『空腹こそ最強のクスリ』の要約まとめ:16時間断食のやり方とメリット・デメリット

『空腹こそ最強のクスリ』の要約まとめ:16時間断食のやり方とメリット・デメリット

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『空腹こそ最強のクスリ』は、医師の著者が16時間ものを食べない健康法を紹介する本。


1日3食が健康に良いという裏付けはなく、むしろ内蔵を疲れさせる・糖質過多になるなどのデメリットがあります。

16時間の断食をすることで、血糖値が下がる/脂肪が分解される/古くなったたんぱく質が新しくなる(オートファジー)など、健康に良いことがたくさんあるのです。

★ 『空腹こそ最強のクスリ』 の要約ポイント★

 

・1日3食だと内臓が疲れて糖質過多になる

 

・16時間断食のメリット・デメリット

 

・16時間断食のやり方

16時間も食べないのは辛そうですが、睡眠時間と合わせれば無理なく続けられます。

この記事では 『空腹こそ最強のクスリ』 の要約を紹介します。

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要約①:1日3食だと内臓が疲れて糖質過多になる

 

「1日3食しっかり食べることが健康に良い」と思いこんでいませんか。

日本人が1日3食食べるようになったのは江戸時代からで、健康に良いという裏付けはありません。

 

1日3食食べることで、内臓が疲れたり糖質過多になったりするリスクがあります。

1日3食のデメリット

 

・胃腸が疲れる

 

・肝臓が疲れる

 

・カロリーオーバーで脂肪が溜まる

 

・血糖値が乱高下する

1日3食食べるということは、胃腸が休まる暇がありません。消化しきれない食べ物は腸内環境を悪化させます。また、食べ物からエネルギーを作って蓄えておく肝臓も疲れさせます。

内臓が疲れることで、肌荒れや免疫の低下などの悪影響が起こるかもしれません。

 

昨今の食事はカロリーが高いものが多く、1日3食しっかり食べているとカロリーオーバーになりがちです。特に基礎代謝が低い人や日頃運動をしない人は、脂肪を溜め込むことになります。

 

白米や砂糖など、糖質過多にも注意が必要です。糖質には依存性があり、依存させれば売れやすいので糖質がたくさん含まれた商品があふれています。たしかにパッと食べられて満足度が高いのですが、糖質は吸収が早いために血糖値が上がりやすいです。そして、急に上がった血糖値をコントロールするためにインスリンが分泌されて血糖値が乱高下します。

 

血糖値が上がったり下がったりすると、眠くなり集中力が低下します。いつも食後に眠くなる人は、糖質の取り過ぎかもしれません。

 

内臓を休ませて、脂肪を分解させ、細胞の生まれ変わりを助けるには、1日3食よりも16時間ものを食べない時間をつくるのがおすすめです。

要約②:16時間断食のメリット・デメリット

 

16時間断食とは、16時間ものを食べない時間をつくるだけのとてもシンプルな健康法です。

16時間断食のメリットは次のようなものがあります。

・内臓の働きが良くなる

 

・脂肪が分解される

 

・血糖値や血圧が下がる

 

・老化防止  など

16時間は食べ物が入ってこないので、内臓を休める時間ができます。

10時間ほど食べ物が入ってこないと脂肪の分解が始まり、オートファジー効果で古い細胞が新しい細胞に生まれ変わります。

オートファジー効果:

細胞内で古くなったをたんぱく質を分解し、新しいたんぱく質を生成すること。

自分で(auto)、食べる(phagy)という意味。

残りの8時間は何を食べてもいいので、糖質制限のように食べるものをいちいち気にしなくて良いのもメリットです。

 

ただし、16時間断食のデメリットもあります。

・筋肉が落ちる

 

・すでに認知症を発症している場合はオートファジーが逆効果

脂肪を分解するときに筋肉まで分解してしまうので、簡単な筋トレをセットにして行う必要があります。階段の上り下りや自宅でできる筋トレで良いそうです。

また、16時間断食は老化防止の効果がありますが、すでに認知症を発症している場合は症状を悪化させるリスクがあります。あくまで予防だそうです。

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要約③:16時間断食のやり方

 

16時間断食のやり方は、16時間ものを食べない時間をつくるだけ。残りの8時間は何を食べてもよいです。16時間というと長く感じますが、睡眠時間を入れると残り8時間、なんとかつくれそうな気がしませんか。

 

モデルケースが2つ紹介されています。生活リズムに合うほうを参考にしてくださいね。

①睡眠時間を含めて16時間をつくるパターン

 

6時起床ー10時朝食(or早めの昼食)ー18時夕食ー22時就寝

 

18時~翌10時までの16時間が断食タイム

①が適する人は、早めの夕食が可能な人、起きているときに16時間の空腹がつらそうな人などです。

在宅勤務で食事の時間をコントロールできたり、子どもがいて夕食は一緒に食べたい人には①が合っていると思います。

 

②昼食を抜いて16時間をつくるパターン

 

6時朝食ー22時夕食ー24時就寝

 

6時~22時までの16時間が断食タイム

②が適する人は、夕食を早めに食べられない人、昼食を抜いても平気な人などです。

仕事に没頭したら時間を忘れてしまうような人は、②のほうが集中できそうです。一緒にご飯を食べる家族がいる人には、ちょっと難しいかもしれませんね。

 

平日や毎日やるのが難しい人は、週末だけでもいいし、16時間までいかなくても断食タイムを長く取るだけでも良いそうです。

16時間断食タイムに食べて良いもの

16時間の断食タイムは徐々に慣れてきますが、最初のつらいときには食べていいものがあります。

著者のおすすめはナッツ(味付けなし、素焼き)です。慣れるまでいくらでも食べていいのだとか。

 

ナッツが食べられない人は、ほかにも生野菜、チーズ、ヨーグルト、甘い飲み物(人工甘味料のゼロカロリーのもの)は取ってもよいそうです。

人工甘味料は健康に悪そう…と感じましたが、あくまで断食タイムに慣れるまでの一時的なものとしてOKとのこと。

 

大事なのは無理なく長く続けること。自分のできるペースでやってみましょう。

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