『道は開ける』の要約と名言:悩みの向き合い方がわかる【デール・カーネギー】

『道は開ける』の要約と名言:悩みの向き合い方がわかる【デール・カーネギー】

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『道は開ける』は、悩みの解決方法をまとめたデール・カーネギーの古典的名著。

日常の出来事から戦争など生死にかかわる不安まで、

さまざまな人が悩みと格闘した結果から得た教訓がわかります。

★『道は開ける』の要約ポイント★

 

・今日一日の区切りで生きる

 変えられない過去で悩まない/未来の不安はデータで考える

 

・行動を決めたら悩みを振り返らない

 

・ないものを数えない、今あるものに目を向ける

今ここに集中するマインドフルネスと通じるところもあり、

古い本ですが今読む価値はあると思います!

この記事では『道は開ける』の要約を名言とともに紹介します。

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要約①:今日一日の区切りで生きる

 

変えられない過去と漠然とした未来の不安に悩まされることなく、

今日一日の区切りで生きることが悩みを解消する秘訣です。

今日一日の区切りで生きる

 

=今日を精一杯生きる、今日の積み重ねが未来をつくる

過去と未来に対する考え方を改め、今日という一日を誠実に生きることで、

ほとんどの悩みから解放されます。

 

過去と未来に対する考え方をくわしく紹介します。

変えられない過去で悩まない

過去を後悔したり、ずっと腹を立てたりしている時間は人生の無駄です。

いくら悩んでも過去は変えられません。

 

そのエネルギーを、これから変えられることに集中すれば、

もっと幸せな未来が作り出せるはずです。

 

事故で身体の一部を失うなど、ショックな出来事があったときでも、

避けられない運命を受け入れたら悩みは終わります。

困ることはあっても、悩み苦しむことは終わらせることができるのです。

 

『道は開ける』にはラインホルト・二ーバー博士の言葉が引用されています。

神よ、われに与えたまえ、

変えられないことを受けいれる心の平静と、

変えられることを変えてゆく勇気と、

それらを区別する叡智とを。

 

そうはいっても、いつの間にか悩みの気持ちは起こってしまうものですよね。

そのときは悩みの損切り(ストップロスオーダー)をします。

悩みの損切り(ストップロスオーダー):悩みを忘れるタイミングを決める

起きたことに見合った悩む時間を決めて、それ以上は悩まないと自分で決めるだけです。

 

悩みには心の平和という代償を伴います。

人生にとってささいな悩みで1週間も悩んでいたら、心の平和を払い過ぎています。

 

頭から離れない悩みがあるなら、以下の3つを考えてみましょう。

・悩みの重要性

 

・悩みに対する損切りタイミング

 

・どのくらい悩むべきか(悩みすぎていないか)

 

自分にとって何が重要か?という価値観に従って悩みの重要性を見極めることで、

大したことのない悩みを手放すことができます。

私は、価値に対する正しい判断力こそ真の心の平和をもたらす鍵であると信じている。そして、私たちがいわば個人の金本位制ー人生という尺度で見たときに絶対的な価値基準となるものーを確立しさえすれば、私たちの悩みを半減させることができると信じている。

 

未来の不安はデータで考える

 

これから起こる未来の不安で悩むときは、まずはデータで考えます。

 

その不安が実際に発生する確率はどのくらいあるのか、

発生した場合にどのくらいの被害があるのか、

を確認するクセをつけましょう。

 

データや事実がわからないとどのくらい備えれば安心なのかが曖昧で、いつまでも不安として残ってしまいます。

 

不安に適切に備えているという確信が持てれば、不安が解消されます。

 

将来の不安をビジネスにしている1つの例が保険です。

 

がんになる、3か月以上入院する、最先端医療を受ける、働けないくらいの障害が残る等、

将来起こる悪いことを想定したらキリがありません。

 

それぞれどのくらいの発生確率で、発生した場合に自分の生活にどのくらい影響があるのかをデータを元に考えます。

多くの人が損して安心を買うから保険が成り立ちます。

 

未来はわからないだけに、不安を放っておくとどんどん増幅します。

不安に決着をつけて解決の行動に移すには最悪の状況を想定するのがスタートライン。

 

悩みを解決する3つのステップを使って、冷静に解決しましょう。

一、「起こりうる最悪の事態とは何か」を自問すること。

二、やむをえない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。

三、それから落ち着いて最悪状態を好転させるよう努力すること。

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要約②:行動を決めたら悩みを振り返らない

 

解決のための行動を決めたら、もう悩む段階はおしまい。

すぐに行動に移しましょう。

 

なかなか行動に移さないと、また不安に逆戻りするかもしれません。

 

また、人は何かに打ち込んでいると悩みは忘れてしまいます。

人は一度に1つのことしか思考できないので、悩みながら何かに夢中になることはできません。

一方で、浮き浮きした気分で何かに夢中になっていながら、もう一方では、悩みのために意気消沈するという二つの状態にまったく同時に身を置くことはできない。

精神疾患に作業療法が使われるのも、こうした理由があるのですね。

 

悩まないためには、悩む暇がないほど何かに打ち込むことです。

 

悩みで頭がいっぱいになるときはどんなときでしょうか。

仕事から帰ってひと息ついたとき、寝る前など、ぼーっとしているときではないでしょうか。

 

『道は開ける』に引用されている、ジョージ・バーナード・ショーの言葉を紹介します。

「みじめな気持ちになる秘訣は、自分が幸福であるか否かについて考える暇を持つことだ。」

 

要約③:ないものを数えない、今あるものに目を向ける

 

悩みの原因の多くは、ないものを数えることにより発生します。

 

「もっと才能/お金/すばらしい容姿があったら・・・」、

「もっとあの人が〇〇してくれたら・・・」

とないものに目を向けるより、今あるものに目を向けましょう。

 

現状から良いところを見つけると、勝利の達成感・充実感を味わうことができます。

 

”レモンを手に入れたらレモネードをつくれ”というのは『道は開ける』の中でも有名な言葉です。

彼(おろか者)は人生の贈物がレモンだと知ると、あきらめ顔で「私は負けた。これが運命だ。もはやチャンスはない」などと言い出す。そして世間に文句をつけ、自己憐憫にどっぷりひたり込んでしまう。けれども、賢い人はレモンを手にして自問する。「この不運からどんな教訓を学ぶべきだろう?どうしたら周囲の状況がよくなるであろう?どうすればこのレモンをレモネードに変えられるだろうか?」

 

良いことでも悪いことでもそこから学ぶ姿勢が重要です。

特に悪いことから学べるかどうかで、人の幸福度は大きく変わります。

 

ないものに目を向ける人は環境や他人のせいにする他責思考、

今あるものに目を向ける人は自分に何ができるか考える自責思考です。

他人を批判する暇があったら、自分のことに集中するほうが生産的!

 

リンカーンの言葉が紹介されています。

「人間を賞賛する際に、その人の業績を基準にしてはならない。さらにその人のしたこと、あるいはしなかったことを非難の対象にすべきではない。なぜかといえば、われわれ人間は皆、その場の事情・境遇・周囲の状況・教育・身についた習慣・現在から未来にかけて人間を形成する遺伝子などが生み出した産物なのだ」。

 

他人を非難したくなったときでも、その人とまったく同じ人生、同じ遺伝子、同じ状況だとしたら、その行為をしたのは自分かもしれないと考えれば容易に非難はできません。

 

どこまで個人のせいにして非難できるかはとてもあいまいであり、

他人を責めるのは無意味です。

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『道は開ける』の次に読むなら?おすすめ本3選

 

『道は開ける』とあわせて読みたい3冊を紹介します。

 

①『反応しない練習』

 

仏教的なメタ認知の方法を教えてくれるのが『反応しない練習』です。

 

特に承認欲求に支配されているとき、悩み事があるとき、

自分の心をどう見つめればよいかがわかります。

参考記事:『反応しない練習』の要約まとめ:悩みの原因は心の反応である【ブッダの合理的解決策】

②『モンク思考』

 

モンク思考はエゴや不安・恐怖、こうあるべきという思考から自由になり、

安らぎと落ち着きをもたらす僧侶の思考です。

(モンクとは僧侶のこと)

 

自分の人生で喜びをもっと感じるにはどうしたらよいか?

手放すものと大切にすることがわかります。

『モンク思考』の要約と感想:自分のダルマ(好き+得意+役に立つ)で奉仕する

③『人を動かす』

 

デール・カーネギーのもう1つの古典的名著として有名なのが『人を動かす』です。

人間関係の原則がわかります。人を否定せず、自己重要感を持たせることが重要です。

参考記事:『人を動かす』の要約まとめ:相手の自己重要感を満たすことを習慣にしよう

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まとめ:今日一日の区切りで生きる

・変えられない過去で悩むのは人生のムダ

 

・悩みの損切りタイミングを決める

 

・未来の不安はデータで考えて必要以上に悩まない

 

・最悪の状況を考えて受け入れるのがスタートライン

 

・悩むのはヒマなとき。夢中になれるものに打ち込もう。

 

・マイナスをプラスに変える達成感を味わおう

悩みの向き合い方が整理されているだけでなく、励まされるような1冊でした。

ぜひ読んでみてくださいね!

 

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