『勝てるチームは会議でつくれ』の要約まとめ:会議は経験学習の機会である

『勝てるチームは会議でつくれ』の要約まとめ:会議は経験学習の機会である

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『勝てるチームは会議でつくれ』は、チームを成長させる会議の型がわかる本。

単なるグループでなく、チームとして成果を出すための会議がわかります。

人を集めただけではただのグループであり、

新しい価値創造や課題解決などの目的を共有して団結する集団がチームです。

★『勝てるチームは会議でつくれ』の要約ポイント★

 

・会議には心理的安全性が必要

 

・会議は成長を促す経験学習の場

 

・会議の型を知る

 GROWモデルメタポジション・プロセス・モデル

1on1ミーティングや進捗会議など、汎用的に使える会議の型がわかりました。

まずは型を身につけることが大切!

この記事では『勝てるチームは会議でつくれ』の要約を紹介します。

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要約①:会議には心理的安全性が必要

 

会議は本来、複数人の知識や視点を共有してより良い方向に進めるためのものです。

しかし、会議=ムダ/意味ない/本来の仕事が捗らない等とネガティブに思う人も多いのではないでしょうか。

 

会議が有意義なものにならないのは、他人の目を気にしているからです。

同調圧力や権力者の言動が気になると、自分の意見を率直に表明できず、形だけの会議になってしまいます。

 

「的外れなことを言ったらどうしよう」

「大多数が賛成なのにわざわざ反対意見を言うと空気が読めないと思われる」

などと心配になるのは、心理的安全性が低いからです。

心理的安全性:他人の評価や反応を気にせず、率直に意見を言えること

Googleの研究で、心理的安全性は生産性の高いチームに欠かせない要素と判明しました。

 

心理的安全性は会話の質や生産性に関わります。

腹の探り合いのような会話では、本音の意見をぶつけるのに遠回りです。

 

会議を機能させる大前提として、

異論・反論を歓迎し、発言した個人が責められない文化をつくりましょう。

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要約②:会議は成長を促す経験学習の場

成果を出すチームの会議は、成長を促す経験学習の場であるべきです。

リーダーは、メンバーやチームが経験から学べるようにサポートします。

 

下記は、組織行動学者のデービット・コルブが提唱した経験学習モデルです。

経験学習モデル

経験をそのままにせず、振り返る場として1on1や会議を行います。

対話を通じて内省と概念化を促し、経験から得た教訓を新たに試すサポートをします。

内省は自分の内側を見つめて考えること、

概念化とは経験から教訓や気づきなど他に適用可能な学びを得ることです。

 

内省と概念化を促すために、リーダーは相手の話をよく聞き、適切な問いを投げかけます。

問いを投げかける=深層構造から情報を聞き出す

問いを投げかけると、相手の脳は検索モードになって答えを探し始めます。

具体的でリアルな情報が得られれば、問いの効果があったと言えるでしょう。

相手の話を聞くだけだと、愚痴や要望を聞き続けることになるかもしれません。

質問することで相手に気づきを促すことができます。

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要約③:会議の型を知る

 

チームの成長を促す会議には型があります。

『勝てるチームは会議でつくれ』に出てきた中から2つ紹介します。

GROWモデル

GROWモデルは目標設定とそのための行動を考えるのに使われます。

1on1やコーチングでも活用される型です。

【GROWモデル】

 

Goal   :本来の目的から具体的なゴールを設定する

 

Reality  :現状や事実を確認し、現状とのギャップを認識する

 

Options:ギャップを埋めるための選択肢を広げる

 

Will  :具体的な行動と期限を決める

ゴールと現状のギャップを認識すると、ゴールに向けた解決策を探すモードになります。

ゴールに向かうエネルギーをクリエイティブテンション(創造的緊張)と言います。

クリエイティブテンションは、

ピーター・センゲさんが『学習する組織』の中で提唱した概念です。

 

選択肢を考えるときには、リーダーから提示するのではなく相手に考えさせるのがポイント。

自分で思いついた行動はやる気になりやすいです。

 

最後に具体的な行動と期限を決め、会議後もときどき進捗を確認しましょう。

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メタポジション・プロセス・モデル

メタポジション・プロセス・モデルは進捗が思わしくないときの見直しに使います。

メタポジション=観察者の視点で状況を確認するのがポイントです。

【メタポジション・プロセス・モデル】

 

・主観的事実の情報を引き出す

 

 ⇓バックトラック

 

・自己評価を聞く

 

 ⇓バックトラック

 

・気づいたことを聞く

 

 ⇓

 

・計画/決意

 

バックトラックは相手の言ったことを繰り返すこと、つまりオウム返しです。

話を聞いてもらえている安心感もありますし、主観的事実を見つめ直すこともできます。

 

”自己評価を聞く”とは、事実をどのように捉えているかを確認する、良い点/悪い点を述べてもらう等します。

 

自分から距離を置いて事実を見つめて軌道修正をするサポートができる型です。

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『勝てるチームは会議でつくれ』の次に読むなら?

 

『勝てるチームは会議でつくれ』とあわせて読みたい3冊を紹介します。

①『経験学習リーダーシップ』

 

『経験学習リーダーシップ』は育て上手なリーダーになるアプローチがわかる本です。

 

経験学習に興味が湧いたリーダーにおすすめ。

経験を学習に活かす具体例がたくさん紹介されています。

参考記事:『経験学習リーダーシップ』の要約まとめ:成功体験も振り返って強みを引き出す

②『プロの思考整理術』

 

相手の状況/事実を整理して感情を整えるための方法がわかります。

 

人はアドバイスされるのが嫌いな生き物なので、

事実と感情を整えて信頼関係をつくった上で相手が自分で納得できるように対話します。

具体的な会話例で理解を深めたい人におすすめです!

参考記事:『プロの思考整理術』の要約まとめ:相手の状況と感情を整理するだけ【アドバイスは不要】

③『ファシリテーションの教科書』

 

リーダーに必須スキルのファシリテーションスキルが体系的に学べる本です。

会議の良し悪しはファシリテーションによって変わります。

 

話を聞く姿勢や場の設定、論点の整理などがまとまっています。

参考記事:『ファシリテーションの教科書』の要約:主体的に行動するための腹落ち感が重要

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まとめ:チームを成長させる会議の型を知ろう

・会議にネガティブなイメージを持つのは他人の目を気にしているから

 

・生産性が高い会議には心理的安全性が重要

 

・会議はチームの成長を促す経験学習の場にする

 

・問いかけを効果的に使って、経験から学ぶために内省と概念化を促す

 

・GROWモデル

 ⇒理想と現実を明確にして目標設定とそれに向けた行動を決める

 

・メタポジション・プロセス・モデル

 ⇒観察者のポジションから振り返りを促し、軌道修正をサポートする

その他の会議の型やチームコーチングに関してなども載っています。

会議を有効活用したいリーダーにおすすめの1冊です。

 

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