『ワークマン式「しない経営」』の要約まとめ:善意と信頼の経営手法

『ワークマン式「しない経営」』の要約まとめ:善意と信頼の経営手法

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『ワークマン式「しない経営」』は、成長著しいワークマンの経営のヒミツを常務みずからが解説した本。

ワークマンは作業服の店として有名でしたが、アウトドアウェアのワークマンプラスが大ヒットしました。

10期連続最高益なのに、残業・ノルマ・期限もなしというから驚きです。

★『ワークマン式「しない経営」』の要約ポイント★

 

・ノルマや納期は設定しない

 

・取引先を信頼した善意型サプライチェーン

 

・エクセルで全員参加のデータ活用

社員のがんばりに頼らない”がんばらない経営”が、

新しいスタンダードになってほしいと思います。

この記事では『ワークマン式「しない経営」』の要約を紹介します。

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要約①:ノルマや納期は設定しない

 

ワークマンの特徴はしない経営です。

多くの会社で当たり前にあることがワークマンではしないことになっています。

<ワークマンでしないこと>

 

・残業

 

・ノルマ、期限

 

・社内行事

 

・幹部の出社

 

・幹部が思いつきでアイディアを言わない

 

・値引き、競争、接客 など

社員のストレスになること、ワークマンらしくないこと、価値を生まないこと

しないことの基準です。

特にノルマや期限がないというのは仕事が回るのか不安ですよね。

残業させないために決算発表を延期したり、新規開店を延期したりしたそうです。

 

短期目標をいくつも掲げると会社はダメになる。

 

唯一掲げるのは、これだけは必ずやりとげるというたった1つの目標です。

会社が本気で実現を目指していると社員に伝われば、社員の良心に従って応えてくれます。

 

ワークマンにとってのたった1つの目標はブルーオーシャンの拡大であり、見事に実現しました。

要約②:取引先を信頼した善意型サプライチェーン

 

ワークマンでノルマや期限を設けないのは、社員を信頼しているからです。

社員だけでなく、在庫の供給元にも信頼をベースにした関係構築をしています。

 

具体的には、ワークマンの需要予測を元に供給元が判断した納品を全部買い取ります。

 

機会損失や余剰在庫のロスをサプライチェーンの中心にいるワークマンも負担する、

善意型サプライチェーンという仕組みです。

 

機会損失などを供給側に負担させる”ムチのサプライチェーン”が主流のなか、信頼・相手を思う気持ちの善意型サプライチェーンで取引先との関係が強固に・長期的なものになります。

共感や信頼をベースにしたマーケティングがトレンドですが、

取引先にも取り入れているのが新しいと感じました。

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要約③:エクセルで全員参加のデータ活用

 

ワークマンの経営でもう1つ特徴的なのがエクセル経営です。

エクセルでデータ活用し、品揃えや受発注について現場から声を吸い上げています。

 

ポイントは全員が、特に現場をよく知る人が参加できることであり、

そのために一部の人間しか使いこなせない高度なツールではなくエクセルを用いています。

 

データ活用というと、IT部門や外部コンサルタントが中心になりがちです。

しかし、ワークマンでは現場の衆知を集めることを意識しています。

 

エクセル経営により、上司の勘や経験での判断からデータを元にした判断に変わります。

そして、次のような企業文化が浸透しました。

・意見を変えるのが良い上司(上司でも間違えるのが当たり前)

 

・データの因果関係を証明するには実験あるのみ(失敗を歓迎する)

 

・多様な意見を出せる/忖度はいらない

風通しの良い環境、1人ひとりが自分で考えて意見を言える環境づくりにも、

エクセル経営が寄与しているんですね。

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『ワークマン式「しない経営」』のオーディオブック

 

『ワークマン式「しない経営」』は耳で聴けるオーディオブックがあります。

 

『ワークマン式「しない経営」』は聞き放題対象外ですが、

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『ワークマン式「しない経営」』の次に読むなら?

 

『ワークマン式「しない経営」』とあわせて読みたい3冊を紹介します。

①『売上を、減らそう』

 

売上や利益よりも従業員のワークライフバランスを重視します。

他で雇ってもらえそうな人は雇わない等、効率や資本主義への挑戦のように感じました。

がんばらない経営に通じると思います!

参考記事:『売上を、減らそう』の要約:資本主義社会の当たり前を疑う

 

②『心理的安全性のつくり方』

 

弱みを見せる、失敗を恐れず歓迎するのは心理的安全性が必要です。

心理的安全性:積極的に人間関係のリスクが取れること

つまり、「嫌われたらどうしよう」、「間違ってたら評価が下がるかも」などと心配せず、

意見を言える職場は心理的安全性が高いと言えます。

 

安心して感情や思いを表現できる場所をつくりましょう。

参考記事:『心理的安全性のつくりかた』の要約:脱ぬるま湯職場!心理的安全性の4因子とは?

③『両利きの組織をつくる』

 

既存事業と新規事業を共存させる組織カルチャーをつくるための本。

既存事業を守る保守的な文化とイノベーションを起こす挑戦的な文化、

組織を継続するにはどちらも必要です。

 

対話を通じて社会の変化に適応しながら自己変革する重要性がわかります。

参考記事:『両利きの組織をつくる』の要約まとめ:深化と探索を共存させるには組織文化が重要

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まとめ:ワークマンの経営のヒミツがわかる!

・ワークマンがしないこと

 ⇒社員のストレスになること、ワークマンらしくないこと、価値を生まないこと

 

・たくさんの短期目標やノルマではなく、必ずやりとげるたった1つの目標を掲げる

 

・社員も取引先も信頼をベースに関係を築く

 

・全員がデータ活用できるようにエクセルで管理する

 

・データを元にした判断が多様な意見を歓迎する風通しの良い文化をつくる

一般的な企業のマネジメントで当たり前のことをしないのが驚きです。

 

「これはなくても大丈夫では?むしろないほうが良いのでは?」と、

当たり前を疑う姿勢が勉強になりました。

 

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