『転職の思考法』の要約まとめ:市場価値の軸とやりたいことの軸を考える

『転職の思考法』の要約まとめ:市場価値の軸とやりたいことの軸を考える

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『転職の思考法』は転職を後悔しないための思考の軸がわかる本です。

”このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む”というのは、

ほとんどの会社員に当てはまるのではないでしょうか?

 

転職を考えていない人にも、仕事観・職業選び・キャリア形成の役に立ちます。

今の会社にいるとしても、自分の市場価値を把握しておくのは変化の速い時代での自己防衛です。

★『転職の思考法』の要約ポイント★

 

・転職情報を集める前に思考の軸を持つ

 

・市場価値=技術×人的資産×業界の生産性

 

・やりたいことが見つからないbeing型が99%

転職を考える営業職の30歳の男性が、

経営コンサルタントに転職の思考法を教えてもらうというあらすじ。

 

ストーリー仕立てで会話が多めなので読みやすいです。

この記事では『転職の思考法』の要約まとめを紹介します。

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要約①:転職情報を集める前に思考の軸を持つ

 

転職しようかな~と考えたとき、まずは何から始めますか?

 

転職サイトに登録して求人情報を眺める、転職エージェントに面談を申し込む等、

まずは情報収集をする人が多いのではないでしょうか。

わたしも求人情報を眺めて2時間くらい経ってた!なんてことがあります。

 

まず、個別の転職情報を見るよりも、自分の転職の軸を決めましょう。

なぜなら、軸がなく情報を見ているだけでは情報収集に終わりがないからです。

 

なにを探しているかわからないのに、求めるものを見つけるのは難しいですよね。

 

また、転職エージェントや転職サイトは転職してもらって儲かる仕組みです。

良心的な人もいますが、転職させよう!という動機を持っているのは間違いありません。

 

情報の渦に巻き込まれる・転職エージェントに誘導されてしまうリスクがあるため、

まずは思考の軸、特に市場価値とやりたいことの軸を明確にしましょう。

 

多くの人が、転職に恐怖を感じるのは、何かを手にするからではない。人生で初めて何かを手放すことになるからだ。しかも自分の意思で

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要約②:市場価値=技術×人的資産×業界の生産性

 

市場価値は、技術的資産・人的資産・業界の生産性の掛け合わせです。

市場価値=技術的資産 × 人的資産 × 業界の生産性

現在の市場価値、転職して得られる市場価値を考えて、自分の市場価値を高められる転職をしましょう。

 

技術的資産は、会社をやめても通用する専門スキルや経験のこと。

20代から専門スキルを磨くことで、貴重な経験のチャンスが回ってきます。

専門スキルは差別化できないので、他の人には得難いレアな経験をどのくらいしているかが重要です。

 

人的資産とは、会社をやめても力を貸してくれる人がどのくらいいるか

人から可愛がられ仲良くなれる人間かどうかということ。

 

人的資産はつくりあげるまでに時間がかかりますが、歳を重ねるごとに重要になります。

キャリアは20代は専門性、30代は経験、40代は人脈が重要

 

業界の生産性は、自分がどこの場所にいるか?というポジショニングです。

1人当たりの生み出す価値が大きい業界かそうでないかで、市場価値は大きく変わります。

 

産業別のGDPは最大20倍の違いがあるそうです。

 

たとえば、ウェディング業界や保育士などの業界と金融やITの業界で給与水準は違いますが、個人の能力・努力=給与水準の差ではないですよね。

その人の能力より、その人がどこにいるかで決まります。

 

業界の生産性は将来の視点=成長性を見ることも重要です。

 

これから成長していく業界なのか衰退していく業界なのかで、

市場価値の高めやすさが変わります。

上りエスカレーターに乗っているか、下りエスカレーターに乗っているかということ。

 

どの業界でも、下記のライフサイクルをたどります。

ニッチ:誰かが最初にはじめる

スター:儲かるとわかって参入者が増える

ルーティンワーク:誰でもできるように標準化

消滅:機械化して人の仕事がなくなる

業界がどのライフサイクルにいるかを把握しておきましょう。

 

専門スキルや経験も1回取得すれば安泰ではありません。

 

時代遅れになる前に自分の強みと新しい強みを組み合わせ、

消滅する前に新しい分野に移っていく=ピボット型キャリアがおすすめです。

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要約③:やりたいことが見つからないbeing型が99%

 

転職には市場価値を軸に考えることが重要ですが、

いくら市場価値があっても自分のやりたいことを仕事したいという考え方もありますよね。

 

仕事に対するスタンスとして、to do型とbeing型の人がいます。

to do型:何をしたいか、明確なやりたいことがある

 

being型:どんな状態でいたいか、どんな人でありたいか

99%の人がbeing型であり、「やりたいことが見つからない」と悩むのは当然のこと。

 

being型の人がやりたいことを見つけるには、

・他人からほめられるけど自分はピンと来ないこと

・まったくストレスを感じずにできること

をヒントにやりたいことをみつけます。

ある人にとってはストレスでやりたくない仕事が、

別の人にとっては苦も無くできることってありますよね。

 

苦も無くできる=得意だと気づいていないだけかもしれません。

 

ぼんやりと好きなこと・やりたいことが見えてきたら、自分にラベルを付けます。

 

自分の強み・やりたいことを未来の姿でもいいのでキャッチコピーとして表現し、

そのラベルが強固になる仕事を選べばよいのです。

 

市場価値と自分のラベルという軸で判断すれば、きっと自分に合った転職ができるはず!

キャリアとは結局、デザインだ。デザインとは、ある判断軸に基づいてやるべきか、やらざるべきかを選ぶこと。まずは、その軸を持つことからスタートするんだ。

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『転職の思考法』のオーディオブック

 

『転職の思考法』は耳で聴けるオーディオブックがあります。

 

『転職の思考法』は聞き放題対象外ですが、

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『転職の思考法』の次に読むなら?

 

『転職の思考法』とあわせて読みたい3冊を紹介します。

①『科学的な適職』

 

どうすれば幸せな仕事選びができるかについて、『科学的な適職』も参考になります。

 

好きを仕事にしてはダメ、給料を理由に選んでもダメ。

仕事の幸福度を決める7つの徳目がわかります。

参考記事:『科学的な適職』の要約:幸福度を上げる7つの徳目とは?【好きを仕事にするのはNG】

 

②『マーケット感覚を身につけよう』

 

『マーケット感覚を身につけよう』の中で、

マーケット感覚とは価値を認識する力と定義されています。

 

市場価値を考えるヒントや、変化の激しい時代でどうキャリアをつくるかという点で参考になります。

参考記事:『マーケット感覚を身につけよう』の要約と感想:市場化が進む世界で変化を楽しむ

 

③『生き方』

稲盛和夫さんは京セラ・第二電電(現・KDDI)の創業者です。

 

人として正しく生きる、心を磨く・人格を磨く大切さが、ご自身のエピソードとともに語られています。

「仕事ってなんだろう?」と思ったときにおすすめです。

参考記事:稲盛和夫さん『生き方』の要約まとめ:人生の結果=考え方×熱意×能力で決まる

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まとめ:転職の思考法の軸を持つ

・情報収集の前に転職の思考の軸(市場価値とやりたいこと)を決める

 

・市場価値=技術的資産 × 人的資産 × 業界の生産性

 

・会社をやめても通用するスキルや経験、人脈がどのくらいあるか棚卸しする

 

・業界別GDPの差は最大20倍!個人の能力よりどの場所にいるかが重要

 

・99%の人がどんな状態でいたいかを重視するbeing型

 

・苦も無くできることや他人からほめられることを見つけよう

ストーリー仕立てで読みやすいです。経営コンサルタントのセリフがグサッと心に刺さります。

転職を考えている人には必読レベルでおすすめの本でした!

 

★今回紹介した本★

 

⇓まんが版もあります。

 

★転職・仕事選びのおすすめ本まとめ★

転職本・仕事選びの本のおすすめまとめ:自分に合う仕事を考えるヒント

 

 

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