『マネーという名の犬』の要約まとめ:子どもに読ませたいお金の本

『マネーという名の犬』の要約まとめ:子どもに読ませたいお金の本

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『マネーという名の犬』は、子ども向けにお金とのつき合い方がわかる本。


<あらすじ>

キーラという女の子が犬を拾います。キーラの家族はお金に困っており、マネー(お金)が呼んだらくるように、と犬にマネーと名付けました。マネーはキーラに話しかけることができ、お金のレッスンがはじまります。

ストーリー仕立てで読みやすいにもかかわらず、大人向けのお金の本にも引けを取らない内容です。

★ 『マネーという名の犬』 の要約ポイント★

 

・自分の望みを明確にして忘れない

 

・お金を稼ぐのに大切なのは自信

 

・金のガチョウを育てる

副題は、『12歳からの「お金」入門』です。小学校高学年になったら自分の子どもにも読ませたいと思いました。

この記事では 『マネーという名の犬』 の要約を紹介します。

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要約①:自分の望みを明確にして忘れない

 

お金のレッスンは、何のためにお金がほしいのか、自分の望みを明確にすることから始まります。

「お金があったらしたいこと」を10個書く

 ⇒その中から本当に大切なことを3つ選ぶ

漠然と「お金がほしい」と願うのではなく、何のためにお金がほしいのか、お金を貯めたら何ができるのかを明確にするのが重要です。

そして、その望みに関するイメージ(たとえばほしいものの絵や写真)を集め、忘れないように毎日ながめます。

日常に追われていると、本当の望みでも簡単に忘れてしまいます。だから、毎日思い出すことが必要なのです。

 

そして、やると決めたらやることです。

『やってみる』じゃなくて、『やる』んだよ。何かをやってみようと言う人は、それがうまくいかなくて結局は失敗するんだって心のどこかで考えているんだ。やってみるというのは、失敗を前もって言い訳しているにすぎない。やってみる、じゃなくて、やるか、やらないかだよ。

要約②:お金を稼ぐのに大切なのは自信

 

お金を稼ぐのに大切なのは自信です。「自分に何かができる」と信じられるかどうかで決まります。

自信をつけるためには、成功日記をつけます。

成功日記⇒その日うまくいったことを全部書く(小さいことでもいい)

朝早く起きられた、宿題をすべてやった等、当たり前と思えること・小さいことでも成功です。成功かどうか迷ったら成功にしていい、とマネーも言っています。

成功日記をつけることで、自分に自信がつき、自分に何ができるかを考えられるようになります。

 

お金を稼ぐことは人のために問題を解決しようとすることです。そのためには、自分が知っていること・できること・備わっていることが何かを考えます。

不足(知らないこと・できないこと・備わっていないこと)にフォーカスしていると、お金を稼ぐことはできません。

特に、自分が楽しいことで人の役に立つことを見つけると、楽しみながらお金を稼ぐことができます。楽しみながらお金をもらってもいい、と思えると、お金に対するネガティブなイメージがなくなるでしょう。

 

まとめると、毎日の日課としては次の2つを行います。

・望みのイメージを眺める

 

・成功日記を書く

要約③:金のガチョウを育てる

 

お金が稼げるようになったら金のガチョウを育てましょう。金のガチョウとは、お金を増やしてくれる源です。

<ガチョウと黄金のたまごのイソップ寓話>

ある日、農夫はガチョウが金のたまごを1日1個生むのを発見した。金のたまごで農夫は大金持ちになったが、1日1個しか生まないことに物足りなくなり、「ガチョウのお腹に金塊があるに違いない」と思ってガチョウを殺してしまった。ガチョウのお腹には金塊はなく、金のたまごを生むガチョウもいなくなった。

望みをかなえるためにお金をすべて使ってしまったら、次の望みをかなえるためにまたゼロから貯めなくてはいけません。そうではなく、金のガチョウを育てるためのお金と夢をかなえるためのお金を分けておきます。

具体的には、金のガチョウ=投資です。『マネーという名の犬』では、シンプルで分散投資されている投資信託をすすめています。

お金の貯め方のルール

50% 金のガチョウ/40% 夢のための貯金/10% 消費

たとえば、10万円が貯金できるなら、つぎのようになります。

50%(5万円) 投資/40%(4万円) 夢のための貯金/10%(1万円) 消費

割合は変えても良いですが、最低でも10%はガチョウに取って置き、お金に働かせるようにしましょう。

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『マネーという名の犬』 の次に読むなら?おすすめの本3選

 

『マネーという名の犬』 とあわせて読みたい3冊を紹介します。

①『サイコロジーオブマネー』

 

お金とつきあうマインドがわかる本です。自分の感情と行動をコントロールし、長期・安定的に資産形成するための心構えを知ることができます。

 

お金を燃やしてネットで炎上した例など、人間がお金に対して抱く特別な感情がよくわかります。

お金に対して自分がどんな考えを持っているか、どんな考えならお金に振り回されないのかを知りましょう。

紹介される事例が示唆深くて読みものとしても面白かったです。

参考記事:『サイコロジー・オブ・マネー』の要約:お金持ちになるには感情のコントロールが大切

②『ユダヤ人大富豪の教え』

アメリカで出会ったユダヤ人大富豪からの教えが、物語で学べる本。ユダヤ人大富豪は実在の人物なのだそうです。

自分の好きなことに打ち込む、思考と行動にこだわる、お金にネガティブな意味づけをしない等、お金を稼ぐためのマインドがわかります。

参考記事:『ユダヤ人大富豪の教え』の要約まとめ:お金から自由になるには?

③『完訳 7つの習慣』

『完訳 7つの習慣』は、世界的ベストセラーの自己啓発書。

 

幸福や成功を手にいれるには、個別のスキルを伸ばすよりも人格や人間性を磨くことが重要(人格主義)という内容です。金のガチョウの話も出てきます。

参考記事:『7つの習慣』の要約まとめ:本当におすすめの自己啓発本

 

★今回紹介した本★


 

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