『マーケターのように生きろ』は、相手の期待に応えるマーケターのような生き方を解説した本です。
「相手からはじめると自分を押し殺すことになるのでは?」と思うかもしれませんが、
相手に求められることを満たすことで、自分も幸福度が上がります。
他者から認められる、世界に自分の居場所があると感じられることが、
結局は自分の幸せにつながるのです。
相手を理解して価値を提供するプロセス・考え方がわかります。
★『マーケターのように生きろ』の要約ポイント★
・マーケターのように生きる=相手からはじめる
・マーケターの生き方4ステップ
市場を定義する/価値を定義する/価値をつくり出す/価値を伝える
この記事では『マーケターのように生きろ』の要約を紹介します。
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目次
要約①:マーケターのように生きる=相手からはじめる
マーケターのように生きるとは、”相手を理解し、その期待に応えること”。
反対に、自分の好きなこと・やりたいことを貫くのはアーティスト的な生き方です。
マーケター :相手からはじめる(相手が求めること)
アーティスト:自分からはじめる(自分がやりたいこと)
アーティスト的な生き方が悪いわけではありませんが、自分のやりたいこと・好きなことに価値があるか評価されないまま突き進むのは強い精神力が必要です。
社会が求めるものよりも自分が追い求めるものをつくるには、
人から認められない苦しさを受け容れる覚悟が求められるでしょう。
それよりも、相手に求められることを自分なりに満たす生き方のほうが、幸福になりやすいのではないでしょうか。
マーケターのように生きるとは、自分にしか埋められない世界の書けたピースを見つけていくこと。
マーケターのように生きるために、マーケティングを理解することが必要です。
マーケティング:相手を理解して期待に応えるやり方の英知
要約②:マーケターの生き方4ステップ
マーケターのように生きるために、以下の4つのステップを理解しておきましょう。
①市場を定義する
②価値を定義する
③価値をつくり出す
④価値を伝える
1つずつくわしく紹介します。
①市場を定義する
市場を定義するとは、相手を決めることです。
誰を相手にすれば、自分が最大限役に立てるのか?と考えます。
相手によって何に価値を感じるかが変わるので、具体的な相手を思い浮かべましょう。
人口統計学的な特徴(性別、年齢、居住地、年収など)だけではなく、
心理的な特徴(何が好き/何が嫌い、価値観など)を具体的に定義します。
市場を定義するときには、自分ができることと市場の大きさのバランスを考えます。
市場が大きいなら競合がいるかもしれません。
競合の価値を自分なりに分析して、切り口を変えることで自分に適した市場を定義しましょう。
②価値を定義する
価値には機能的価値と情緒的価値があります。
機能的価値:便利、役に立つわかりやすい価値
情緒的価値:どう感じるか、人によって感じ方が変わる価値
たとえばミネラルウォーターはほとんど成分が変わらないので機能的価値では差別化ができません。
エコを気にする・健康に意識が高い・おしゃれ(と思われたい)人の心を掴む、
パッケージやブランディングをしています。
相手が何に価値を感じているか?は相手の声を聴くのが一番効果的です。
「何がほしいですか?」と顕在ニーズを聞くのではなく、気づいていない潜在ニーズや感情を引き出します。
具体的には、仮説をぶつける、インタビューをする等です。
アンケートで定量データを確認するのが王道だそうです。
③価値をつくり出す
価値をつくるには、どんな要素が価値をつくりだすかを把握します。
価値をつくる要素として以下の3つが紹介されていました。
・主張、提案の切り口
・機能、品質
・外観、ロゴ、ネーミング
外観はデザインで情緒的価値を表現するものと思われがちですが、
機能的価値をつくることもできます。
たとえば、ランナーのためのペットボトル飲料を開発するとして、
走りながらでも飲める形状の飲み口にするのは外観で機能的価値を体現しています。
これらの組み合わせで価値が決まります。
価値を感じるかはコンセプトテストを行い、顧客の声を聴きながら改善していきます。
④価値を伝える
どんなに良い商品をつくっても、顧客に知られていない・届いていなければ意味がありません。
良い商品をつくることと届けることはどちらも大切です。
価値を伝える3つの段階があります。
・覚えてもらう :認知
・好きになってもらう:ロイヤリティ
・選んでもらう :流通
ブランド名を聞いて思い出すのと、「〇〇と言えば…」で名前が挙がる(純粋想起)のは大きな差があります。
前者は知っている状態、後者は覚えている状態です。
覚えてもらう方法は、繰り返す/心を動かす/自分事にしてもらう等があります。
特に思い出してもらう場面と結びつけると、覚えてもらいやすいです。
マクドナルドは朝マック・夜マック・マックカフェなど、思い出しやすいネーミングをつけています。
好きになってもらうには、長く使ってもらう・実際に使ってもらうのが効果的。
選んでもらうには、買いたいときにいつも手が届くところにある必要があります。
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『マーケターのように生きろ』の次に読むなら?
『マーケターのように生きろ』とあわせて読みたい2冊を紹介します。
①『マーケット感覚を身につけよう』
『マーケット感覚を身につけよう』の中で、
マーケット感覚とは価値を認識する力と定義されています。
「商品開発や広告に関わっていないからマーケティングは関係ない」と思う人でも、
ニーズを考え、自分が1番評価される場所を見極める感覚が鍛えられます。
参考記事:『マーケット感覚を身につけよう』の要約と感想:市場化が進む世界で変化を楽しむ
②『マーケティング22の法則』
『マーケティング22の法則』は、”マーケティングは知覚の戦いである”が根底にあります。
価値をどう届けるかをくわしく知りたい人におすすめです。
参考記事:『マーケティング22の法則』の要約:顧客の心に入り込め【売れるもマーケ当たるもマーケ】
まとめ:相手に求められることからはじめよう
・マーケターのように生きるとは、”相手を理解し、その期待に応えること”
・マーケターのように生きる反対は、アーティストのように生きること
・マーケティングとは、相手を理解して期待に応えるやり方の英知
・マーケターのように生きる4ステップ
①市場を定義する:誰を相手にすれば自分が最大限役に立てるか
②価値を定義する:潜在ニーズや気づいていない感情を探る
③価値をつくり出す:価値を構成する要素を考える
④価値を伝える:価値を知る⇒好きになる⇒選ばれる
マーケターの考え方をキャリア形成に当てはめた例え話もおもしろかったです。
”自分のやりたいことを仕事にする”という風潮が強いなか、
やはり価値を感じるのは相手ありきだと再確認できる本でした。
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