『クチコミュニティ・マーケティング』の要約まとめ:会社にファンをつくろう

『クチコミュニティ・マーケティング』の要約まとめ:会社にファンをつくろう

記事内に広告を含みます

『クチコミュニティ・マーケティング』は口コミが発生するコミュニティを通じて会社にファンをつくる仕組み・方法を解説した本。

 

前半が著者の起業ストーリー、後半が活用事例になっています。

2002年と古い本ですが、スマホが普及してSNSでつながりやすい今、

ますますクチコミュニティの重要性が増していると感じました。

★『クチコミュニティ・マーケティング』の要約ポイント★

 

・クチコミュニティで会社にファンをつくる

 

・【準備】ポジショニングを明確にする

 

・【実践】双方向で交流できて仲間が呼べる設計にする

女性起業家の起業ストーリーとしてもおもしろかったです。

事例の業種や規模感が多種多様なので、参考にできる例が見つかります。

この記事では『クチコミュニティ・マーケティング』の要約を紹介します。

スポンサードリンク





 

要約①:クチコミュニティで会社にファンをつくる

クチコミュニティとは、口コミが生まれるコミュニティのこと。

ファンになってもらう仕掛けとしてコミュニティをつくり、そこから生まれる口コミが新たな顧客(のちのファン)を生み出します。

 

商品のライフサイクルはどんどん短くなっているため、商品よりも会社を好きになってもらうことが大切です。

ただの消費者ではなく会社のファンになるためには、双方向で関係性を築く必要があります。

 

ファンになるプロセス:認知→理解→共感→行動

広告宣伝は認知(知ってもらう)段階には有効ですが、理解→共感→行動のプロセスを進めるためにコミュニティ機能が欠かせません。

 

コミュニティ機能はWebサイトやSNSなど、いろいろな選択肢があります。

ユーザーが使いやすく、コメントなどアクションをしやすい設計のものが良いでしょう。

スポンサードリンク





 

要約②:【準備】ポジショニングを明確にする

 

口コミを活かしたマーケティングでは、ポジショニングが重要です。

具体的には、どんな人から支持されたいか?=理想の顧客像を明確にします。

 

価値観が同じ人の集まりをつくることで、共感しやすいコミュニティになります。

 

とりあえず人数を集めればいいわけではありません。

濃いコミュニティになっていれば、ファンになった人が同じ価値観の人を集めてきてくれます。

 

理想の顧客像を明確にすると、あらゆる意思決定の判断基準になります。

 

新しい商品を発売するときも、会社名・チラシ・商品などのデザインやコンセプトを考えるときも、理想の顧客像に刺さるかどうか?と考えれば良いのです。

売上や利益率で判断して価値観の合わないものを紹介すると、

コミュニティへの信頼は失われます。

 

ポジショニングを明確にしたら、共感ツールをつくります。

共感ツール:

 

冊子、Webサイトなど人に紹介できる・渡せるもの

創業ストーリーやお客様の声を載せる

「この会社はステキ!」と思ったとき、人にサッと紹介できるものを用意します。

人は目に見えないストーリーに惹かれるので、ストーリー性のあるものを載せます。

プロジェクトXのような、商品開発の裏話も良さそう!

 

クチコミュニティ・マーケティングは口コミを武器にファンをつくりますが、負の口コミもあります。

特に影響力が大きいのは社員など身内の口コミです。

 

いくら外向けの発信をきれいに整えても、社員のエンゲージメントが低いと台無しです。

社員が会社を好きでエンゲージメントが高いと、自発的に外に魅力を語ってくれるでしょう。

取引先にも同様のことが言えますね。
スポンサードリンク





 

要約③:【実践】双方向で交流できて仲間が呼べる設計にする

 

ポジショニングを明確にして共感ツールをつくったら、

コミュニティ機能を持つサイトやSNSなど交流の場を用意します。

 

一方的な発信ではなく、双方向の関係になるように心がけましょう。

クレーム対応やQ&Aの様子がSNS上で公開されて、会社の株が上がる事例もあります。

(炎上する事例もありますが…)

 

双方向で交流しているところを第三者からも見えるようにすることで、

コミュニティの存在を認知させることができますね。

 

また、仲間を呼べる機会を定期的に用意して、ファンの新規加入を促します。

セミナー、講座、イベントなど、価値観の合う友人・知人を誘いやすいものが最適です。

 

口コミを発生させるには次の2つのポイントがあります。

・口コミされやすいジャンルか

 

・口コミしやすい特徴があるか

口コミされやすいジャンルは、情報が入りにくく、自分や家族の未来に直結するものです。

たとえば、家の建築・リフォーム、子どもの学習塾、病院など。

 

選択を失敗したくないもの、ネットの評判より信頼できる人からの声を聴きたいと思えるものは口コミが広がりやすいです。

 

口コミしやすい特徴とは、ひと言で特徴が伝わるフレーズで表せるか、パッと聞いて興味を持てるかでわかります。

 

なんの特徴もない商品を口コミするのは難しいでしょう。

商品開発の段階から、どんな口コミが交わされるかを意識するといいかもしれません。

 

Amazonはプレスリリースを企画書として作成するそうです。

お客様にどう訴求するか、企画段階からお客様視点で考えているんですね。

スポンサードリンク





 

『クチコミュニティ・マーケティング』を無料で読む方法

 

『クチコミュニティ・マーケティング』は耳で聴けるオーディオブックがあります。

 

Amazon Audibleの無料体験を活用すれば、

『クチコミュニティ・マーケティング』を含めて12万冊以上が聞き放題です。

 

いつでも解約が可能で、気軽に耳からの読書をお試しできます。

Audible(オーディブル)を無料でお試し!

 

⇓⇓登録手順や解約手順はこちら!

『クチコミュニティ・マーケティング』の次に読むなら?

 

『クチコミュニティ・マーケティング』とあわせて読みたい本を紹介します。

①『プロセスエコノミー』

 

商品やサービスの物質的なクオリティが変わらなくなるにつれて、

人間理解や共感をベースに経験価値が選ばれるようになります。

 

レストランで完成した料理を食べるより、バーベキューで一緒につくりたい!

そんな時代の変化が感じられる1冊です。

参考記事:『プロセスエコノミー』の要約まとめ:自分のこだわりを持って共感する理由をつくる

②『「顧客消滅」時代のマーケティング』

 

フローからストックへ、ファンをつくるマーケティングの手法や事例がまとまっています。

顧客リストを取ってつながりを育てる重要性がわかります。

参考記事:『「顧客消滅」時代のマーケティング』の要約まとめ:フローからストックへの転換

スポンサードリンク





 

まとめ:クチコミがファンコミュニティをつくる

・クチコミュニティ=口コミが生まれるコミュニティ、ファンづくりの仕掛け

 

・双方向の関係をつくり、会社のファンになってもらう

 

・どんな人から支持されたいか?という理想の顧客像を明確にする

 

・目に見えないストーリー(創業や商品開発の裏話、込めた思いなど)が共感を呼ぶ

 

・仲間を呼びやすい機会を用意する(講座、セミナー、ワークショップなど)

 

・他にはない特徴、キャッチーなフレーズがあると口コミが起こりやすい

継続性のあるビジネスを行うには、コミュニティづくりが必須であると再認識しました。

ニーズの把握から口コミまでしてもらえるコミュニティを持っていると強いですね。

 

★今回紹介した本★

 

★読書好きな人におすすめのサービス★

Amazon Kindle Unlimitedで電子書籍を無料体験

Amazon Audibleで聴く読書を無料体験

 

電子書籍で多読したい!人にはAmazon Kindle Unlimited

定価より安くてコスパがいいです。

Amazon Kindle Unlimitedを無料体験

 

 

時間がないけど読書したい人にはAmazon Audible

手が離せないときにも耳で読書できます。

 

40万冊以上が登録されています。

無料体験後はいつでも解約可能です!

Audible(オーディブル)を無料でお試し!

 

⇓⇓登録手順や解約手順はこちら!

【Amazon Audibleの無料体験はかんたん】課金前に解約しても1冊無料でもらえる!

 

★さくっとインプットしたいなら本の要約サービスflier(フライヤー)★

読み放題のゴールドプランが7日間無料で試せます。

参考記事:本の要約サービスflier(フライヤー)の料金プランはどれがおすすめ?【お得に試せる】

本業の会社員では研修講師やファシリテーターをしています。コーチングも提供しているので興味がある方はぜひご検討ください。

自分を信じて行動が続けられる方法:コーチングを受けてみませんか?