【要約まとめ】ビジネスの未来ーエコノミーにヒューマニズムを取り戻す

【要約まとめ】ビジネスの未来ーエコノミーにヒューマニズムを取り戻す

『ビジネスの未来ーエコノミーにヒューマニズムを取り戻す』は、経済成長ありきの時代から人間らしく生きる価値を創造する時代への変化を解説した本です。

 

経済で解決できる問題はほとんど解決され、ビジネスの時代は終わりを迎えようとしています。

経済だけで解決できなかった社会問題を解決し、便利なだけでなく豊かに生きる社会に向かう必要性がわかります。

★『ビジネスの未来ーエコノミーにヒューマニズムを取り戻す』の要約ポイント★

 

・経済成長重視の社会は限界が来ている

 

・経済合理性の外の問題に取り組んで真に豊かな社会をつくる

 

・新しい時代に残したいものにお金を払う

著者の山口周さんの賢さ・教養の深さが、

もはやエンタメレベルに仕上がっているな~と思いました。

 

トピックはもちろん、話の進め方がスマートでおもしろかったです。

この記事では『ビジネスの未来ーエコノミーにヒューマニズムを取り戻す』の要約を紹介します。

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要約①:経済成長重視の社会は限界が来ている

 

経済成長率が低迷している、と嘆く声をよく聞きますが、

成長率が下がることは本当によくないことなのでしょうか。

 

成長率が高い=未成熟、成長率が低い=成熟とも言えます。

物質的に豊かになって便利なものであふれた世界で、ずっと成長率を追い求めるのは無理があります。

 

世界が良くなっているかの指標として、成長率はふさわしくありません。

なぜなら成長率はただの変化の大きさであり、本来はあるべき姿にどのくらい近づいているかがわかる指標ではかるべきなのです。

 

しかし、あるべき姿の定義ができない・漠然としているために、すでに意味のないGDPという指標を使い続けています。

 

GDPが参考にならない指標である理由は2つあります。

・GDPはどれだけモノがつくれるかを表す指標だから

 

・算出方法が恣意的だから

GDPは1940年代、第二次世界大戦中に開発されたものであり、

モノがあふれる時代にどのくらいモノがつくれるかで世界の進歩を測るのは時代遅れといえます。

 

また、どの数値を入れるか/外すかという算出方法に政治的配慮が入ります。

犯罪マネーを入れたり、途上国として支援を受けるために調整したり、

実態を正確に表しているかは疑問です。

 

もし2%の経済成長を維持すれば、100年後には7倍、4%の成長率なら49倍の経済規模になります。

 

SDGs(持続可能な経済開発)や地球という資源を考えると、

経済成長を重視する考え方がもう通用しなくなっているとわかります。

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要約②:経済合理性の外の問題に取り組んで真に豊かな社会をつくる

 

物質的貧困はほぼ経済成長で解決されているのですが、取り残された問題があります。

それは経済合理性の外にある問題です。

経済合理性:投資したコストに対して利益が見込めること

経済合理性のある問題はビジネスによって解決されてきました。

だから、問題が山積みの時代はビジネスや経済発展で問題を解決していく方針は間違っていなかったと言えるでしょう。

今までの時代がダメというわけではなく、

経済合理性のある問題をほとんど解決したことを祝って次に進もう!

というのがこの本のスタンスです。

 

経済合理性がある問題とは、問題に当てはまる人が多く、問題解決の難易度が低い問題です。

 

このエリアの問題が解決したら、あとは地理的拡大(他の地域・国に拡大)するか、

問題の難易度を上げるorニッチな問題に取り組む等の選択肢があります。

 

コストと利益のバランスが取れるところが経済合理性限界曲線です。

経済合理性限界曲線

 

現代は、経済合理性限界曲線の内側の問題はあらかた解決し終わりました。

 

残りは経済合理性限界曲線の外側に取り残された問題であり、

ビジネスでは解決できません。

 

経済合理性限界曲線の外側に取り残された問題とは、たとえば難病の治療や子どもの貧困問題などです。

経済合理性がないからといって放置して良いことにはなりません。

 

生きる意味のある社会、精神的に豊かな社会にするために、経済合理性とは別の問題解決に向かうモチベーションが必要であり、それが人間性に根差したニーズです。

 

利益が出る/出ないではなく、自己充足的・取り組むこと自体が楽しいという衝動で、

取り残された問題を解決していきます。

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要約③:新しい時代に残したいものにお金を払う

 

具体的にわたしたちにできることは2つあります。

・真にやりたいコトを見つけて取り組むこと

 

・真に応援したいモノ・コトにお金を使うこと

将来のために今我慢して嫌な仕事をするのではなく、

それ自体が楽しい・やりたいと思えることに打ち込みます。

 

日本語にぴったりの言葉がなく、”コンサマトリー”という言葉が紹介されていました。

コンサマトリー:現状快楽型、自己充足的

 

⇔インストゥルメンタル:道具的

言葉だけ見るとその日暮らしの後先考えない人みたいですが、

目的のために手段として行うのではなく、そのこと自体が目的ということです。

将来、良い学校に入るために勉強するのではなく、

勉強すること自体が人生の喜びである、みたいな感じでしょうか。

 

困った人を助けたいというのはある種の衝動です。

それぞれが自分の衝動に耳を傾けてコンサマトリーな活動に夢中になれば、社会の幸福度は上がるのではないでしょうか。

 

お金を払うことは、未来に何を残すかという投票でもあります。安くて便利なものだけ買っていたら、安くて便利なものが未来に残るでしょう。

自分は過去ー現在ー未来の流れの中に生きており、人類の未来に責任ある消費をするのが祖先への感謝にもつながります。

 

しかし、真にやりたいコトに取り組んだり、責任ある消費をしたりするのも、

経済的に安定していればこそです。

 

そこで著者はユニバーサル・ベーシックインカムの導入を提案しています。

ユニバーサル・ベーシックインカム(UBI):

条件なしで生活に必要なお金を一律支給する

失敗してもUBIがあるから生活には困らないと思えれば、世の中全体のチャレンジの量が増え、

それがソーシャルイノベーションを起こします。

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『ビジネスの未来』の次に読むなら?

 

『ビジネスの未来』とあわせて読みたい本を紹介します。

①『隷属なき道』

 

貧困をなくす最善の方法として、ベーシックインカムを提唱した本です。

 

愚かだから貧困になるのではなく貧困が愚かな決断をさせること、

貧困がいかに人を不幸にするかがわかります。

参考記事:『隷属なき道』の要約まとめ:ベーシックインカムが貧困を効率的に解決する

 

②『9割の社会問題はビジネスで解決できる』

 

経済合理性限界曲線の外側にある問題をビジネスで解決するための、

ソーシャルビジネスのつくり方を解説した本です。

 

ソーシャルビジネスの起業家による支援の仕組みを作っています。

参考記事:『9割の社会問題はビジネスで解決できる』の要約まとめ

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まとめ:経済成長の信仰から自由になろう

・成長率が高い=未熟、成長率が低い=成熟とも言える

 

・GDPはいかにモノをつくれるかを測り、世界の進歩を測るのに適さない

 

・経済合理性がある問題はほとんどビジネスで解決し尽くした

 

・経済合理性限界曲線の外側の問題は人間的ニーズ(衝動)で解決する

 

・コンサマトリー(自己充足的)な活動を見つけて取り組む

 

・将来残したいものにお金を払う

今どんな時代に生きているかがわかる本でした。

難しい話もぐいぐい読ませてしまうおもしろさがあり、教養も高まりそうな1冊です。

 

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