『プロの思考整理術』は相手の状況/事実を整理して感情を整えるための方法がわかる本。
答えや解決策のアドバイスをするのではなく、
相手のモヤモヤをスッキリさせて理想に向けて行動できるように整えることが目的です。
★『プロの思考整理術』の要約ポイント★
・事実と感情の整理で信頼関係が築ける
・思考整理の4ステップ
タイトルを決める⇒現状を知る⇒理想を描く⇒条件を探す
メンバーを指導するリーダーにおすすめの本。
子どもの相談に乗るときにも使えそうです。
この記事では『プロの思考整理術』の要約まとめを紹介します。
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目次
要約①:事実と感情の整理で信頼関係が築ける
思考整理では答えを教えたりアドバイスしたりしません。
なぜなら、人は自分で納得しなければ動かないからです。
たとえ相手が「教えてほしい」と言っていたとしても、
本当にアドバイスをして実行に移したケースがどのくらいあるでしょうか。
人はアドバイスされたことを実践するのは嫌いですが、
自分で思いついたことなら自分から実践します。
思考整理で行動できるような状態に整えることができれば、
「あの人と話すと頭がスッキリして何をすべきか明確になる」と思ってもらえるのです。
また、行動を起こすには感情も整っている必要があります。
頭ではやったほうがいいとわかっていても、
「感情の問題でどうにもやる気が出ない」という経験は誰にもあるのではないでしょうか。
正論だけで人は行動できません。
思考整理で自分の感情と向き合い整理することで、
スッキリした気持ちで行動に移ることができます。
要約②:思考整理の4ステップ
思考整理では、自分語りや評価/判断を差しはさむのはNGです。
あくまで思考整理をサポートしているだけで、
自分の中に答えはない/相手の中に答えがあるというスタンスで取り組みましょう。
思考整理には次の4つのステップがあります。
1:タイトルを決める
⇓
2:現状を知る
⇓
3:理想を描く
⇓
4:条件を探す
1つずつ詳しく紹介します。
ステップ1:タイトルを決める
まず、何について話したいか?をタイトルとして決めます。
相手が思考を整理したいと思っているテーマについて、
「〇〇を〇〇するには?」という形式で考えてもらいましょう。
・売上目標を達成するには?
・職場の人間関係を改善するには?
・転職を成功させるには?
・将来の不安を解消するには? など
思考の整理を進めるうちに、
「本当の問題はタイトルのテーマではなかった!」と気づくこともあります。
本当に解決すべきは夫婦での価値観の違いだった、なんてことも・・・
そのときはタイトルを再設定します。
タイトルを聞いた瞬間に「テーマがズレているかも」と感じたら、
「ちなみに、なぜそれが課題なのですか?」と聞いてみましょう。
その問いかけを考えることで、相手がみずからズレに気が付くかもしれません。
ステップ2:現状を知る
タイトルが決まったら、
「そのタイトルについて現状を教えてください」と現状を細かく聞き出します。
5W2H(what、who、when、where、why、how、how much)で具体的に聞きます。
とくに思考のクセや思い込みと思われる発言があったら深掘りして聞きましょう。
「~したいけどできない」など、自分で制限をかけてしまっている場合、
「何が阻んでいるのでしょう?」などと聞いてみます。
深掘りするときはWhy(なぜ)を使いがちです。
しかし、Whyは問い詰められているような強い印象を与える問いかけなので、
インパクトを和らげる工夫をすると答えやすくなります。
【whyのインパクトを和らげる工夫】
・「ちなみに、なぜ~」と”ちなみに”をつける
・なぜ?の質問の前に「1つ聞いてもいいですか?」と事前に聞く
・なぜを使わずに理由を聞く
ー「そう思うきっかけって何かありましたか?」
-「どんな背景があってそう考えたんですか?」など
ステップ3:理想を描く
次に理想の状態を想像してもらいます。
もし気分が落ち込んでいる、マイナス思考になっている場合、
理想の状態をうまく描けないかもしれません。
思考が上向きになるような問いかけ方をしましょう。
「100点満点の状態はどんな状態ですか?」、「もし何の制約もなかったとして・・・」、
「もし何でも望む通りになるとしたら、・・・」など。
理想はあくまで自分で導き出すのが重要です。
特に上司と部下で思考の整理をしている場合、上司が望む方向に誘導しないように注意しましょう。
誘導しようとする意図は敏感に察知されます。
ステップ4:条件を探す
理想と現状のギャップを埋めるために、具体的にどうするかを決めます。
ギャップを埋める条件は次の3つがあります。
・能力:課題解決に必要な能力を身につける
・行動:課題解決に向けて行動を起こす
・環境:課題解決に向けて環境を変える
どの条件に働きかけるか、いつまでにできそうかを本人に決めてもらいます。
その結果、うまくいくかどうかはわかりません。
しかし仮に失敗したとしても、
自分で決めたことをやったという達成感が次の一手の意欲を引き出してくれます。
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『プロの思考整理術』の次に読むなら?おすすめ本3選
『プロの思考整理術』とあわせて読みたい3冊を紹介します。
①『ファシリテーションの教科書』
リーダーに必須スキルのファシリテーションスキルが体系的に学べる本です。
ファシリテーションによって参加者の腹落ち感が得られるための準備がわかります。
話を聞く姿勢や場の設定、論点の整理などがまとまっています。
参考記事:『ファシリテーションの教科書』の要約:主体的に行動するための腹落ち感が重要
②『問いかけの作法』
『問いかけの作法』では、質の高い問いかけでチームの魅力と才能を引き出すための本です。
メンバーのどういう行動に注意して観察し、どんな仮説を立てるのか?など、
ファシリテーターや研修講師だけでなく、
チームリーダーをはじめ多くの人に参考になる内容です。
参考記事:『問いかけの作法』の要約:問いかけのサイクルモデルでチームのアイディアを引き出す
③『LISTEN』
『LISTEN』はコーチングの基本スキルである傾聴について詳しくわかります。
相手と信頼関係を築くのに、話すことより聞くことを意識しましょう。
参考記事:『LISTEN-知性豊かで創造力がある人になれる』の要約:聞き上手な人の性格や特徴がわかる本
まとめ:プロの思考整理術で相手の問題解決を助ける
・状況/事実と感情を整理することで相手のモヤモヤをすっきりさせる
・人はアドバイスされるのが嫌い!自分で納得しないと行動しない
・思考整理の4ステップ
ータイトルを決める:相手に話すテーマを決めてもらう
ー現状を知る:5W2Hで具体的に聞く
ー理想を描く:思考を上向きに
ー条件を探す:能力/行動/環境を変える
・思考のクセや思い込みは深掘りする
上司と部下の面談や相談に乗るときの会話例が載っていて、
読み終わったらすぐに実践したくなる内容です。
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