『「後回し」にしない技術』は、実行力を高める20の方法を紹介する本です。
著者は心理学博士のイ・ミンギュさん。
心理学をベースにした、根性論ではない方法だから、日常に仕組みとして取り入れやすいです。
すぐやる人になるのが成功への近道。
後回しにせず、今やるためのヒントが、決心/実行/維持の3段階にわけて解説されています。
★『「後回し」にしない技術』の要約ポイント★
・決心:プロセスの見える化、逆算スケジュール、派生効果
・実行:スピード重視、開始デッドライン
・維持:セルフイメージと環境コントロール
この本の方法を1つでも取り入れれば、あなたの実行力が上がること間違いなしです!
この記事では『「後回し」にしない技術』の要約を紹介します。
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目次
要約①:実行を決心するためのコツ
実行を決心するためのコツは次のようなものがあります。
・プロセスの見える化
・逆算スケジュール
・派生効果
1つずつ紹介します。
プロセスの見える化
ゴールを思い描くのももちろん大切ですが、ゴールを夢見ていても行動が伴わなければゴールには到達できません。
行動するためにはプロセスの見える化が重要です。
プロセスの見える化とは、ゴールまでの具体的なルートや障害物にぶつかったときどうするかを明確にすること。
そのときに参考になるのが、成功者の良い習慣をまねることです。
望むものを手に入れたければ、すでにそれを持っている人たちの習慣を研究して、それをまねるのが一番の方法なのだ。
夢を楽観的に思い描くことはもちろん大切ですが、同時にどんな障害があるかを悲観的に予測して対策を立てておくことも目標達成には必要です。
楽観的な思考だけでは、予想外の障害にぶつかったとき、かんたんに挫折してしまいます。
逆算スケジュール
逆算スケジュールは、目標達成した未来から現在を見てスケジュールを立てることです。
逆算することで、目標達成に今必要なことは何か?という視点で計画することができます。
<逆算スケジュールの立て方>
①目標と期限を決める
②目標達成のプロセス中に小目標と期限を決める
③最初のタスクをただちに実行する
今を起点にスケジュールを立てると、目標達成の期限をいつまでも先延ばしにできてしまいますよね。
目標達成の日は決まっているので、それまでに何をする必要があるか?、今これからやろうとしていることは目標達成に必要なことなのか?を常に意識して行動することができます。
派生効果
何かを実行するということは、行動の変化とも言えます。
変化には切迫した状況と切実に変化を望む理由が必要です。
変化を望みながらも変化できないのは、現状がそれほど切迫しておらず、切実に望む理由もないことを意味する。その状態では、絶対に変化に成功することはできない。
切迫と切実を感じるには、変化しないときに起こる嫌なこと/変化したときに起こるすばらしいことをどちらもありありとイメージしてみましょう。
変化したときに起こるすばらしいことを想像するときは、派生効果を意識します。
派生効果:変化が個人だけでなく集団全体に及ぼす影響
発明家のエジソンは派生効果ノートを書いていたそうです。
白熱電球に関するアイディアを1ページで整理したら、白熱電球が及ぼすプラスの影響を9ページにわたって書いていたのだとか。
要約②:実行するためのコツ
実行するためのコツは次のようなものがあります。
・スピード重視
・開始デッドライン
スピード重視
実行するためのベストタイミングは常にいまです。
『「後回し」にしない技術』の帯にも次のように書いてあります。
人生でもっとも破壊的な単語は「あとで」である
スピーディーに対応することは、対人関係でもプラスの影響が大きいです。
すぐに対応してくれると、尊重されている・気にかけてくれていると感じますよね。
速度は自分を他の人たちと差別化するもっとも効果的な手段であり、アドバンテージをとるためのもっとも確実な要因だ。
アイディアがないから、準備ができていないから始められないというのは思い込みです。
本が書きたいのに書けないなら、まずはなんでもいいから一行書いてみること。
準備ができていないから始められないのではなく、始めないから必要な準備がいつまでも終わらないのです。
開始デッドライン
タスクの完了にデッドライン(しめきり)を設定している人は多いですよね。
しかし、後回しにしない人はタスクの開始にもデッドラインを設けています。
人はしめきりに合わせて仕事を始めます。
開始デッドラインを設けていないと、「明日からやろう」と言い放題です。
しめきりにコントロールされる人生ではなく、しめきりを有効活用して人生をコントロールしましょう。
要約③:実行を維持するためのコツ
実行を維持するためのコツの中から2つ紹介します。
・セルフイメージ
・環境コントロール
セルフイメージ
人はセルフイメージ通りの人になります(自己規定効果)。
セルフイメージと矛盾しないような行動を取るため、望ましいセルフイメージを持つことが重要です。
「私は~な人間だ」と望ましいセルフイメージを設定してみましょう。
読書を習慣にしたければ、「本をたくさん読みたい」ではなく、
「わたしは週に1冊以上、本を読む人間だ」と規定します。
環境コントロール
意志の力だけで実行を維持するのは難しいので、環境を維持しやすいように整えましょう。
事前に行動の妨げになりそうなものに対処しておきます。
作家のビクトル・ユゴーは、服を使用人にわたして日が暮れてから持ってくるように指示していたそうです。
服がなければ家から出られませんから、執筆するしかない状況を自分で作りだしたんですね。
集中力を妨げそうなスマホやテレビを隠す、「この期間は誘われても参加できない」と事前に宣言するという方法もあります。
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『「後回し」にしない技術』の次に読むなら?おすすめの本3選
『「後回し」にしない技術』とあわせて読みたい3冊を紹介します。
①『複利で伸びる1つの習慣』
習慣の作り方が網羅的にわかる本です。
小さな習慣も長期間継続していれば複利で効果が積み重なって大きな成果になります。
環境のコントロールやセルフイメージなど、維持するためのコツは重複するところが多かったです。
参考記事:『複利で伸びる1つの習慣』の要約まとめ:小さな習慣の積み重ねが大きな成果をもたらす
②『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』
先延ばしには方程式があり、タイプ別に対策がわかります。
誘惑に打ち勝つ方法は、こちらの本のほうが充実しているかもしれません。
参考記事:『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』の要約まとめ:先延ばしの方程式と対処法
③『すぐ動ける人の週1ノート術』
仮決め行動と振り返りで、行動の量と質を上げる方法がわかる本。
不安で行動が止まってしまう、行動したいけど失敗が怖くて動けないという人におすすめです。
スケジュール管理に1週間の振り返りと理想の未来の先取りを取り入れると、気持ちよく1週間のスタートが切れます。
参考記事:『すぐ動ける人の週1ノート術』の要約まとめ:仮決め・仮行動で行動力UP!
まとめ:「あとで」と言わない人生が待っている
・実行力がなければ成果は生み出せない
・実行を決心するコツ
プロセスの見える化/逆算スケジュール/派生効果
・実行するコツ
スピード重視/開始デッドライン
・実行を維持するコツ
セルフイメージ/環境コントロール
紹介したコツはほんの一部であり、本には全部で20のコツが紹介されています。
ぜひ読んで、後回しする人生にさよならしましょう!
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