『セルフ・マインド・マネジメント』の要約まとめ:感情の空き容量を増やそう

『セルフ・マインド・マネジメント』の要約まとめ:感情の空き容量を増やそう

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『セルフ・マインド・マネジメント』はネガティブ感情から早く抜け出して良い方向に向ける考え方がわかる本です。

 

情報を整理して、自分の心にスペースをつくる方法がわかります。

ずっとイライラしてしまう、嫌なことを思い出しては憂鬱な気持ちになる…という人にとてもおすすめです。

★ 『セルフ・マインド・マネジメント』 の要約ポイント★

 

・感情を整理して心の空き容量を増やす

 

・第二感情の奥にある、第一感情は何か?

心理学の難しそうな内容が、こんなにわかりやすい言葉&実践しやすいワークでまとまっていることに驚きました!

この記事では 『セルフ・マインド・マネジメント』 の要約を紹介します。

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要約①:感情を整理して心の空き容量を増やす

 

セルフ・マインド・マネジメントとは、次のように説明されています。

セルフ・マインド・マネジメント:

自分の心を安定させて良い方向になるように促すこと

だれでもネガティブな感情が起きるときはありますよね。

そのネガティブな感情からすぐ抜け出して、心身ともに健やかに生きられる状態をつくります。

 

セルフ・マインド・マネジメントを行うには、顕在意識と潜在意識を理解する必要があります。

・顕在意識:意識にのぼっているもの、全体の10%を占める

 

・潜在意識:意識にのぼらない記憶や習慣、全体の90%を占める

 

顕在意識と潜在意識は、よく氷山にたとえられます。

海面上に見えている顕在意識はほんの一部分であり、海面には大部分が隠れている状態です。

 

潜在意識はわたしたちの思考や行動に影響を及ぼしており、空き容量が少なくなるとネガティブ感情から抜け出せなくなります。

 

潜在意識で1番容量が大きいのは感情です。

とくに感情のトゲが突き出している記憶はことあるごとに思い出し、繰り返し思い出してネガティブ感情を引き起こしたりぐるぐる考えさせたりします。

 

感情の容量を小さくして、必要なときに必要なものだけ出せる状態にしておくのが、セルフマインドマネジメントです。

要約②:第二感情の奥にある、第一感情は何か?

 

感情の容量を小さくするには、怒りやイライラに隠れた本来の感情(=第一感情)に気づくことが重要です。

 

感情には第一感情と第二感情があります。

第一感情:最初に起こる感情(期待、不安、寂しさ、悲しさ、無価値感、くやしさなど)

 

第二感情:第一感情を隠すように発生する感情(怒り、イライラ)

 

第二感情が生まれるのは、第一感情を認めたくないからです。

ところが人間とは面白いもので、自分自身で第一感情を認めることが、なかなか難しいのです。「第一感情を認める」ことは、自分の内側を素直にさらけ出すことになります。このとき、なぜか「負けを認める」ような気持ちをともなうために、認めるのが難しいのです。

 

第二感情のまま記憶しておくことは、トゲトゲの記憶をしまっておくことになり、心の容量を多く使います。

第二感情の奥にある第一感情に気づけば、別の視点から見る余裕が生まれて容量が小さくなります。

 

<イライラや怒りが出てきたときのワーク>

 

・自分の第一感情はなにか?と考えてみる

 

・イライラしている思いを5分間、紙にぶちまける(汚い言葉や悪口もOK)

 

⇒見直してから紙に大きく✖を書き、ビリビリに破いて捨てる

視点の変化があれば、感情の容量が小さくなっている証拠です。

「あの人も悪気があったわけではないんだろうな」とか、「わたしもこうしたらよかったかもな」などと思えたら、心にゆとりが生まれています。

 

他にも、ポジティブなエネルギーを増やすワークや習慣が紹介されています。

・スケジュールやタスクは頭にメモしないで紙に書きだす

 

・感情のデトックス(紙に書いて吐き出す)

 

・やったことがないことにチャレンジする(新しい視点が持てる)

 

・why+ネガティブなことを自分に問いかけない(どうしたらできる?に変える)

why+ネガティブなこととは、たとえば「なぜわたしはできないのか?」や「なぜうまくいかないのか?」と言った問いかけです。

 

このような問いかけは潜在意識にできない理由の自動検索をかけていることになり、エネルギーを消費します。

それよりも、どうしたらできる?とhowを問いかけることで、解決策を自動検索しましょう。

潜在意識は良くも悪くも、自分に問いかけた通りのことを検索します。

 

だからポジティブに使えばポジティブな結果を探してくる。

ざっくり言えば、引き寄せの法則と呼ばれている理屈です。

 

最後に、『セルフ・マインド・マネジメント』の中でとても気に入った考え方を紹介します。

自分を尊重するとは、わがままになることではなく、自分を大事な友人だと思って扱うことです。

 

友人が不快なことや自分を傷つける人から距離を取ろうとしているとき、あなたなら何と声をかけますか?

その言葉を自分にもかけてあげてくださいね。

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『セルフ・マインド・マネジメント』 の次に読むなら?

 

『セルフ・マインド・マネジメント』 とあわせて読みたい3冊を紹介します。

①『反応しない練習』

 

『反応しない練習』は、不安、嫉妬、悩みなどネガティブな感情の仏教的対処法を教えてくれます。

自分の心をどう見つめればよいかがわかり、すっきりする本です。

参考記事:『反応しない練習』の要約まとめ:悩みの原因は心の反応である【ブッダの合理的解決策】

②『セルフトークマネジメント入門』

 

セルフトークとは感情や行動を支配するひとり言のこと。

怒りに支配されているときは、ネガティブなセルフトークが頭にかけめぐっていませんか?

 

ネガティブなセルフトークを断ち切って、ポジティブに置き換える方法がわかります。

参考記事:セルフトークとは何か&活用方法がわかる!『セルフトークマネジメント入門』の要約まとめ

③『insight』

 

自己認識を高めることで、無意識の決めつけや他人への評価に気づくことができます。

自分で自分を知る内的自己認識と他人から見た自分を知る外的自己認識を高めるのがポイントです。

参考記事:本『insight』の要約まとめ:自分を正しく知る自己認識(セルフ・アウェアネス)とは?

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まとめ:感情のトゲを抜いて空き容量を増やそう

・自分の心を安定させて良い方向になるように促す考え方を身につける

 

・潜在意識(意識にのぼらない記憶や習慣)が全体の90%を占める

 

・感情を整理して心の空き容量を増やす

 

・怒りやイライラに隠れた本来の感情(=第一感情)に気づく

 

・第一感情を認めたくないという抵抗を乗り越えて自分と向き合う

 

・空き容量が増えれば別の視点から眺めることができる

 

・自分を大切な友人のように扱う

サラッと読めるボリュームですが、幸せに生きるために必要な知識と考え方がつまっている本でした。

 

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