『才能の正体』の要約まとめ:才能は誰にでもある【認知の仕方次第】

『才能の正体』の要約まとめ:才能は誰にでもある【認知の仕方次第】

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『才能の正体』は、才能の見つけ方・伸ばし方がわかる本。

著者は『ビリギャル』の著者であり学習塾などを経営している、坪田信貴さんです。

映画化もされたくらい、ブームになりましたね!

 

自分の得意なことを才能にまで育てるには、正しいやり方でコツコツ努力することが重要。

才能のイメージが変わる本でした。

★『才能の正体』の要約ポイント★

 

・才能があるかどうかは結果で判断される

 

・動機付けは認知/情動/欲求の3つからなる

 

・できる人の言葉に従うより行動を完コピする

自分の才能を見つけたい人だけでなく、子育てしている親や部下の育成を任されたリーダーにもおすすめです。

この記事では『才能の正体』の要約を紹介します。

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要約①:才能があるかどうかは結果で判断される

 

才能がある・ないは結果で判断されます。

同じ特徴でも、結果が出ているなら才能の表れとして、犯罪者なら欠点として語られます。

(例)人と同じことをするのが苦手

 

ノーベル賞受賞者⇒人とは違ったユニークな感性がある

 

犯罪者     ⇒協調性がなく孤立しがち

才能は誰の中にもあります。

その才能の芽を結果が出るまでコツコツ努力して育てると結果につながり、才能があると言われる状態になるのです。

 

「才能がある」と言われている人たちは、”その人に合った”動機付けがまずあって、そこから”正しいやり方”を選んで”コツコツと努力”を積み重ねている。

そしてきっちりと結果を出して、そのときに初めて「才能がある」という状態になる。正確に言えば、「才能がある」と言われるようになる。

 

坪田さんは”やればできる”という言葉を使わないそうです。

なぜなら、”やればできる”は結果を見ている言葉だから。

 

代わりに、”やれば伸びる”を使うそうですよ。

やればできる:できそうにないならやらない、結果を見ている

 

やれば伸びる:やった分だけ経験がたまって成長する、変化や過程を見ている

才能があると言われるには、努力が必要であり、努力を続けるためには動機づけが欠かせません。

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要約②:動機付けは認知/情動/欲求の3つからなる

 

動機づけは認知/情動/欲求の3つからなります。

・認知:世界の見え方、物事のとらえ方

 

・情動:テンションが上がる(一時的な感情)

 

・欲求:本当にそれがやりたいか(安定した感情)

何をどう認知しているかで、取り組むハードルが変わります。

1冊500ページの本を読むと捉えるか、1日25ページを20日間読むと捉えるかで、難易度の印象は違いますよね。

 

また、どんな場所にいるかで能力の評価も変わります。

同じことを確実に作業できる能力は、クリエイティブな仕事より安全を守るような堅実な仕事に向いているかもしれません。

 

人の性格と同じで、長所にも取れれば短所にも取れます。

自分を才能豊かな人間と考えるか、なんの才能もない人間と考えるかは認知の違いです。

 

世界を他責で見ていると才能は育ちません。

”自分の中に才能がある”と認知することが、才能を見つける第一歩です。

しかし、生徒側の視点に立って考えてみると、「人のせい=他責」にしてしまったとき、つまり「自分のせいじゃない」と言ってしまった瞬間に、才能の芽はたちまち枯れ果ててしまいます。これは、自分で自分の芽を枯らしてしまう考え方だからです。

才能は、本質的に自分の中にあるものです。

いえ、自分の中にしかないのです。

 

情動は「やりたい!」とワクワクできるような一時的な感情であり、取り掛かるための動機付けになります。

しかし長くは続かないので、努力を継続するには本当に心からそれがやりたいという欲求が必要です。

子どもに勉強させるには、

子どもがどんな動機づけを持っているか把握したほうがいいですね。

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要約③:できる人の言葉に従うより行動を完コピする

 

才能を伸ばすには努力の仕方も大切。

正しいやり方はできる人の行動を完コピすることです。

言葉ではなく、行動をコピーするのがポイント!

 

勉強だったら、次のようなことを完コピします。

・何時間勉強するか

 

・どんな風にノートを取るか

 

・参考書は何を使っているか

 

・どのくらい休憩をとるか 等

 

なぜ言葉ではなく行動をコピーするかというと、できる人はできる理由を言語化できているとは限らないからです。

”名選手、名コーチならず”ですね。

 

また、アドバイスを求められたら、悪気はなくてもかっこつけてしまったり盛って答えてしまったりするかもしれません。

 

言葉は解釈の余地があるのも完コピできない理由です。

シニフィアン(言い表すもの)ーシニフィエ(言い表されるもの)

例:”うみ”(umiという音や海という文字)ー海(概念)

同じシニフィアンを聞いても、思い浮かべるシニフィエが人によって異なります。

”しっかりやる”、”意識する”など、何をどのくらいやるのかが曖昧なアドバイスもありますよね。

 

そのままコピーすることができる行動をまねるのが、できる人に近づく確実な方法です。

可能ならば動画を取ってまねると、できる人本人すら気づいていない秘密がわかるかもしれません。

 

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『才能の正体』の次に読むなら?

 

『才能の正体』とあわせて読みたい3冊を紹介します。

①『天才はディーププラクティスと1万時間の法則でつくられる』

 

ディーププラクティス(深い練習)を繰り返して脳の回路を最適化することで、

常人には考えられないパフォーマンスを発揮します。

 

生まれつきの才能があるのではなく、才能をつくる努力を惜しまない人が天才になれる。

勇気をもらえる本、やる気が出てくる本です。

参考記事:『天才はディーププラクティスと1万時間の法則でつくられる』の要約まとめ

②『複利で伸びる1つの習慣』

 

習慣の作り方が網羅的にわかる本です。

小さな習慣も長期間継続していれば複利で効果が積み重なって大きな成果になります。

 

コツコツ努力する習慣をつくりたい人におすすめです。

参考記事:『複利で伸びる1つの習慣』の要約まとめ:小さな習慣の積み重ねが大きな成果をもたらす

 

③『自分を育てる方法』

 

自分で自分を育てるセルフリードの方法がわかる本。

人に成長を委ねるのではなく、自分で自分の成長に責任を持ち、導いていきます。

 

自分に才能があると信じる力や才能の認知の仕方などが学べます。

参考記事:『自分を育てる方法』の要約まとめ:セルフリードに必要な3つの力とは?

 

まとめ:才能は自分の中にある

・才能があるかは結果で判断される

 

・才能の芽を結果が出るまでコツコツ努力して育てると結果につながる

 

・”やればできる”より”やれば伸びる”

 

・動機づけは認知/情動/欲求の3つから成る

 

・才能をどう認知するかが重要。他責では才能が枯れる

 

・できる人の行動を完コピする

”自分の中に才能はある”と信じて、努力を重ねることが大切だとわかりました。

子どもに接するときも、認知の仕方を広げてあげられるような声かけをしようと思います。

 

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