だと感じたアクションを3つ紹介します。
・英語の情報源を持つ
・本屋に行く
・感謝日記をつける
英語の情報源を持つことは、英語の学習にもなりますし、日本の当たり前を疑うきっかけにもなります。
海外メディアのSNSをフォローするだけでも、入ってくる情報が変わります。
本屋に行くことで、想定外の出会いが起こります。
欲しい本をネット注文するだけでは、過去の販売履歴に基づいた似たような本しか目に留まりません。
自分の興味関心のありかを知るのにも本屋さんは最適な場所です。
寝る前に感謝日記をつけることで、メンタルを良好な状態に保てます。
感謝日記をつけると日常の中で感謝できることを見つける感度がアップし、人間関係も良好になるでしょう。
感謝日記の効能は、『the three happiness 精神科医が見つけた3つの幸福』などたくさんの本で紹介されています。
『「やりたいこと」が見つかる時間編集術』を無料で読む方法
『「やりたいこと」が見つかる時間編集術』は耳で聴けるオーディオブックがあります。
Amazon Audibleの無料体験を活用すれば、
『「やりたいこと」が見つかる時間編集術』を含めて12万冊以上が聞き放題です。
いつでも解約が可能です。無料体験中に解約すればコストはかかりません。
⇓⇓登録手順や解約手順はこちら!
【Amazon Audibleの無料体験はかんたん】12万冊以上の本が聞き放題で効率的に読書できる
『「やりたいこと」が見つかる時間編集術』の次に読むなら?
『「やりたいこと」が見つかる時間編集術』とあわせて読みたい3冊を紹介します。
①『LIFE SHIFT』
長寿化するなかで従来の教育→仕事→引退型のライフプランから
柔軟なマルチステージへの基本戦略がわかります。
参考記事:【LIFE SHIFT(ライフシフト)の要約】人生100年時代のマルチステージの生き方とは?
②『ライフピボット』
ライフピボットとは、バスケットボールのピボットのように、軸足は置きつつ360度いろいろな方向にキャリアの可能性を模索していく生き方です。
可能性を広げるために、スキル/人的ネットワーク/自己理解をどう蓄積するか。
具体的なアクションがわかります。
参考記事:『ライフピボット』の要約まとめ:経験の蓄積とポジティブな偶然でキャリアを転換する
③『フルライフ』
よりよい人生・充実した人生を送るための時間戦略がわかる本。
『フルライフ』では時間を次の2つに分けています。
Doing(する)の時間:目標に向かって役割や責任を果たす時間
Being(いる)の時間:意識せず過ごす時間
プロダクティブタイムとアンプロダクティブタイムの考え方に似ていますね。
参考記事:『フルライフ』の要約まとめ:より良い人生を送るための時間戦略とは
まとめ:時間の使い方で人生が変わる!
・時間を有効活用して能力→人脈→お金の順に増やしていく
・人脈ができるコツは即レス/リマインド/前倒し
・プロダクティブタイムは効率重視の時間
・アンプロダクティブタイムは生活の余白、やりたいことを見つける時間
・意識的に未知のものを選ぶ
・損するつもりで生きるとユニークな存在になれる
・やりたいことを見つけるためのアクション
英語の情報源を持つ/本屋に行く/感謝日記をつける
時間、能力、人脈、お金の増やす順番を意識すると、
ムダに慌てることがなくなりそうです。
★今回紹介した本★
★読書好きな人におすすめのサービス★
・Amazon Kindle Unlimitedで電子書籍を無料体験
・Amazon Audibleで聴く読書を無料体験
電子書籍で多読したい!人にはAmazon Kindle Unlimited!
定価より安くてコスパがいいです。
時間がないけど読書したい人にはAmazon Audible!
手が離せないときにも耳で読書できます。
無料体験後はいつでも解約可能です!
⇓⇓登録手順や解約手順はこちら!
【Amazon Audibleの無料体験はかんたん】12万冊以上の本が聞き放題で効率的に読書できる
★さくっとインプットしたいなら本の要約サービスflier(フライヤー)★
読み放題のゴールドプランが7日間無料で試せます。
参考記事:本の要約サービスflier(フライヤー)の料金プランはどれがおすすめ?【お得に試せる】
本業の会社員では研修講師やファシリテーターをしています。コーチングも提供しているので興味がある方はぜひご検討ください。
自分を信じて行動が続けられる方法:コーチングを受けてみませんか?