『フルライフ』は、よりよい人生・充実した人生を送るための時間戦略がわかる本。
成功への道のりをハードワーク期・ブランディング期・アチーブメント期に分け、
それぞれに必要な時間戦略を紹介しています。
著者は予防医学研究者、石川善樹さん。
★『フルライフ』の要約ポイント★
・後悔しないフルライフを送るには時間戦略が必要
・職場がWell-Beingである=信頼の文化がある
・ハードワーク期の時間戦略とは?
人生100年時代と言われるなか、やりたいことをやる・何か大きなことを成し遂げるにはやはり時間が重要なのだとわかりました。
Well-Doing(する)とWell-Being(いる)のバランスが取れた、フルライフを送りたいですね。
この記事では『フルライフ』の要約を紹介します。
目次
要約①:フルライフを送るには時間戦略が必要
フルライフとはより良い人生・充実した人生のことであり、言い換えれば後悔がない人生です。
人生で後悔なくやりたいことをやって何かを達成しようと思えば、限りある時間を有効活用しなければなりません。
人の時間の使い方を著者は2種類に分けています。
Doing(する)の時間:目標に向かって役割や責任を果たす時間
Being(いる)の時間:意識せず過ごす時間
大ざっぱに言えば、Doingが仕事の時間でBeingがプライベートの時間というイメージです。
この2つの時間がどちらも良い状態なら、フルライフと言えるでしょう。
フルライフを送るための時間戦略とは、”Well-DoingとWell-Beingの重心を見つけること”です。
要約②:職場がWell-Beingである=信頼の文化がある
長い時間を過ごす職場がWell-Beingであると、結果的にWell-Doing(生産性や収益性)も上がります。
どういう職場がWell-Beingかをひと言で言うと、信頼の文化がある職場です。
信頼は次のように定義されています。
信頼とは感情的な結びつきを含む双方向の関係性
結果が出たから認める・尊敬する、ということではなく、
結果にかかわらず「あなただから信じる」という姿勢です。
ビジネスの場で信頼を築くために有効な質問と頻度が3つ紹介されています。
・仕事は順調ですか? /1週間に1度
・人生は順調ですか? /半年に1度
・ご家族は幸せですか?/雑談するとき
人生や家族の話を気軽にできる仲になるには、まず自己開示が必要です。
個人の人生や周りの家族まで気にかける姿勢が大事なんですね。
要約③:ハードワーク期の時間戦略とは?
何か大きなことを成し遂げる人は、大きく3つの段階を経ています。
・ハードワーク期
・ブランディング期
・アチーブメント期
『フルライフ』ではそれぞれのステージに合わせた時間戦略が紹介されていますが、
多くの人が当てはまるハードワーク期の時間戦略を紹介します。
ハードワーク期は仕事を通じて自分の専門性を高める時期です。
自分の人生の時間をいかに良い状態に保つかの戦略を1日・1週間・数年単位で考えます。
よい1日を送る時間戦略
よい1日を送るには、仕事を始めるときと仕事を終えるときがポイント。
うかつに仕事を始めない、そして、うかつに仕事を終えない。
いきなり仕事を始めるのではなく、todoを確認してから仕事を始めます。
仕事を終えるときはto doよりもto feelを振り返りましょう。
to feelの振り返り:その日に感情が動いたことを振り返る(良いことも悪いことも)
頭の中だけで振り返るのではなく、メンバーと話したりノートに書き出すと良いそうです。
レコーディングダイエットと同じような仕組みで、振り返りで自分の感情に意識が向き、行動が改善されます。
よい1週間を送る時間戦略
よい1週間を送る時間戦略は、金曜日の夜がポイント。
平日と休日で起きる時間が異なることからくる不調を社会的時差ぼけと言います。
時差ぼけという名前の通り、疲れが取れない・ぼーっとする状態になってしまうので
時間がもったいないですね。
休日に遅く起きてしまうのは、金曜日の夜に夜更かししてしまうから。
金曜日の夜8時以降に予定を入れないことで、社会的時差ぼけを防ぎます。
3~10年の計画は3段階で考える
3~10年の計画は3段階で考えるのがポイントです。
第1段階:準備するーbuild
第2段階:はじめるーmodel
第3段階:広げるーscale
何事も直線的に成長するわけではありません。
最初にがまんの時期、成果が見えにくい時期があり、そこからぐぐっと伸びる瞬間が訪れます。
直線的な成長をイメージしていると、最終的なゴールまで到達できる実感が持てずにあきらめてしまいます。
しかし、中間の第2段階のゴールを立てることで、はるか先に見える最終ゴールまでの道のりが描きやすくなるのです。
「普通の人もすごい人も、1年後のプランは大して変わらない。でもすごい人は、2年後、3年後のプランニングがうまい」
その他、ブランディング期やアチーブメント期の時間戦略、自分らしくいるとはどういうことか?など、示唆に富んだ1冊でした。
『フルライフ』のオーディオブック
『フルライフ』は耳で聴けるオーディオブックがあります。
『フルライフ』は残念ながら聞き放題対象外ですが、
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『フルライフ』の次に読むなら?
『フルライフ』とあわせて読みたい本を紹介します。
①『エッセンシャル思考』
自分がどうすればWell-Doing/Well-Beingでいられるかを見極め、
時間を集中投下するのがエッセンシャル思考です。
”大きなイエス以外はすべてNO”というスタンスで、1番大切なことに集中しましょう。
愛読書に掲げる経営者も多いので、ぜひ読んでみてくださいね!
参考記事:エッセンシャル思考を要約まとめ!デメリットや実践の注意点はある?
②『心理的安全性のつくり方』
職場でWell-Beingでいるには、信頼の文化が必要不可欠。
信頼の文化は心理的安全性が高い環境です。
心理的安全性:積極的に人間関係のリスクが取れること
「嫌われたらどうしよう」、「間違ってたら評価が下がるかも」などと心配せずに意見を言える相手を目指しましょう。
参考記事:『心理的安全性のつくりかた』の要約:脱ぬるま湯職場!心理的安全性の4因子とは?
まとめ:フルライフのための時間戦略がわかる
・フルライフ=Well-DoingとWell-Beingのバランスが取れた充実した人生
・Well-Beingな職場には信頼の文化がある
・信頼を築くために有効な3つの質問
-仕事は順調ですか?/人生は順調ですか?/ご家族は幸せですか?
・よい1日を送るには仕事の始め方と終わり方が重要
・仕事を終えるときはto feel(感じたこと)を振り返る
・よい1週間を送るためには金曜日の夜に予定を入れない
・3~10年の計画は3段階で立てる(特に2段階目が重要)
さっそくto feelの振り返りから始めてみます。
『フルライフ』の時間戦略を実践すれば、同じ24時間365日が充実した時間になりそうです!
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