『モチベーション革命』は時代によるモチベーションの変化とこれからの人生戦略がわかる本です。
今の30代以下、ミレニアル世代(2000年以降に成人を迎えた世代)以降の価値観の変化とこれからの仕事選び・生き方についてのヒントがわかります。
生まれたときからないものがない”乾けない世代”に該当する人や、該当しないけれど”乾けない世代”を理解したい人におすすめです。
★『モチベーション革命』の要約ポイント★
・”乾けない世代”は意味合いや人間関係を重視する
・偏愛/嗜好性をライフワークにする
・VUCA時代にはゴレンジャー的チームが理想
この記事では『モチベーション革命』の要約を紹介します。
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目次
要約①:”乾けない世代”は意味合いや人間関係を重視する
ミレニアル世代以降とその上の世代で、価値観が大きく異なります。
『モチベーション革命』では今の30代以下、ミレニアル世代以降を乾けない世代と定義しています。
乾けない世代:生まれたときからないものがない、埋めるべき空白がない
価値観は個人でそれぞれ違うものですが、全体の傾向として乾けない世代は仕事に対して意味合いを重視するように変化しています。
上の世代 :国や社会を動かす・つくる、社会的地位や金銭的報酬でがんばれる
乾けない世代:すでに作り上げられた社会でどう自分らしく生きるかが重要
上の世代から乾けない世代を見れば、「夢や野心がない」、「小さくまとまっている」、「つまらないやつ」という印象を抱くかもしれません。
乾けない世代から上の世代を見れば、「よくがんばれますね、わたしには無理です」と言ったところでしょうか。
これはどちらが良くてどちらがダメというわけではなく、大事にする価値観の違いです。
ポジティブ心理学の第一人者であるマーティン・セリグマンは、”幸せは5種類に分けられる”と唱えています。
①達成:目標をクリアする、偉業を成し遂げる
②快楽:おいしいものを食べる、恋人と過ごす
③良好な人間関係:好きな人とだけつき合う
④意味合い:自分の仕事が誰かに貢献できている
⑤没頭:自分の基準を設けて成長し続ける
上の世代は①②を重視するのに対して、乾けない世代は③④を重視する人が多いのが特徴です。
いわば「乾いている世代」である上の世代のモチベーションは「国」や「社会」を動かし、支えていくという「大きな枠」で作り上げてきました。
一方、「乾けない世代」のモチベーションは「家族」「友人」「自分」という、「小さくて身近な枠」で作り上げられています。
なぜなら、上の世代がある程度社会を作り上げてしまったので、「乾けない世代」は「すでに作り上げられた社会」の上に立たされているからです。
要約②:偏愛/嗜好性をライフワークにする
衣食住の基本的なニーズは満たされた社会のなかで、ビジネスでは多様な潜在ニーズを捉えて提案するプロデューサーが求められています。
新しい見方やインサイト(洞察)を見つけるには、好きなものを突き詰める偏愛・嗜好性が武器になります。
人工知能にも代替不可能なもの・・・それは「嗜好性」です。簡単に言えば、「私は誰になんと言われても、これが好きだ」という偏愛です。人が頭で考えて、答えを出せるようなものは、人工知能のほうがより優れた答えを早く出せるようになります。一方で、人の嗜好性は、非常に非効率なものなのです。
たとえばファッションの機能性を突き詰めればユニクロで十分なのに、これが好き・かっこいいという嗜好性からさまざまなブランドが存在します。
人工知能は最短ルートや最適解を探すのは得意ですが、無駄で非効率な、でも好きな人はすごく好きなものを作るのには向いていません。
”乾けない世代”は嗜好性/偏愛を突き詰めることに価値を見出しやすいです。
嗜好性/偏愛を仕事と結び付けてライフワークにすることで、”乾けない世代”の価値観を大切にしながら仕事の成果も得られます。
自分が好きで仕方ないライフワークなら、放っておいても24時間、1年中考えていられます。つまり、ワークのなかのライフワークにおける部分をいかに広げていくかが大事、ということです。これは、ライフとワークが別々に独立していた時代が終わりつつあるということを表した言葉でもあると言えるでしょう。
要約③:VUCA時代にはゴレンジャー的チームが理想
テクノロジーの進歩が早い現代は、VUCA(ブーカ)※の時代と言われています。
※Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性の頭文字をとったもの。
VUCAの時代には臨機応変さ、インサイトからすばやく形にするスピードが重要です。
時代に適しているのは強みがバラバラなゴレンジャー的チーム。凸凹があるほうがあらゆる変化に対応できます。
ゴレンジャー的チームをつくるには、まず自分の強みを認識して周りに知ってもらうことです。
自分の強みを知るにはストレングスファインダーがおすすめ。書籍を購入することで診断が受けられます。
自分のストレングスファインダーの結果や偏愛できるものをシェアします。
相互理解が深まるだけでなく、共感や心を開くチームビルディングに最適です。
ここで重要なのは、状況に合わせて凹凸の組み合わせを変えていく柔軟さです。
しかし、そのためにはまず、自分の凹凸をしっかり把握しておくことが非常に大事なのです。
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『モチベーション革命』の次に読むなら?
『モチベーション革命』とあわせて読みたい3冊を紹介します。
①『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』
本当にやりたいこと=好きなこと×得意なこと×大事なことを見つけるための本。
自分がどうしたいのか?を仕事選びの基準にすることで、意味合いと没頭の幸せが得やすくなるはずです。
参考記事:『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の要約まとめ【自己分析はこれ1冊でOK】
②『hello,design 日本人とデザイン』
新しいインサイトを得るには深い人間理解が必要です。
意味的な価値を与える、意味づけを変えることで新しい価値を生み出す、デザイン思考がわかります。
参考記事:『hello,design 日本人とデザイン』の要約まとめ:デザイン思考の入門に最適
③『多様性の科学』
それぞれ強みが異なる、多様性があるメンバーを集めれば、新しい視点がもたらされ、今まで思いつかなかったアイディアが生まれやすくなります。
多様性のある人をそろえるだけでは発揮されず、心理的に安全であると感じる環境づくりも大切です。
参考記事:『多様性の科学』の要約と感想:多様性がなぜ必要なのか?がわかる本
まとめ:乾けない世代の取扱説明書
・乾けない世代:生まれたときからないものがない、埋めるべき空白がない
・乾けない世代は意味合いや良い人間関係を重視する
・好きなものを突き詰める偏愛/嗜好性はAIにもマネできない
・VUCA時代には臨機応変さとスピードが重要
・多様な強みを持った凹凸のあるチームが変化に対応できる
・自分の強みを知り、周りに知ってもらおう
わたし自身が乾けない世代なので、「うんうん」とうなづきながら読みました。
自分の強みや好きを突き詰めることが価値提供につながる時代は、昔より恵まれているかもしれませんね。
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