『the Long Game』は、短期思考の誘惑に負けず、長期的な戦略を持つ重要性がわかる本。
著者は自身の経験やエグゼクティブや起業家をコーチングした経験から、the Long Gameの成功法則をまとめたそうです。
自分のやりたいことに一点集中し、人的ネットワークをつくりながら、忍耐強く目的に向かって行動を積み重ねていきます。
一つずつ行動を積み重ねていけば、いつか驚くような結果を出せるだろう。目先の利益の誘惑に負けず、不確実ではあるが価値のある将来の目標に向かって努力を続ける。これがLong Gameをプレイするということだ。もちろん簡単なことではない。しかし、簡単なこと、すぐに結果が出ることばかりを求めるこの薄っぺらな世界で、意義深く、長続きする成功を手に入れたいのなら最も確実な道だ。
★ 『the Long Game』 の要約ポイント★
・余白-忙しさから自由になる
・集中-自分の興味に最適化する
・信念-忍耐強く取り組む
この記事では 『the Long Game』 の要約を紹介します。
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目次
要約①:余白-忙しさから自由になる
何かに取り組むためには余白が必要です。時間的な余白があっても、心に余白がなければいいアイデアは思いつきません。
テクノロジーが進化して時短の手段は増えているのになぜこんなにも忙しいのか?
その理由は次のようなものがあります。
・忙しさは社会的ステータスとなり、自尊心を満たす
・忙しさで直視したい問題から逃げることができる
忙しい=やることがある、誰かに求められていると考えることもでき、すごい人になったような気がします。また、予定を詰め込めば余計なことを考えなくて済むので、本当に向き合わなければならない問題から逃避することも可能です。
まず、すごい人=忙しい人という考えを捨てましょう。そして、1番大切な予定を真っ先に入れます。絶対にやりたいこと以外は「ノー」を突き付け、やめる/断る/代替する等の選択肢を考えます。
絶対にやりたいことを見分けるためには、自分の価値観が判断基準です。自分のやりたいことを決め、そのためにやらないことを決め、取捨選択していきます。
次のポイントで本当にやるべきかどうかをチェックしましょう。
・どのくらい時間がかかるか
・機会費用はどのくらいか(これをやらない時間でできたこと)
・身体的/心理的コスト(健康やストレスなど)の隠れたコストは?
・これをしなかったら1年後、後悔するだろうか?
今空いているからやる、ではなく、その時間にできた他のことと比較してやるか決める。1年後の長期的視野でやったほうがよいかを決める。自分の時間や労力は有限だからこそ、余白を埋めるものが本当にやりたいことか?の判断にはこだわりたいですね。
要約②:集中-自分の興味に最適化する
Long Gameをプレイするには、長期的な視野を持って一点集中することが重要です。何に一点集中するかは、自分の興味に最適化します。
興味がわからない人は、次のことを考えてみましょう。
・今の時間の使い方を知る(自発的に時間を使っていることは何か)
・好きなものの共通点やパターンを考える
・他人の目を気にせず、極端な目標を立てる
「こんな目標はバカげている」と自分でストップをかける必要はありません。今はバカげた目標に思えても、一歩ずつ近づいていけばいずれ手に届く目標になります。
やってみたことがないのに、一点集中するくらい興味があるかわかりませんよね。
まずは試しにやってみることです。
試すときには、テストとして失っても大丈夫な分を投資します。Google社には、新しいことに20%の時間を使ってよいというルールがあるそうです。お試しと割り切れるくらいの期間を決めてやってみましょう。
また、試すのはうまくいっているときにします。求職中で急いで次の仕事を探さなければいけないときは、純粋に自分の興味にだけ関心を向けるのは難しいでしょう。
新しいキラキラしたものに飛びつくのは短期的な思考です。興味のあるものが見つかったら、一点集中する長期的な思考に切り替える必要があります。大切なのは、今はどのモードか?を自覚することです。
・探すモード:出会いや機会を求める、実験する
・集中モード:やることに一点集中する
キョロキョロ探しながら集中することはできません。期間を区切って、どちらか1つのモードに没頭しましょう。
人的ネットワークづくりも重要です。短期思考の人は人的ネットワーク=他人を利用する、とネガティブに捉えがちですが、下心のない長期の関係づくりは結果的に成功の助けになります。
著者は、知り合ってから最低1年は頼み事をしないように決めているそうです。
要約③:信念-忍耐強く取り組む
短期的な思考(サボりたい、あっちのほうが良さそうなど)の誘惑に負けず、長期的な戦略を実行するには、忍耐が必要です。
コツコツした努力は指数関数的に伸びていきます。最初が大変で、忍耐が試されるときです。
もし「どこかに近道があるはずだ!」と短期思考に陥りそうになったら、次のような問いかけを自分にしてみましょう。
・なぜ私はこれをしているのか?
最初の目的と戦略を思い出す、自分の価値基準や核を再認識する
・他の人はどうやって成功したのか?
ロールモデルを見つけて、成功までに必要な努力や時間を現実的に知る
・信頼できる人はなんと言っているか?
すでに成功している人に、そのまま進むかor次に行くかを聞いてみる
忍耐力を保つために、定期的に振り返って自分の進歩を確認するのも効果的です。
進歩していてもそれが当たり前になってしまうと、自分を過小評価してしまいます。
シフティングベースライン症候群:基準や標準が変わっていることに気づかない
前は本を開かない日も多かったのに毎日の読書が日課になっていると、1日読まないだけですごくサボった気になってしまいます。以前は「1ページでも読んだらすごい」がベースだったのに、今は「毎日読むのが当たり前」がベースになっているのです。
「数年前の自分ならどんなにうれしいだろうか?」と積み上げた努力を振り返ってしっかり味わうことで、次への活力がわいてきます。
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『the Long Game』 の次に読むなら?おすすめの本3選
『the Long Game』 とあわせて読みたい3冊を紹介します。
①『複利で伸びる1つの習慣』
習慣の作り方が網羅的にわかる本です。
小さな習慣も長期間継続していれば複利で効果が積み重なって大きな成果になります。
環境のコントロールやセルフイメージなど、維持するためのコツは重複するところが多かったです。
参考記事:『複利で伸びる1つの習慣』の要約まとめ:小さな習慣の積み重ねが大きな成果をもたらす
②『才能を磨く』
自分のエレメント(才能と情熱が出会う場所)を見つけるための本。
エレメントを探すことは探求の旅であり、自分の内面を探る内向きの探求と外の世界に機会を求める外向きの探求が必要です。
こちらもワークが多めで、 やりたいことと求められることの接点を探すことができます。
参考記事:『才能を磨く』の要約まとめ:自分のエレメントを探求する
③『その幸運は偶然ではないんです』
プランド・ハップンスタンス理論(計画された偶発性理論)がわかる本。
キャリアは計画通り進まないので、緻密な計画を立てるよりも幸運の確率を上げる行動を取ろう!とすすめています。
失敗を恐れず小さい一歩で試す、偶然の機会にオープンでいる等、共通点が多い本です。
参考記事:『その幸運は偶然ではないんです』の要約まとめ:クランボルツのプランド・ハップンスタンス理論
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