「同じように勉強しているはずなのに、Aくんはどうして何でもできるんだろう?」
と思った経験はありませんか?
学校に1人や2人は、勉強に部活に何でもできる子がいましたよね。
『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか』では、
差がつく原因とどうすれば差をなくせるのかが解説されています。
★『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか』の要約ポイント★
・学びには3つのタイプがある。勉強できる子は日常のすべてから学んでいる。
・日常のすべてから学ぶにはOSのバージョン(=考える力)を上げる
・考える力は問いかけで後天的に伸ばせる
内容はとても参考になりました。
子育てしている方におすすめです!
この記事では『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか』の要約と感想を紹介します。
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目次
要約①:学びには3つのタイプがある
同じ勉強をしていて差がつくのは、学びのタイプが違うからです。
学びのタイプには次の3つがあります。
①学んでいない人 :69%
②授業だけが学びの人 :24%
③日常すべてが学びの人:7%
①の学んでいない人は、何も考えずにとりあえず板書を写しているタイプです。
②の授業だけが学びの人は、授業も真面目に取り組み、予習・復習も行います。
勉強する時間と遊ぶ時間を分けているタイプです。
③の日常すべてが学びの人は、寝ているとき以外の時間すべてから学び続けているタイプ。
同じ勉強をしても差が出るのは、
勉強していない/勉強の時間だけ勉強している/意識せずにずっと勉強しているかの違いです。
これは大人にも当てはまります。
①与えられた仕事だけを仕事と割り切って行っている人
②真面目に仕事をするが、私生活と仕事は分けている人
③日常から学んだことを仕事に活かせる人
①はルーティンワークだけ淡々とこなし、仕事=給料をもらう作業と捉えているタイプです。
②は真面目に働くけれど、私生活と仕事は別でワークライフバランスを重視します。
③は仕事か私生活か関係なく、体験したことすべてを学びに変えて、
仕事に活かせるタイプです。
仕事と私生活を高い次元で統合させ、
仕事での学びを私生活に、私生活の学びを仕事に生かしてどちらも充実させること。
(私生活も仕事に捧げるということではないですよ)
ワークライフバランスでは仕事を大事にすれば家庭が疎かになるという、
天秤のようなイメージです。
一方が上がれば一方が下がるトレードオフの関係ではなく、
相乗効果でどちらも充実させる考え方です。
要約②:OSのバージョン(=考える力)を上げる
③日常すべてを学びに変える人は、頭のOSのバージョン(=考える力)が高い人です。
OS(オペレーティングシステム):
コンピュータ用語で、さまざまなアプリケーションが動く土台となる機能
アプリケーションは、子どもの学習でいうと国語や算数などの科目です。
OSのバージョンに対応したアプリケーションしか動かないので、
アプリケーションの難易度が上がるにつれてOSもバージョンアップする必要があります。
OSのバージョンはある程度は生まれつき決まっていますが、
後天的に上げることも可能です。
OSのバージョンを上げるためには、考える力を伸ばす問いかけをします。
問いかけは、相手に自然と考えさせる効果があります。
要約③:考える力は問いかけで後天的に伸ばせる
考える力は5つあり、それぞれにマジックワード(問いかけ)があります。
①原因分析力 :「なぜだろう?」
②自己表現力 :「どう思う?」
③問題解決力 :「どうしたらいいと思う?」
④抽象化思考力:「要するにどういうこと?」
⑤具体化思考力:「たとえばどういうこと?」
①~③は疑問を持たせるアプローチ、④・⑤はまとめさせるアプローチです。
疑問を持たせるアプローチ
「なぜだろう?」と原因を考えることは、
勉強ができる子が自然と心の中で問いかけていることです。
日常のあらゆる体験に対して「なぜ?」と考えるクセがついていると、
寝ている時間以外が学びのチャンスになります。
また、自己表現力を高めるためには「どう思う?」と気持ちの言語化を促しましょう。
何か困ったことがあったら「どうしたらいいと思う?」と解決策を考えさせてみます。
自分で考えた解決策なら、「やってみよう」という意欲もわきやすいでしょう。
先生や親に答えを求める子や、大人でも指示待ち・他人任せの姿勢に慣れてしまっている人がいます。
まとめさせるアプローチ
まとめさせるアプローチでは、抽象と具体のレベルの行き来が重要です。
具体→抽象:具体的な事象から共通点や法則を見つけ出して抽象化する
(例)チワワ、トイプードル→小型犬→犬→哺乳類→生き物
抽象→具体:抽象的な概念から具体的な事例を取り出してみる
(例)環境問題→ごみの分別、海洋汚染など
応用力がある/ないの違いは、抽象化思考力がある/ないに違いがあります。
応用力がある子は抽象化してコツや勘所を理解し、他の問題に適用して解くことができます。
応用力がない子は同じパターンを利用して解く問題の共通点が見えず、1つ1つ別の問題に感じてしまうのです。
抽象化して理解できる=広い視野で共通点や法則を見いだせるので、
具体的な違いを取り上げていじめや争いをする無意味さが理解できます。
いじめ等の問題解消にも役立つのは発見でした。
問いかけを活用する際は、答えよりプロセスを重視しましょう。
問いかけたときに「う~ん、わからない」という答えでも、
”う~ん”のときに考えていればそれでOKです。
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『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか』の次に読むなら?
『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか』とあわせて読みたい3冊を紹介します。
①『具体と抽象』
具体と抽象の行き来について、イラストや図が多めで、
具体的・抽象的な思考とはどういうことか?がわかります。
参考記事:『具体と抽象』の要約まとめ:本質を見抜く人・創造性が高い人はどんな思考をしているのか?
②『デジタルで変わる子どもたち』
急速に進んだデジタル化が子どもたちの学習や言語能力の獲得にどう影響するかを解説した本。
さまざまな研究結果とその考察がわかりやすく紹介されています。
を悩んでいる親におすすめです。
参考記事:『デジタルで変わる子どもたち』の要約:デジタル化と言語能力の関係がわかる
③『13歳からのアート思考』
『13歳からのアート思考』は、
アート作品を通じて自分だけのものの見方・自分なりの答えをつくる思考が体験できます。
答えのないものから自分が感じたものを素直に表現する大切さがわかる本です。
参考記事:『13歳からのアート思考』の要約:自分だけの答えをつくる思考法とは?
まとめ:考える力で日常のすべてを学びに変えよう!
・学びには3つのタイプがあり、勉強ができる子は日常のすべてから学んでいる
・OSのバージョン(考える力)はアプリケーション(科目)の土台
・考える力は問いかけで後天的に伸ばせる
・原因や解決策を自分で考えさせ、自分の気持ちを言語化する
・抽象と具体の行き来ができると思考力はアップする
・応用力がある子は抽象化思考で問題のコツを掴む
読んですぐ実践できるので、お子さんの反応を楽しみながら試してみてくださいね。
紹介した考える力の他に、あと5つの補助的なスキルと問いかけも紹介されています。
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