言い過ぎてしまう心理をセルフコーチングする質問リスト

言い過ぎてしまう心理をセルフコーチングする質問リスト

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「つい、言い過ぎてしまった」と後悔することはありませんか。

人間関係の問題は境界線の問題とも言われています。相手の境界線を踏み越えがちな人、自分の境界線を踏み越えられがちな人がいますよね。あなたはどちらのタイプでしょうか。

わたしは相手の境界線を踏み越えがちなので、気を付けています。

言い過ぎてしまう、つい口を出してしまう背景には、きっとあなたなりの理由があるはず。セルフコーチングで自分の声に耳を傾けてみましょう。

<セルフコーチングをするときの注意点>

 

・全部の質問に答えようとしなくても大丈夫です。ピンと来る質問に向き合ってみましょう。

 

・ノートなどに書きだして行うと効果的です(ぐるぐる思考を防げます)。

 

・答えるのが辛くなったらいつでも中断してください。

 

・なにか結論にたどり着かなくても大丈夫なので、感じるままにやってみましょう。

セルフコーチングのメリットややり方については、こちらを参照してください。

セルフコーチングとは何か?誰でもできる効果的なやり方を紹介セルフコーチングとは何か?誰でもできる効果的なやり方を紹介します

言い過ぎてしまう心理をセルフコーチングする質問リスト

・言い過ぎてしまうことの何が問題でしょうか?そのままだとどうなりそうですか?

 

・言い過ぎてしまう自分に向き合うことは、あなたにとってどんな意味がありますか?

 

・言い過ぎてしまうとは、具体的にどの部分を指していますか?

どこまでは言い過ぎていなくて、どこからが言い過ぎているのでしょうか?

 

・特に言い過ぎてしまうのは誰に対してですか?

 

・つい言い過ぎてしまうのはどんなときですか?

最近の、または、1番印象に残っているエピソードを教えてください。

 

-そのとき、または、その後、どんなことを感じて/考えていましたか?

 

-何があなたにそれを言わせたのでしょう?あなたをつき動かしたのは何ですか?

 

-そのとき、相手の視点からはどう見えていたと思いますか?

 

-その場面を少し離れたところから見てみると、何を感じますか?

 

-もしその場面をやり直すとしたら、何か変えたいことはありますか?

 

・何でも叶うとしたら、どんな関係性を望んでいますか?そこにはどんな思いがありますか?

 

・次に試してみたいことはありますか?

 

・言い過ぎてしまうそうな自分に気づいたら、何て声をかけますか?

質問リストの説明

どんなことを意図した質問なのか、紹介します。意図がわかったほうが理解が深まる方は参考にしてくださいね。

 

・言い過ぎてしまうことの何が問題でしょうか?そのままだとどうなりそうですか?

言い過ぎてしまう行為そのものに、良い・悪いはありません。「言い過ぎてしまう」と思う背景には、言い過ぎる=悪いことという信念があるかもしれないので、言い過ぎるという行為をどう捉えているかを確認しています。

そのままだとどうなりそうかという未来を想像することで、「あれ、そんなに問題はないな」となるかもしれないし、「そんな未来は嫌だ、変えたい」となるかもしれません。

 

・言い過ぎてしまう自分に向き合うことは、あなたにとってどんな意味がありますか?

こちらも、言い過ぎるという行為をどう捉えているかを確認する質問です。一般論ではなく、あくまであなたにとってどういう意味があるのかを聞きます。たとえば、長年の欠点、人間関係を良くするキーポイント、強みの裏返し、自制心の課題など、捉え方は様々です。

 

・言い過ぎてしまうとは、具体的にどの部分を指していますか?

どこまでは言い過ぎていなくて、どこからが言い過ぎているのでしょうか?

具体化する質問です。言い過ぎると聞いてイメージする行為は人によって違います。具体的にどんな行為を言い過ぎると捉えているか明確にし、客観的に振り返ってみましょう。「わたしはここからが言い過ぎだと思うけどどう思う?」と第三者に聞いてみるのも良いかもしれません。

 

・特に言い過ぎてしまうのは誰に対してですか?

・つい言い過ぎてしまうのはどんなときですか?

いつも言い過ぎてしまうのか、特定の条件が揃うと言い過ぎてしまうのかを明らかにします。どういうときに起こりやすいかを知るのは、自分の行動を改めるのに効果的です。

 

最近の、または、1番印象に残っているエピソードを教えてください。

ずっと抽象的なレベルで考えていると、思考が宙に浮いているような、臨場感がない状態になります。もし特定の場面が思い浮かべられるなら、そのときのことをありありと思い出して、そのときの思考な感情、身体感覚にアクセスしてみましょう。

 

-そのとき、または、その後、どんなことを感じて/考えていましたか?

感じていた感情や心の声に注目します。身体感覚の変化(熱くなった、胃がキュッとした、手汗が出た、眉間にしわが寄ったなど)も思い出してみましょう。

 

-何があなたにそれを言わせたのでしょう?あなたをつき動かしたのは何ですか?

自分を突き動かしたものと自分を切り分けることで、自分を客観視できます。なかなか日常では聞かれない質問なので戸惑うかもしれませんが、ぜひ考えてみてください。

 

-そのとき、相手の視点からはどう見えていたと思いますか?

人間関係がテーマのときは、視点の移動が効果的な場合が多いです。相手になりきったつもりで、自分を外側から見てみましょう。相手はどんな気持ちになったでしょうか。

 

-その場面を少し離れたところから見てみると、何を感じますか?

視点の移動は相手だけではありません。まるでドラマを見ている視聴者のように、少し離れたところから見てみると、気づくことがあるかもしれません。

 

-もしその場面をやり直すとしたら、何か変えたいことはありますか?

自分/相手/第三者としてその場面を振り返った上で、もう一度同じことが起こったらどうするでしょうか。次の行動のヒントを探ります。もし何か変えたくなったら、そうすることで期待する変化も考えてみるのがおすすめです。

 

・何でも叶うとしたら、どんな関係性を望んでいますか?そこにはどんな思いがありますか?

具体的な事象から少し離れて、相手との理想の関係性を考えます。どのくらいの距離感が心地よいのか、望みを明確にしてみましょう。

 

・次に試してみたいことはありますか?

ここまでいろいろ考えたうえで、次に同じようなことが起きたらどうするか考えます。行動を変えることで現実が変わっていくので、小さくてもアクションにつながるといいですね。

できれば、心がけではなくて、具体的な行動だと実現可能性が高まるのでより良いです。

(例)✖ 相手の話に耳を傾けるように気を付ける

〇 相手が話し終わってから話す

 

・言い過ぎてしまうそうな自分に気づいたら、何て声をかけますか?

理想は、言い過ぎる前に気づいて対処することですよね。気づいたときにどうするか決めておくことで、気づける感度も上がります。

今回のテーマに限らず、自分にスイッチを入れる言葉(勇気を出す言葉、ぐるぐる思考を止める言葉など)を決めておくのは有効な方法です。

「言い過ぎてしまう」という悩みに関するtips

「言い過ぎてしまう」という悩みに関する知識を紹介します。ヒントになればうれしいです。

課題の分離

課題の分離とは、アドラー心理学の用語で自分と他者の課題を分けて考えることです。

(例)

部下の機嫌が悪い⇒部下の課題

部下の機嫌が悪いのが気になる⇒自分の課題

 

子どもが宿題をしないで先生に怒られる⇒子どもの課題

子どもが先生に怒られるのが恥ずかしい⇒自分の課題

どちらの課題か迷ったら「この行動の結末は誰が引き受けるのか?」を問いかけてみます。

もし、相手の課題について口を出していたら、それは言い過ぎかもしれません。

 

⇓アドラー心理学で1番好きなのは「嫌われる勇気」です。


境界線

課題の分離と似ていますが、心の境界線をうまく引けると役割分担が明確になり、言い過ぎることが減ります。

<境界線を引く2ステップ>

 

①コミュニケーション:求めることを言葉で伝える(×察してもらう)

わかりやすく端的に、「してほしいこと」を伝える

 

②行動:守られないときには実際に行動する

守られないときにはもう一度伝える、直らない場合は関係を見直す

求めることを言葉でわかりやすく伝えているか、守られないときだけ再度言及しているか、確認してみましょう。

⇓こちらの本が参考になります。

参考記事:『心の境界線』の要約まとめ:心地よい人間関係に必須のスキル

何事も個人的には受け取らないこと

「何事も個人的には受け取らないこと」は、古代メキシコに伝わるトルテックと呼ばれる人々の教えの1つです。

相手から攻撃されたと感じたり、相手とは異なる自分の意見を主張したくなったりするとき、人は言い過ぎてしまいます。

自分と相手の見ている世界は違うので、相手の意見は相手の世界に根差した意見でしかありません。だから、それがまぎれもない真実であるかのように受け取らないことです。

他の人がどうあろうと、それはあなたのせいではない。それは他の人たち自身のせいである。全ての人は、それぞれの夢の中に、その心の中に生きている。私たち一人ひとりの住む世界は、全く違うのである。

参考記事:『四つの約束』の要約まとめ:古代メキシコ・トルテックの教えとは?

 

コーチングを受けてみたい方へ体験セッションのご案内

「やっぱり1人でセルフコーチングするとぐるぐるしてしまう」、「誰かに話を聞いてほしい」、「コーチングを体験してみたい」という方は、ぜひ体験モニターを受けていただけるとうれしいです。

⇓コーチングについてはこちらにまとめています。副業がテーマでない人でも受けつけています。

自分を信じて行動が続けられる方法:コーチングを受けてみませんか?

 

⇓下記の申し込みフォームからお申し込みください。

体験セッションお申込みフォーム (google.com)

体験セッションで気に入っていただけたら、継続セッションもぜひ受けてほしいな~と思いますが、強引な営業はいたしませんのでご安心ください。ご自身に必要なタイミングで、ご検討いただければ幸いです。

また、セッション内で見聞きしたことは許可なく口外いたしません。

体験セッション(モニター)・・・1000円(60分)

お互いの自己紹介・コーチングの説明(15分)/セッション(30分)/感想共有(15分)

 

継続セッション(モニター)・・・3000円(60分)

チェックイン(5分)/セッション(50分)/感想・チェックアウト(5分)

※セッションはzoomで行います。

※お支払い方法:Paypay

※基本は平日19時~、土日は夕方~夜(日によって調整させてください)

※セッション後、アンケートにご協力ください。感想は、匿名でSNSなどに掲載させていただく場合がございます。

※通算100時間まではこの価格で行う予定ですが、途中で変更する可能性があります。

最後までお読みいただきありがとうございました!

本業の会社員では研修講師やファシリテーターをしています。コーチングも提供しているので興味がある方はぜひご検討ください。

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