『ヤフーの1on1』はヤフーでの1on1の取り組みとその効果を紹介した本。
1on1とはその名の通り、上司と部下が1対1で行うミーティングのことです。
自ら考え行動する部下を育てるための手段として、1on1が注目されています。
★『ヤフーの1on1』の要約ポイント★
・1on1の目的は経験学習を促進すること
・上司と部下の1on1は信頼関係の構築が重要
・1on1の3つの働きかけ→コーチング/ティーチング/フィードバック
この記事では『ヤフーの1on1』の要約を紹介します。
『ヤフーの1on1』はAmazonAudibleの無料体験で読めます。
✅30日間の無料体験で何冊でも聴き放題!
✅月額1500円(ビジネス書1冊で元が取れる)
✅手が離せないときに耳から学習できる
目次
要約①:1on1の目的は経験学習を促進すること
1on1の目的は部下の経験学習を促進すること。
人が成長するためにどこから学びを得るか?について、7・2・1の法則というものがあります。
7・2・1の法則:7割が体験から、2割が他者の助言から、1割が書籍や研修などから学ぶ
1on1で体験を確実に学びに変えるサポートをすると、部下が成長します。
デービット・コルブが提唱している経験学習モデルに当てはめると次のようになります。
まず、経験をそのままにせず、振り返る場として1on1を用意します。
対話を通じて内省と概念化を促し、経験から得た教訓を新たに試すサポートをします。
概念化とは経験から教訓や気づきなど他に適用可能な学びを得ることです。
試行が新たな経験となり、さらにこのサイクルを回すことで成長が促進されます。
要約②:上司と部下の1on1は信頼関係の構築が重要
職場で1on1を導入する場合、多くのケースで上司と部下の1on1になります。
上司は部下に対して評価や異動などの人事権を持っているため、
1on1を成功させるにはまず信頼関係の構築が必要です。
部下は上司の顔色をうかがって胸の内を素直に話せないかもしれません。
信頼関係の構築には、上司の態度・姿勢が最も重要です。
・アクティブリスニング:うなづく、相槌を打つ、言ったことを繰り返す
・レコグニション :言動を100%信じる(同調ではなく共感)
上司は聞き役に徹して、自分の意見は差しはさまないようにします。
1on1は業務の進捗確認の場ではなく、部下のための時間です。
自分が聞きたいことではなく、部下が話したいことを聞きましょう。
また、部下の発言は否定せずに受けとめます。
すべて受け入れる必要はありませんが、部下の気持ちや訴えはいったん受け止めましょう。
「業務量が多すぎてしんどい」という部下がいたとします。
内心「ほかのメンバーのほうが業務量が多いのだからしんどいわけないだろう」と思ったとしても、”しんどいと感じている部下の気持ち”は信じて受け止めます。
言葉だけでなく、聞く態度にも気を付けましょう。
腕組みをしていないか、怖い顔をしていないか等、鏡でチェックすると良いです。
なんでも話せる信頼関係ができているかはいつも確認しましょう。
要約③:1on1の3つの働きかけ
1on1では3つの働きかけを使います。
・コーチング :答えを示さずに、自分で考えて答えを見つけさせる
・ティーチング :知っていることを教える
・フィードバック:期待値と現状との差を伝える
1on1ではコーチング的な関わりが多くなりますが、
たとえば手続きの手順など明確に答えがあるものはティーチングで教えることもあります。
ティーチングが絶対にダメということではなく、コーチングとティーチングの違いと自分がなぜ今ティーチングを選択するかを理解していることが重要です。
フィードバックは、相手が気づいていないことを伝えるときに使います。
「自信がないプレゼンのときは早口になる傾向があるよ」、
「トラブル対応のときは逆にイキイキしていて力を発揮するタイプだね」など、
本人の目には見えていない強みや改善点を指摘することが新しい気づきにつながります。
1on1の最後は、学びの確認で締めくくりましょう。
学びの確認で使える質問:「今回のできごとから何を学びましたか?」
『ヤフーの1on1』を無料で読む方法
『ヤフーの1on1』は耳で聴けるオーディオブックがあります。
Amazon Audibleの無料体験を活用すれば、
『ヤフーの1on1』を含めて12万冊以上が聞き放題です。
いつでも解約が可能で、気軽に耳からの読書をお試しできます。
⇓⇓登録手順や解約手順はこちら!
【Amazon Audibleの無料体験はかんたん】課金前に解約しても1冊無料でもらえる!
『ヤフーの1on1』の次に読むなら?おすすめ本3選
『ヤフーの1on1』とあわせて読みたい3冊を紹介します。
①『教える技術』
部下・後輩を指導するときに知っておくべき教える技術がわかる本です。
行動に着目することで、望ましい行動を引き出すにはどうすればよいか?
がわかります。
参考記事:本『教える技術』の要約まとめ:行動科学を元にした再現性のある教え方とは?
②『3分間コーチ』
『3分間コーチ』は部下の行動を促すコーチングがしたい上司のための本。
毎日3分間のコミュニケーションと、部下に興味を持って考える時間を取ることで、
コミュニケーションの遅れが解消し、組織の生産性が上がるという主旨です。
何を話すか、どう話すかよりも、
コミュニケーションの頻度と量を重視しています。
参考記事:『3分間コーチ』の要約まとめ:コミュニケーションの仕方より頻度が大切
③『フィードバック入門』
部下育成に欠かせないフィードバックについて理論と実践の両面から学べる本。
対話で部下の言語化をサポートし、
これからどうするか?を自分で決めさせるのが重要です。
参考記事:『フィードバック入門』の要約まとめ:情報通知と立て直しで部下が育つ
まとめ:1on1で部下の経験学習を促そう
・1on1を活用すると部下の経験学習をサポートできる
・人の学びは7割が経験から!内省と概念化を促して経験を確実に学びにつなげよう
・上司と部下の1on1では信頼関係の構築が第一歩
・上司はアクティブリスニングとレコグニションで部下の話を引き出す
・部下の言動は否定せずにいったん受け止める
・1on1には3つの働きかけがある(コーチング/ティーチング/フィードバック)
・1on1の最後に部下の言葉で学んだことを表現してもらおう
1on1は目的を理解せずに導入しても、ただの雑談や進捗確認の場になってしまいます。
経験を学びに変えるサポートをしていることを意識して1on1に臨みましょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
★今回紹介した本★
⇓コーチングスキルを高めたいときにおすすめの本まとめ
参考記事:コーチング初心者におすすめの本6選:傾聴スキルや心理的安全性に関する本も紹介
★読書好きな人におすすめのサービス★
・Amazon Kindle Unlimitedで電子書籍を無料体験
・Amazon Audibleで聴く読書を無料体験
電子書籍で多読したい!人にはAmazon Kindle Unlimited!
定価より安くてコスパがいいです。
時間がないけど読書したい人にはAmazon Audible!
手が離せないときにも耳で読書できます。
無料体験後はいつでも解約可能です!
⇓⇓登録手順や解約手順はこちら!
【Amazon Audibleの無料体験はかんたん】課金前に解約しても1冊無料でもらえる!
★さくっとインプットしたいなら本の要約サービスflier(フライヤー)★
読み放題のゴールドプランが7日間無料で試せます。
参考記事:本の要約サービスflier(フライヤー)の料金プランはどれがおすすめ?【お得に試せる】
本業の会社員では研修講師やファシリテーターをしています。コーチングも提供しているので興味がある方はぜひご検討ください。
自分を信じて行動が続けられる方法:コーチングを受けてみませんか?