『命綱なしで飛べ』は、仕事で結果を出したい人が不安を乗り越えて一歩踏み出すための本。
カッコ悪い姿をさらしてもいいから望ましいことに挑戦する=命綱なしで飛ぶことで、殻を破って成長できるという内容です。
命綱なしで飛ぶためには、勇気を出して「恰好悪くてもいいから望ましいことをする」必要がある。それによって「望ましいことを見事にこなせる」ようになるのだ。
望ましくないことを無難にこなすのは終わりにして、本当はやりたいと思っている(けど傷つきたくなくてやれていない)ことをやってみましょう。
★ 『命綱なしで飛べ』 の要約ポイント★
・成長にはかっこ悪くてもやってみる段階が不可欠
・成長を阻む4つの罠(忙しさ/人と比べる/人を非難する/心配)
・命綱なしで飛ぶ方法
この記事では 『命綱なしで飛べ』 の要約を紹介します。
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目次
要約①:成長にはかっこ悪くてもやってみる段階が不可欠
仕事で結果を出したい、成功したいと思うなら、かっこ悪くても挑戦して変化を起こすことが重要です。変化しなければ成長はしませんし、勇気を出して弱さをさらけだす段階なしには成長できません。
今まで成果を上げてきた人ほど、今までのやり方で生産性を下げないように乗り越えようとします。つまり、変化しないで済まそうとするのです。
タイガーウッズも偉大なゴルファーになるために、ゴルフのフォームを変えました。フォームが変わって今までのように勝てないリスクを取ってでも、さらに上のステージを目指すのは勇気がいることです。
成長したいなら、望ましくないことを無難にこなす自分から脱出しましょう。
何かを「見事にこなす」には、何かを「恰好悪くてもいいから」しなければならない。それ以外に道はない。
要約②:成長を阻む4つの罠
かっこ悪くてもみるとき、成長を阻む4つの罠があります。
成長を阻む4つの罠
忙しさの罠/人と比べる罠/人を非難する罠/心配の罠
忙しさの罠に捉われていると、自分を重要だと思いたいし思われたいことで忙しくふるまってしまいます。本当は立ち止まって、今それをやる必要があるのか?と自問する時間が必要です。しかし、立ち止まることが怖いのです。
人と比べる罠にはまっているうちは、どれだけ成果を出しても満足できません。上には上がいるので、勝手に勝負して勝手に負けている状態です。
人を非難する罠にはまると、自分がかっこ悪くても望ましいことをするハードルがどんどん上がります。人を非難することで、「自分は悪くない」と自分自身も騙せるので、自分の間違いや弱さを認めることから遠ざかってしまいます。人を非難する自覚がある人は、まず小さなミスから認める練習をしてみましょう。
心配の罠に捉われた人は非生産的な方に思考が向かいがちです。不安は飛び火するので、周りの人の不安も大きくするか、もしくは不安になりたくない人は心配の罠に捉われている人を避けるようになります。不安が大きく広がる前に、速やかにきっちり対応するのが大切です。
要約③:命綱なしで飛ぶ方法
命綱なしで飛ぶ方法のヒントは次のようなものがあります。
・過去を過去のものにする
・支援のネットワークに頼る
・恐怖や不安と向き合う
・傍観者をやめる
1つずつ紹介します。
過去を過去のものにする
後悔している過去は手放し、今からできることに目を向けます。
選ばなかったほうの選択肢を後悔するのはやめ、過去は過去のこととして未来に進みましょう。
変化に踏み出す勇気をくじいている過去の体験があるなら、違う人の目で自分を語ることを試してみてください。たとえば、お客様に叱責されたのだとしたら、お客様の視点から体験を語ります。
自分の物語が唯一絶対ではない、と知ることで、過去を過去のものとして置いておくことができます。
支援のネットワークに頼る
支援のネットワークとは、尊敬できる他者やあなたに変化を求める人たちとのつながりです。ただ仲が良い、気が合うというだけでなく、明確な目標を持って構築します。
子どものころ、ドラフト制で野球のチームを組んだエピソードが紹介されていました。試合に勝ちたいと思ったら、仲が良いだけでなく、野球がうまいという基準でチームメンバーを選びますよね。
あなたの聞きたいことを言ってくれる人だけとつながっても成長はできません。たとえネガティブな意見でもあなたのために率直に言ってくれる人にフィードバックを求めましょう。
おすすめのフィードバックの求め方はSKS(stop/keep/start)です。
<SKSでフィードバックをもらう>
・わたしは何をやめるべきか
・わたしは何を続けるべきか
・わたしは何を始めるべきか
恐怖や不安と向き合う
4つの罠に代表されるような恐怖や不安に真正面から向き合いましょう。
まずは「自分は弱い、不安がある」と素直に認めることです。
もし命綱なしで飛ばずに望ましくないことを無難にやり続けたら、あなたの将来はどうなるでしょうか?
しなかったことに対する残念さや後悔を認識することで、恐怖や不安に打ち勝つ勇気が生まれます。
傍観者をやめる
傍観者の姿勢を決め込むと、「やればよかった」という後悔が募り、それが一歩踏み出した他者へのうらやましさや孤独感につながります。
傍観者であることをやめ、小さな一歩を踏み出しましょう。
本の中では”ダンスフロアに足を出す”と表現されています。
勇気を出して女の子にダンスを申し込もうとする思春期の若者も、結果を出そうとして新たなことに挑戦しようとするビジネスパーソンも、不安を克服し、勇気を出して、自分の弱さを見せることが求められる。これが「望ましくないことを無難にこなす」から「恰好悪くてもいいから望ましいことをする」への移行を可能にする唯一の方法だからだ。
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『命綱なしで飛べ』 の次に読むなら?おすすめの本3選
『命綱なしで飛べ』 とあわせて読みたい3冊を紹介します。
①『失敗の科学』
失敗との向き合い方・失敗から学習する組織になるために必要なことがわかります。
失敗は学習や進歩の機会であり、失敗を活かすためにはフィードバックのシステムと率直にミスを認められる心理的安全性が重要です。
参考記事:『失敗の科学』の要約まとめ:失敗から学習する組織になるには?
②『その幸運は偶然ではないんです』
プランド・ハップンスタンス理論(計画された偶発性理論)がわかる本。
キャリアは計画通り進まないので、緻密な計画を立てるよりも幸運の確率を上げる行動を取ろう!とすすめています。
失敗を恐れず小さい一歩で試す、偶然の機会にオープンでいる等、共通点が多い本です。
参考記事:『その幸運は偶然ではないんです』の要約まとめ:クランボルツのプランド・ハップンスタンス理論
③『Chatter(チャッター)』
Chatter(チャッター)とは”ぺちゃくちゃしゃべる”という意味です。
頭の中で自分に向けられる声は、内なるコーチになるときもあれば、内なる批判者になるときもあります。
変化や成長に踏み出せないときは頭の中の声が内なる批判者になっているのではないでしょうか。
内なる声と距離を取って、自分を客観的に見つめてみましょう。
参考記事:『Chatter(チャッター)』の要約まとめ:頭の中のひとりごとを味方にするには?
まとめ:変化なくして成長なし
・カッコ悪い姿をさらしてもいいから望ましいことに挑戦する
・勇気を出して弱さをさらけだす段階なしには成長できない
・成長を阻む4つの罠
忙しさの罠/人と比べる罠/人を非難する罠/心配の罠
・命綱なしで飛ぶ方法
ー過去を過去のものにする
ー支援のネットワークに頼る
ー恐怖や不安と向き合う
ー傍観者をやめてダンスフロアに足を出す
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