『読書会の教室』の要約まとめ:読書会に参加する/主催する勇気が出る本

『読書会の教室』の要約まとめ:読書会に参加する/主催する勇気が出る本

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『読書会の教室』は、読書会に参加する/主催するときのポイントやアイディアがわかる本。

著者は8年間で500回以上も読書会を開催したそうですよ。

その経験値とノウハウを端的に学べると同時に、読書会に正解はない、自由でいいという勇気がわきました。

「本」と「人」、この掛け算の結果、たくさんの読書会が生み出されていくことでしょう。あなたにしかできない読書会がきっとあるはずです。

読書会の種類と特徴、読書会に参加するとき/主催するときのポイントが学べます。

★ 『読書会の教室』 の要約ポイント★

 

・読書会の種類と特徴

 

・読書会に参加するときのポイント

 

・読書会を主催するときのポイント

紙上の読書会が掲載されていて、雰囲気が伝わってきました。

読書会に参加したいけど勇気が出ない人の背中を押してくれます!

この記事では 『読書会の教室』 の要約を紹介します。

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要約①:読書会の種類と特徴

 

『読書会の教室』では、読書会を”本を読むことが目的となっている集まり”と定義しています。

それ以外のルールはありません。

 

読書会には分類の切り口によっていろいろな種類があります。

選書で分類 :主催者が選ぶ or 参加者が持ち寄る

 

形式で分類 :オフライン or オンライン

 

参加者で分類:自由 or 対象者を絞る

主催者が課題本を選ぶ場合、課題本を共通の話題にできるので、初対面が多いケースには会話が弾みやすいです。読了を参加条件にしても良いし、レジメを用意すれば未読了の人も安心かもしれません。

参加者が本を持ち寄る場合は、気軽に参加できるのがメリットです。課題本をわざわざ用意して読む必要がなく、今読んでいるものや過去に読んだものを紹介できます。参加者の準備も楽です。

共通の話題がない分、自己紹介やアイスブレイクなど、安心して話せる場づくりが重要になります。

 

オフライン形式はカフェやレンタルスペース、公民館などで行うことが多いですが、レストランや書店などをお借りしたり、公園や散歩しながらすることもできます。本当に自由ですね。

コロナ下でオンラインの読書会も増えました。オンラインの読書会はネットワークトラブルが起きたときの対処や、声が被らないような司会進行がポイントです。

そもそも集まらずにSNSや読書アプリ(ブクログなど)で非同期で行うこともできます。

 

誰でも参加できる会か、社内などの限定された人だけ参加できる会にするかという分類もあります。

人数は多ければ多いほど良いわけではなく、少人数のほうが熱い議論になったり安心して話せたりするメリットもあります。会の目的に合わせて決めましょう。

 

読書会のメリットは、自分と違う考え方を知れるところです。

新しい読み方、他の解釈の可能性、自分の間違い等に気づくともっと本が読みたくなります。

要約②:読書会に参加するときのポイント

 

読書会に参加する準備のポイントは次のとおりです。

・本をすぐ入手する

 

・気になったところをメモする

「本が読み切れなかった」という理由で読書会をキャンセルする人が多いそうです。読了が前提の読書会に行くと決めたら、すぐに本を入手しましょう。予定通り届かなかったり急に忙しくなったりすることもあるので、余裕を持って読み始めます。

 

そして、読んで気になったところはメモしておきましょう。読書会で感想を言うときに緊張してしまっても、メモがあれば安心です。立派な読書感想文である必要はなく、気になったワードだけでも書き留めておきます。

 

実際に読書会に参加するときのポイントは次のとおりです。

・本の感想は何を話してもよい

 

・あなたにしか話せないことがある

 

・帰りに本屋さんか図書館に寄る

無理にいいことを言おうとしたり、「前の人と違う感想を言わないと」と思ったりする必要はありません。素直に感じたことを話せば大丈夫!

感想コンクールではないので、オリジナルな感想が大事なわけではないのです。共感した部分や、ほぼ同じでもちょっと違う部分があったらそれを話すとおもしろくなります。小さな差異こそ大切なのです。

著者のおすすめは帰りに本屋さんか図書館に寄り、次に読む本や次回の課題本を手に入れることです。

読書会の楽しさの余韻に浸りながら本を選ぶのは幸せな時間ですね。
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要約③:読書会を主催するときのポイント

 

読書会を主催するとき、障害になりやすいのは集客です。

 

集客できる読書会は、”参加者同士の関係を丁寧に構築している”という共通点があります。

参加者の声を聴いて一緒に読書会をつくる、その会が好きだから・その会に来る人たちが好きだから参加する人が増えると集客できる読書会になります。

 

しっかり集客しようと思うと大変ですが、著者は”2人いればそれで読書会”と言ってくれているので気が楽です。だから、本好きな人と2人で主催すれば、たとえ参加者がゼロでも読書会が始められます。

 

読書会当日の主催者のポイントは次のとおりです。

・最初に接触する受付は重要

 

・当日の流れを最初に説明する

 

・最後にひと言ずつもらう

読書会がはじめてで緊張している人、主催者と初対面の人もいるかもしれません。第一印象は大事ですよね。受付で和やかな雰囲気づくりをしましょう。

開始前に交流を促せるグッズ(名札やお菓子など)があると良いです。

 

時間管理は司会の仕事です。当日の流れを最初に説明し、「1人5分間で…」などと持ち時間も提示します。

読書会の最後にひと言もらうことで、あまり話せなかった人や話し足りなかった人の満足度を上げることができます。

来てよかった!と思ってもらうためにも最後の印象は重要ですよね。

 

その他、読書会の主催者との対談や紙上の読書会、読書会ノートのテンプレートなどが載っています。

読書会に参加したい/主催したい人は、さっそく行動したくなるのではないでしょうか。

読書会は「孤独な読書」を「みんなの読書」に変えてくれる場所なのだと思います。そして読書会の魅力は、その孤独が共有に変わる瞬間にあります。自分の読み取った知識がその場にいる他人の言葉とつながり、自分の感じた感情がその場にいる他人の心とつながっていくのです。

『読書会の教室』 の次に読むなら?おすすめの本3選

 

『読書会の教室』 とあわせて読みたい3冊を紹介します。

①『読書入門』

読書会の魅力や読書会コミュニティの運営ポイントがわかる本。

ハウツーよりも、読書会にまつわるエピソードに人同士のつながりの魅力が詰まっていると感じました。

読書会で多様なものの見方やあいまいに留まる力が養えます。

参考記事:『読書会入門』の要約と感想:読書会の魅力とコミュニティ運営について学べる本

②『読書は1冊のノートにまとめなさい完全版』

 

読書を自分の学びとして血肉に変える読書ノートのつくり方がわかります。

ただの情報収集ではなく、どう受け取ったかを自分の言葉で残しておきましょう。

参考記事:『読書は1冊のノートにまとめなさい完全版』の要約まとめ:読書ノートをつくろう

③『対話をデザインする』

 

どうやって対話を進めるか、意見がぶつかったときにどう対処すればよいか等のスキルではなく、何を対話するかの重要性がわかります。

 

自分に引き付けて考えること、自分なりのテーマを持つことが、自分を形作っていくという考え方が新鮮でした。

参考記事:『対話をデザインする』の要約まとめ:対話を通して自分を見つける

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まとめ:読書会に行ってみよう/やってみよう

・読書会にはいろいろな種類がある

 課題本or持ち寄り/オフラインorオンライン/参加者自由or参加者を絞る等

 

・読書会のメリットは自分と違う考え方を知れるところ

 

・読書会に参加するときのポイント

 ー本をすぐ入手して気になったところをメモする

 ーあなたにしか話せないことがある

 ー帰りに本屋さんか図書館に寄る

 

・読書会を主催するときのポイント

 ー参加者同士の関係を丁寧に構築する(場づくり、双方向)

 ー最初に接触する受付は重要

 ー当日の流れを最初に説明/最後にひと言ずつもらう

 

・2人いればもう読書会

「読書会をもっと自由に楽しんでほしい」という思いがつまった本でした。

 

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