『Who Not How』は、どうやるか(how)よりも誰とやるか(who)の重要性がわかる本。
誰かを信頼して任せ、変化を受け入れる態度を持てば、一人ではできないレベルの目標を描くことができます。
また、誰かに投資することで、自分の目標へのコミットメントも高まります
★ 『Who Not How』 の要約ポイント★
・成功レベルが上がるほど、「どうやるか」より「誰とやるか」
・変容をもたらす人間関係を結ぶ
・コラボレーションを生み出す秘訣:明確な目標、完璧を手放す
この記事では 『Who Not How』 の要約を紹介します。
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目次
要約①:「どうやるか」より「誰とやるか」
目標があったら、まず「どうやって達成しようか」(how)を考えたくなりますよね。
しかし、「どうやって達成しようか」(how)には1人で考えられる・行動できる範囲の限界があります。
あなたには、一人でできることの限界を超えるために必要な、視点やリソース、能力を与えてくれる「誰か」がいるだろうか?
「誰とやるか」(who)という発想は、自分の外にあるリソースに気づき、自分の限界を超えたビジョンを描くことができます。
どうやるか(how):自分でコントロールできる、直線的な成果
誰とやるか(who):誰かを信頼して任せる、指数関数的な成果
「誰とやるか」(who)に必要なのは、コントロールを手放すことです。
誰かとやるなら、任せたことのやり方(how)はその誰かに任せなければなりません。
howをすべて自分で把握しようとすれば、自分の労力や時間を使うことになり、1人でやることとさほど変わらないでしょう。
人生で高いレベルのチームワークを活用するつもりであれば、物事のやり方をコントロールすることは諦めなければならない。
「誰とやるか」(who)は本物のリーダーシップに通じます。
明確な目標(what)とその目的(why)を提示したら、やり方(how)は誰かに任せ、その後はその誰かを支えて励ます。
要約②:変容をもたらす人間関係を結ぶ
誰かに任せること=誰かを利用することではなりません。
自己変容の段階にある人どうしがgiveの精神でつながる、変容をもたらす人間関係でつながります。
<心理的発達段階>
①環境順応:他者から受け入れられたい
②自己主導:自分の目標や世界観がある(フィルターがかかっている)
③自己変容:自分なりの見方を持ち寄り、発展させる
自己主導の段階では、自分の目標に捉われていて新しいものの見方に閉鎖的です。
変容をもたらす人間関係には、変化を受け入れフィードバックを歓迎する態度が求められます。
他者や違う考え方にオープンであることで、自分の可能性を広げる(自己拡張)ことができます。
また、誰かに任せることで自分のコミットメントも強まります(コミットメントのエスカレーション)。
「誰か」への投資こそが、目標に全力を傾けようという覚悟を強めてくれるのだ。他の人を巻き込むと、その巻き込むという行動によって、本気になって集中しなくてはという欲求や動機がいっそう強くなる。
変容をもたらす人間関係のなかで誰かに任せることは投資ですが、取引ベース(give & take)の関係ではコストになります。
投資になるような誰かに任せると、「誰とやるか」(who)の効果が高くなるでしょう。
要約③:コラボレーションを生み出す秘訣
コラボレーションを生み出す秘訣には次のようなものがあります。
・明確な目標を掲げる
・90日ごとに目標を分割する
・完璧を手放す
明確な目標を掲げる
まずは自分の目標を明確にします。
明確になるほど、その目標達成を助けてくれる誰かが思いつきやすくなります。
選択的注意、カラーバス効果:意識したものに関する情報だけを脳が選ぶ
(例)ラッキーカラーが赤だと聞いたら、赤いものばかり目に入る
ぼんやりした目標では、助けてくれる誰かの人物像もぼんやりするでしょう。
”明確さは力である”という格言もあります。
90日ごとに目標を分割する
集中とモチベーションを維持するため、目標を90日ごとに分割する方法が紹介されていました。
(ムービング・フューチャー)
過去90日間で達成したことを振り返る
⇓
これからの3か月で最高にワクワクできる目標やプロジェクトは何か?
⇓
その目標を達成するのを助けてくれるのは誰か?
最初に過去90日間を振り返るのは、達成できたことに目を向けて勢いをつけるためです。
目標を小分けにして、誰とやるか(who)を定期的に考える時間を取ります。
完璧を手放す
誰かに任せることは、自分よりも他人のほうがずっとうまくやる可能性を認めることです。
「自分の考えは視野が狭いかもしれない」という謙虚さがコラボレーションを生み出します。
自分1人で完璧を目指す時間はコストがかかりすぎます。
80%ルール:
80%までの完成にかかる労力に比べて、80%⇒90%に仕上げる労力は多く、90%⇒100%に仕上げる労力はさらに多い。
80%まで終わらせて早く人に任せるほうが、少ない労力で大きな成果を上げることができます。
本当の意味で「完成」するものなど存在しない。ただ「終わる」だけだ。完璧を目指すより、まず終わらせよう。
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『Who Not How』 の次に読むなら?
『Who Not How』 とあわせて読みたい2冊を紹介します。
①『whyから始めよ』
whyにフォーカスすれば、how(やり方)の選択肢が広がります。
アップル社やライト兄弟、キング牧師など、whyで人を惹きつけた例がたくさん載っています。
参考記事:『whyから始めよ』の要約と感想:インスパイア型リーダーは内から外へ一貫性がある
②『人を動かす』
『人を動かす』はデール・カーネギーの古典的名著です。
人の信頼を獲得する、心を動かすために知っておくべき原則がまとまっています。
伝える内容ではなく、誰の言葉なら聞いてくれるのか?がわかります。
参考記事:『人を動かす』の要約まとめ:相手の自己重要感を満たすことを習慣にしよう
まとめ:あなたを助けてくれるのは誰か?
・「どうやってやるか」(how)より「誰とやるか」(who)が重要
・「誰とやるか」(who)よって自分の限界を超えたビジョンを描ける
・コントロールを手放し、「どうやってやるか」(how)は誰かに任せる
・変容をもたらす人間関係でつながった誰かに投資する
・誰かに任せると自分のコミットメントも上がる
・目標は明確に、完璧を手放して早めに終わらせる
一人でやらなければならない、という思い込みを捨てれば、可能性は広がります。
目標達成を助けてくれるのは誰か?どうgiveできるのか、投資できるのかを考えてみましょう。
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