『採用基準』の要約まとめ:いつでも誰でもリーダーシップは発揮できる

『採用基準』の要約まとめ:いつでも誰でもリーダーシップは発揮できる

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『採用基準』はマッキンゼーの採用基準で大切にしているリーダーシップに関する本。

 

マッキンゼーのようなコンサルタントの採用では、

頭の良さや論理的思考が大切なのかと思っていました。

 

でも、能力が高くても自分の問題であるという姿勢がなければ、

現状はなにも変わりません。

 

リーダーシップは自分事で考える姿勢です。

★『採用基準』の要約ポイント★

 

・リーダーシップとは成果のために主体的に行動すること

 

・リーダーの4つのタスク:目標を掲げる/先頭を走る/決める/伝える

 

・役割は関係ない!いつでも誰でもリーダーシップは発揮できる

人事部やコンサルタント志望の就活生向けだけでなく、

リーダーシップを知りたい・身につけたい人全員におすすめ!

この記事では『採用基準』の要約まとめを紹介します。

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要約①:リーダーシップとは成果のために主体的に行動すること

 

リーダーとは成果を出す人であり、

リーダーシップは成果を出すために主体的に行動することです。

 

リーダーシップがある人・リーダーとはどういう人かを実感するため、

次のようなたとえ話が紹介されています。

船が難破して、救命ボートに家族を乗せることになった。

救命ボートは複数あり、それぞれに漕ぎ手が乗っている。

 

どの漕ぎ手に大切な家族を任せるか?

自分の上司や先輩を思い浮かべてみて、

「この人なら任せられる」と思える人にはリーダーシップがあります。

 

なぜなら、このケースでは成果=家族の命が助かることがもっとも重要であり、

成果を出せるかどうかを基準に漕ぎ手を選ぶからです。

頼りないけど評価は甘い上司に任せたいとは思いませんよね。

厳しい指摘はあっても仕事はできる人に任せたいです。

 

ボートの中が和気あいあいとしていても、沈没したら意味がありません。

 

能力が高いこととリーダーシップがあることは違います。

マッキンゼーでは”問題解決リーダーシップ”という言葉が使われるそうです。

 

問題解決能力が高いコンサルタントでも、

”自分が解決する問題だ”と捉えなければ高いスキルが発揮されません。

 

自分事として問題意識を持って成果が出せるか、がリーダーかどうかの分かれ目です。

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要約②:リーダーの4つのタスク

 

リーダー=成果を出す人がなすべきことは以下の4つに集約されます。

<リーダーがなすべき4つのタスク>

 

・目標を掲げる

 

・先頭を走る

 

・決める

 

・伝える

1つずつポイントを紹介します。

 

目標を掲げる

リーダーは成果を出す人なので、成果とは何かを定義して伝える必要があります。

みんなが目指したくなるような成果を設定してわかりやすく伝えます。

 

上司から目標が下りてくるから自分で決めていない、という場合、

上からの目標をただ伝えるだけではリーダーのタスクを実行していません。

 

上からの目標を自分のチームメンバーにわかるように自分なりに言い換えましょう。

メンバー1人1人が自分の仕事と目標を結びつけることを助けます。

 

先頭を走る

成果を出すために、失敗をしたり恥をかいたりすることを怖れず先頭を走ります

最初に海に飛び込む、”ファーストペンギンになる”ということです。

 

先頭を走るのは勇気がいりますが、

まず議論の口火を切る、たたき台のアイディアを提案してみる等の姿勢に

リーダーシップは現われます。

 

後から意見を言うのは簡単ですが、

最初に自分の意見を明らかにする人のほうが信用されます。

決める

成果を出すためにはリスクがつきもの。

時間や情報が限られた中で最善の決断をするのもリーダーのタスクの1つです。

 

「十分検討する時間や情報がなかった」という言い訳は、

自分はリーダーシップを発揮していないと表明しているようなもの。

 

時間や情報が十分にあるなら、リーダーでなくても決断できます。

 

特に日本では決める主体になりたがらない傾向が強く、

”みんなで決めた”、”あの会議で決めた”などと責任の所在をあいまいにします。

成功しても失敗しても「わたしが決めた」と言えるのがリーダーです。

伝える

リーダーは言葉で人を動かすことが重要です。

多様性のある組織では、判断や判断の根拠を言葉で明確に示す責任があります。

 

マッキンゼーのような大企業でなくても、価値観の違いなど多様性のある組織は多いです。

”わかっているはず”は禁物であり、伝わっているかを能動的に確認する姿勢を持ちましょう。

伝わっていないのは伝える側の責任です。
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要約③:いつでも誰でもリーダーシップは発揮できる

 

いつでも誰でもリーダーシップは発揮できます。

 

リーダーシップというと仕事や非常事態での行動をイメージしますが、

日常にたくさんリーダーシップを発揮するチャンスはあります。

 

一般社員でも主婦でも自分でゴールに向かって問題解決しようと思ったら、

リーダーシップを発揮しているのです。

【リーダーシップを発揮する場面の例】

 

マンションの管理組合の会合で、余った持ち寄りのお菓子をどう分配するか

 

⇒お菓子を残しておけない、そんなにほしいわけでもない

 

⇒「お子さんのいる方、どうぞ」と声をかける

 

リーダーシップがない人にありがちな考え方は、

役割を基準に「これは誰の問題か?」と考えてしまうことです。

 

たとえば、マンションの管理組合の例なら”組合長が解決すべき問題”と片付けてしまいます。

「これはうちの部署の仕事か否か?」をまず気にする人など、

仕事でも思い当たることが多いのではないでしょうか?

 

リーダーシップを発揮するのは1人だけ、あとはフォロワーというチームでは、

「決めるのはリーダーの仕事」として指示待ち人間ばかりになってしまいます。

 

全員がリーダーシップを発揮して共通する成果を目指していれば、

最終決定をするのは役職上のリーダーだとしても、問題を自分事で考えられます。

 

リーダーシップはリーダーになってから発揮するものではなく、

いつでもどんな立場の人でも発揮できる&トレーニングできるものです。

 

日々のリーダーシップの実践に加えて、リーダーシップについて議論することも学びにつながります。

 

自分の目指すリーダー像やリーダーシップの取り方に対するフィードバックをもらうことで、リーダーシップは磨かれていくでしょう。

 

日本ではリーダーシップを発揮すると”目立ちたがり屋”とか、

”立場をわきまえない”と言われる空気があるように感じます。

 

そういう空気をあえて読まない、というのもいいかもしれません。

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採用基準』の次に読むなら?

 

『採用基準』とあわせて読みたい2冊を紹介します。

①『生産性』

 

『採用基準』と同じ著者の本。

 

生産性とはなにかから始まり、まず仮説を持つ・ポジションを取る等、

コンサルタントの仕事術がわかります。

参考記事:本の要約『生産性』:マッキンゼー流の生産性の考え方がわかる【研修、資料、会議】

②『コンサル一年目が学ぶこと』

 

ビジネスの基本スキルがまとまった本です。

PREP法など共通点が多いですが、伝え方以外にも生産性の高さにつながる仕事術がわかります。

『コンサル一年目が学ぶこと』の要約:ビジネスパーソン必須の普遍的スキルまとめ

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まとめ:自分事として考えるクセをつける

・リーダーシップは成果のために主体的に行動すること

 

・リーダーがなすべきタスク:目標を掲げる/先頭を走る/決める/伝える

ー目標を掲げる:成果を定義して分かりやすく伝える

-先頭を走る :失敗を恐れずファーストペンギンになる

-決める   :時間と情報が足りなくても責任を持って決める

-伝える   :判断と判断の根拠を言葉で説明する

 

・リーダーシップを発揮するチャンスは日常にたくさんある

 

・リーダーシップがない人は「誰の問題か?」と役割を気にする

 

・リーダーになる前からリーダーシップをトレーニングしよう

”リーダーシップ”の意味と重要性がわかりやすい本でした。

 

タイトルが『採用基準』なので人事やコンサル志望の就活生向けに思うかもしれませんが、ビジネスパーソンに広くおすすめです。

 

★今回紹介した本★

 

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