『プロセスエコノミー』は商品やサービスが出来上がるプロセスに価値を見いだすこと。
今までは商品やサービスの機能性で勝負するアウトプットエコノミーでしたが、
内面的な価値や承認欲求の高まりを背景としてプロセスエコノミーが登場しました。
★『プロセスエコノミー』の要約ポイント★
・アウトプットエコノミーからプロセスエコノミーへの変化
・プロセスエコノミーに不可欠なのはWhy(自分のこだわり、哲学)
・自己中心的利他でプロセス自体を楽しむ
時代の流れをつかみたい人、自分のこだわりに共感する人を集めたい人におすすめの本。
プロセスエコノミーを手放しで賞賛するだけでなく、落とし穴もわかります。
この記事では『プロセスエコノミー』の要約まとめを紹介します。
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目次
要約①:アウトプットエコノミーからプロセスエコノミーへ
プロセスエコノミーは、商品の完成前から公開してストーリーを共有する手法です。
たとえばクラウドファンディングやオーディション番組など、
作品の完成前から参加できる余地があり、ストーリーに共感しやすい仕掛けがされています。
プロセスエコノミーと対比されるのは、従来のアウトプットエコノミーです。
プロセスエコノミー :完成するまでの過程や思い、ストーリーが価値になる
アウトプットエコノミー:完成した商品やサービスそのものが価値になる
今までは機能性に優れたもの・クオリティが高いものを作れば売れる、という時代。
便利か・クオリティが高いかという分かりやすい尺度で勝ち負けが決まっていました。
商品開発にお金をかけられる資金力を持つ企業が勝つ状態です。
モノが足りない社会では便利なだけで幸福度は上がっていったのですが、
物質的に豊かになった社会では内面的な価値が相対的に上がりました。
必要ではないけれど心が豊かになれるものが選ばれるようになりました。
そして、心が豊かになれるかどうかの尺度は人によって違います。
たとえば車なら・・・
機能性:トヨタなどの日本車
意味 :フェラーリ、ランボルギーニ
フェラーリやランボルギーニはコスパやメンテナンスのしやすさという尺度では、
トヨタなどの日本車に劣ります。
でも、”フェラーリやランボルギーニを見ているだけで大満足”、
”ピカピカにする時間が楽しい”という高揚感は機能性の高さだけでは持てません。
品質の高さはマネされて、同じ品質で安いものがすぐに登場します。
でもその商品に込められた意味やストーリーはコピーできないものです。
要約②:プロセスエコノミーに不可欠なのはWhy
プロセスエコノミーが人を惹きつけられるのは、そこにWhyがあるからです。
Why:なぜそれをやるのかという理由/こだわり/哲学
アウトプットエコノミーはいわゆるWhatで勝負しており資金力勝負でした。
しかし、プロセスエコノミーはWhyの強さ・独自性で勝負するので、
資金力がない個人でも勝ち目がある領域です。
Whyから始めるという概念は、
サイモン・シネックさんがTEDでスピーチして有名になりました。
人を動かすのは商品(what)やテクノロジー(how)ではなく、
存在理由/理念/夢である(why)という内容です。
どんなWhyに引き付けられるかは人によって違います。
だから強いWhyさえあれば、
今商品が完成していなくても資金がなくても応援してもらうことができます。
⇓『whyから始めよ』の要約はこちら
参考記事:『whyから始めよ』の要約と感想:インスパイア型リーダーは内から外へ一貫性がある
要約③:自己中心的利他でプロセス自体を楽しむ
プロセスエコノミーには落とし穴もあります。
プロセス段階で人を集められると知った人が陥りやすいのは、
応援してくれる人の顔色をうかがい過ぎて応援する理由のWhyを見失うことです。
応援しているのに一向にアウトプットができない、ゴールする気がない、となれば、
人は離れてしまいます。
アウトプットが実現する前に期待を集められる反面、
アウトプットを疎かにすると簡単に崩壊します。
プロセスエコノミーの理想は、自己中心的利他です。
自己中心的利他:
自分が好きで得意なことを夢中でやっていたら他の人の役にも立っている
プロセスエコノミーのヒントがあるかもしれません。
SDGsなどいろいろな社会課題も正しく解決するより楽しく解決する、
という考えが広まっています。
苦労して成果を出すよりも、
「プロセス自体を楽しくして気づいたら成果が出ていた!」というのが理想ですね。
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『プロセスエコノミー』の次に読むなら?おすすめ本3選
『プロセスエコノミー』とあわせて読みたい3冊を紹介します。
①『whyから始めよ』
『whyから始めよ』は『プロセスエコノミー』の中でも紹介されています。
応援したくなるのは、商品の質ではなくwhy(なぜそれをやるのか)があるからです。
アップル社やライト兄弟、キング牧師など、whyで人を惹きつけた例がたくさん載っています。
1度は読んでおきたい本です。
参考記事:『whyから始めよ』の要約と感想:インスパイア型リーダーは内から外へ一貫性がある
②『デザイン思考が世界を変える』
デザイン思考で人間がどう感じてどう行動するかを観察し、
新しい意味づけの体験価値を生み出します。
今は雰囲気の演出やアロマなどの癒しという意味づけに変わりました。
参考記事:『デザイン思考が世界を変える』の要約:イノベーションの新しいアプローチ
③『人生の勝算』
コミュニティやファンを巻き込んだビジネスの起業ストーリーがわかります。
コミュニティに求められるのはインタラクション(相互作用)であり、
余白と常連客が必須要素です。
参考記事:『人生の勝算』の要約まとめ:人生のコンパスは持っているか?
まとめ:プロセスエコノミーは応援したくなる理由が大切
・プロセスエコノミーは制作過程を公開して共感を集めること
・今までのアウトプットエコノミーでは商品の質や機能性が重要視された
・商品の質では差別化できない/精神的な豊かさの重要性が増した
⇒プロセスエコノミーの台頭
・プロセスエコノミーの中心はWhy(なぜそれをやるのか)
・プロセスを重視しすぎてアウトプットを疎かにすると魅力がなくなる
・自己中心的利他でまず自分が夢中になる
自分でビジネスをやりたい人、資金はないが強い思いのある人には、
夢が叶えやすい時代になってよかったのかもしれません。
ぜひ読んでみてくださいね!
★今回紹介した本★
★関連おすすめ本★
⇓コミュニティビジネスに必要な要素がわかる
参考記事:『人生の勝算』の要約まとめ:人生のコンパスは持っているか?
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