『絶対達成する人は「言葉の戦闘力」にこだわる』は、
目標を達成する人が言葉とどう向き合っているかがわかる本です。
言葉の定義を正しく理解して使うことで、
その言葉に責任が生まれて戦闘力を持つようになります。
★『絶対達成する人は「言葉の戦闘力」にこだわる』の要約ポイント★
・絶対達成する人は言葉を正しく使っている
・なりたい姿から逆算して使う言葉を変えると自分が変わる
この記事では『絶対達成する人は「言葉の戦闘力」にこだわる』の要約と感想を紹介します。
目次
要約①:絶対達成する人は言葉を正しく使っている
目標を絶対達成する人は、言葉の定義を理解して正しく使っています。
なぜなら、言葉は意識に影響を与えることを知っているからです。
PDCAの意味を理解せずに「PDCAサイクルを回そう!」を連呼していると、
「PDCAサイクルを回そう!」=工夫しながらやろう!くらいの意味になってしまいます。
言葉に対する意識を高めて、シンプルながら力強いメッセージを伝えることが、
自分やメンバーの意識を変えて目標達成に近づく助けになります。
『絶対達成する人は「言葉の戦闘力」にこだわる』で紹介されている具体的な言葉は次のとおりです。
モチベーション/働きがい/PDCA/イノベーション/主体性/褒める/楽しむ/論理的
この中から、『モチベーション』と『褒める』について要約して紹介します。
モチベーション
モチベーションは当たり前のこと以上のことを自発的にやる際の動機付けです。
つまり、当たり前のことをやるときには使いません。
やるべきことをやるだけのときにモチベーションを持ち出すのは、
「やるべきことの基準が低いです」と言っているようなものです。
目標を達成する人は当たり前の基準が高く、あるべき姿とのギャップを埋めているだけ。
そもそもモチベーションは必要ない、と考えます。
モチベーションに左右されずにやることが当たり前になるはずです。
褒める
褒めるとは、褒める基準を満たした行為がなされた後に行われるものです。
正しく褒めるためには、マネージャーは褒める基準を設定してメンバーの褒められる基準と同じくらいにするのが重要。
褒める基準を明確にしてフィードバックすることで、
メンバーにも「このくらいの達成でほめられるんだ」と理解されます。
むしろ相手を混乱させたり嫌味に取られたりする恐れがあります。
”褒める”の難しいところは、褒める基準に達していないと褒めたくても褒められないことです。
解決策として、期待と褒めるをセットにします。
期待はまだ成果がなくてもできることであり、期待されれば成果が上がりやすいというピグマリオン効果もあります。
メンバーの成長を促す褒めマネジメント:
100%期待して小さな成果を上げさせる⇒褒めるを繰り返す
なかなか成果が出ないメンバーには、変わろうとしている姿勢をほめることもできます。
気にかけてもらっている、期待されていると感じさせられるでしょう。
要約②:なりたい姿から逆算して使う言葉を変える
使う言葉は脳にインプットされ、自分の考え方・価値観に影響を与えます。
言葉の力をプラスに使うには、なりたい姿から逆算して使う言葉を変えるのが有効です。
他人に否定的な言葉を放ったら、脳はその言葉を聞いています。
脳に入れる言葉の質を上げれば、自分の考え方も望む方向に変わるでしょう。
手っ取り早いのはつき合う人を変えることです。
「こうなりたい」と思えるロールモデルの人と時間をたくさん過ごすように心がければ、
その人の使う言葉が自分の意識の中に取り込まれます。
脳にはミラーニューロンがあり、
他者の行動をまるで自分が行ったかのように反応するそうです。
自分がどんな環境にいるか、日々どんな価値観の人に囲まれているかは、
自分の考え方に影響すると自覚して選択したいですね。
『絶対達成する人は「言葉の戦闘力」にこだわる』の感想
『絶対達成する人は「言葉の戦闘力」にこだわる』を読んで、個人的に心に残ったポイントを紹介します。
どんな職業が今後なくなっていくのかなどというのは愚問である。重要なのは意識であり姿勢なのだ。主体性・問題意識・危機感をAIやロボットに求める人はいない。つまり、この点で劣っているのなら、もうその人間が企業に雇われることはないのだ。
AIやロボットに仕事を奪われないためにどんな職業を選べばいいか?と考えても、
少し先の未来でも予測が難しくなっています。
人間にしかないもの、何を実現したいかという熱意や夢を描く想像力がなければ、
どんな職業を選んだとしても結局は機械化の影響を受けるのだろうと感じました。
しかし、ビジネスの本質がお金もうけであると理解したとき、自分自身の仕事がどのように貢献しているのか、日々の努力とその意義を理解したときに初めて働きがいを覚えられるのではないのだろうか。少なくとも、何かをした甲斐というのは、努力や葛藤の体験があって初めて抱く感情であるわけだから、働く前から働きがいを覚えることはないのである。
働きがいのある会社で働きたい!というのは、よく聞く言葉ですよね。
でも働きがいは会社が提供するものではなく、
自分が努力した結果として得られる感情であることは忘れないようにしたいです。
著者は”ビジネスの本質はお金もうけである”と言いきっています。
日本ではお金もうけ=悪、汚いなどの嫌儲主義が強い印象がありますが、
経営者ほどお金の大切さを感じているでしょう。
労働の対価がもらえるのはお金もうけの結果ですから・・・
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『絶対達成する人は「言葉の戦闘力」にこだわる』の次に読むなら?
『絶対達成する人は「言葉の戦闘力」にこだわる』とあわせて読みたい2冊を紹介します。
①『神メンタル』
目標達成に向けたマインドセットがわかります。
達成したときの感情や周りの状況をありありと思い浮かべるビジュアライゼーションなど、
実践したくなる内容が多いです。
参考記事:【要約】神メンタルで思い通りの人生を手に入れる方法!未来の自分で生きる
②『錯覚の法則』
肯定的な錯覚、つまり良い思い込みを活用する重要性がわかります。
脳にインプットする言葉に気を付けようと思わせてくれる本。
良くも悪くも自分がアウトプットした言動は自分に返ってくる、
ということです。
参考記事:『錯覚の法則』の要約まとめ:肯定的錯覚で成功しよう【思い込みでOK】
まとめ:言葉の戦闘力が強い人は言葉を正しく使う人
・目標を絶対達成する人は言葉の定義を正しく理解して使う
・モチベーションは当たり前のこと以上をやるときに必要
・目標を絶対達成する人は当たり前の基準が高いのでモチベーションは不要
・褒める基準に達したときだけ褒める
・期待して小さな成果を上げさせる⇒褒めるで成長を促す
・なりたい姿から逆算して使う言葉を変える
なんとなく使ってしまうカタカナのビジネス語は、
言葉の力を弱めていることがわかりました。
チームを率いる人におすすめの本でした。
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