自分の幸せがわからない人におすすめの本を要約!家族や結婚がすべてじゃない

幸せがわからない人、人生の目標や夢がなくて虚無感を感じる人が多いそうです。

 

特定の問題や困難に直面しているわけではないけれど、

なんとなく不安、なんとなくこのままでいいのかなと感じることはありませんか?

 

特に20代・30代だと仕事や恋愛・結婚の場面で、

「幸せとは何か?」「このままの延長線上で幸せになれるのか?」と考えますよね。

 

わたしは育った環境があまり幸せな家庭ではなかったので、

一般家庭の幸せや家族愛がよくわからなかったんですよね。

 

また、仕事と育児の両立で「こんなに忙しいのが本当に幸せなのか?」と悶々としていました。

 

この記事では、幸せがわからない人のために”幸せとは何か?”のヒントになる本を要約しました。

 

幸せと感じるかは主体性が発揮できるかが重要で、今すぐにでも幸せになれる

というのが、いろいろな本を読んだ今のところの結論です。

 

幸せがわからない、自分は幸せになれるのかな?と

不安な人の役に立ったらうれしいです。

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どんなことで幸せを感じるかわかる:『幸せのメカニズム』

 

1冊目は『幸せのメカニズム』です。

アンケート調査を元に、幸せに関係する4つの因子がわかったそうです。

著者はロボット学者なので、データを元に導き出しているところに興味を惹かれました。

 

やってみよう(自己実現と成長)

”やってみよう”の因子は、自己肯定感や自己効力感に関係します。

ポイントは他人と比べない価値(非地位財)に向かって成長することです。

 

地位財 :人と比べて優れていると満足するもの

例)家、車、ブランド品、学歴、年収、結婚など

 

非地位財:人と比べなくても満足できる(価値が減らない)もの

例)健康、良好な人間関係、環境、自由など

 

例えば、周りは全員年収400万円で自分だけが年収600万円の世界Aと、

周りは全員年収1000万円で自分だけが年収800万円の世界B。

 

年収だけ見ると世界Bのほうが高いですが、幸福度が高いのはどちらでしょうか。

年収や学歴などの地位財は、もっと高い人がいれば見劣りしますよね。

 

自分の幸せが自分だけで決められないのは、とても不安定な幸せです。

非地位財にフォーカスして自分なりの目標に向かって行動できる状態だと幸せを感じられます。

 

ありがとう(つながりと感謝)

 

人は人とつながることを幸せと感じる性質があります。

その証拠に、親切な人は幸せな度合いが高い(見返りがなくても)です。

 

人を幸せにする=自分も幸せと感じる人は、

人のための行為と自分のための行為の区別がありません。

 

「わかっていても忙しくて時間がないから、人を助ける余裕なんてない!」

と思いますよね。

 

でも、『ストレスを力に変える教科書』によると、

人を助けると自己肯定感が上がって生産性が上がる→時間に余裕ができる

のだそうです。


ギブの精神、情けは人の為ならずですね。

人とのつながりなしには、幸せになるのが難しそうです。

 

なんとかなる(前向き・楽観)

困難に直面したとき、物事の良い面・ポジティブな面を見られることも幸せに関係します。

 

物事はフラットで良い・悪いはなく、物事に対する解釈や意味づけ次第です。

同じ出来事ならプラスの面を見たほうが、幸せになれそうですよね!

 

楽観的ならだいたい幸せ!

本書ではなんとかなるの楽観的な因子はワイルドカードと表現されていました。

その他の因子の指数が低くても、楽観的な因子が高ければ幸せ度が上がるそうです。

 

ポジティブ思考は最強の幸せになるスキルかも?

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あなたらしく(マイペースと独立)

 

あなたらしくの因子とは、無理に人に合わせない・自分は自分のままでOKという態度です。

 

自分の良いところも悪いところも自分として受け入れていると、

人と比べて落ち込みません。

 

自分をありのまま受け入れる(自己受容)するには、

メタ認知で自分を理解することです。

 

メタ認知

 

メタ認知とは、1つ上の視点で自分を客観視すること。

一番かんたんにメタ認知する方法は、自分の気持ちを紙に書き出すことです。

 

どういうときに心地よくて、どういうときに不快・イライラするのか等、感情の裏にある価値観を丁寧に見ることで自己理解を深めます。

 

メタ認知やメタ思考は、

自己理解や問題解決、感情コントロールなどいろいろな場面で注目されています。

 

メタ思考についてはこちらで詳しく紹介しています。

メタ思考トレーニングを要約!Why型思考とアナロジー思考の例題が満載

 

『幸せのメカニズム』でわかった幸せに必要な因子

 

・やってみよう:自分だけの目標を持っている

 

・ありがとう :人に感謝し感謝される存在である

 

・なんとかなる:物事のプラス面を見る

 

・あなたらしく:自分を理解して受け入れている

幸せとは自分で決められること:『幸せをつかむ戦略論』

次に紹介するのは、『幸せをつかむ戦略論』です。

こちらは行動経済学のダン・アリエリーさんと日本のマーケター富永朋信さんの対談。

対談なので体系立てて構成してあるというよりは、

幸せと哲学に関するエッセイのような読み物です。

 

さらっと読めるのですが、興味深い示唆に富んでいるな~と感じました。

 

ダン・アリエリーさんは『予定通りに不合理』で有名な方ですね。

 

⇓幸せに関する部分を要約してみました。

 

この本は、幸せ=オートノミー(自分で自分のことを決める自由)という主張です。

オートノミー(autonomy)は自治や自主性という意味。

 

幸せはタイプ1の単なるラクな幸せとタイプ2の達成する幸せがあります。

 

タイプ1は海辺でのんびりしたり、1日中ゴロゴロしたり、自由・辛いことが何もない幸せです。

対してタイプ2は、やっている最中は辛いけどゴールしたときの達成感が味わえる幸せ。

 

自主性を発揮して困難を達成したときの幸せは大きいです。

 

それでは、オートノミーが効かないとき、

つまり、自分の行動だけでは達成が難しいときはどうやって幸せを感じればよいでしょうか。

オートノミーが効かないときは、

自分の力が及ぶところと及ばないところを区別して、自分の力が及ぶところに集中するのが良いです。

 

これは『7つの習慣』でいわれている影響の輪の理論と同じですね。

 

⇓大ベストセラーのビジネス書。今まで読んだビジネス書の中で1番おすすめです!

『7つの習慣』の影響の輪とは?

自分の影響範囲の輪に集中し、

自分ではどうしようもない影響外の輪(環境や他人など)には関心を向けないというもの。

 

つまり、自分の努力でできる過程を重視し、他の要因に左右される結果では評価しないというのです。

 

アメリカのほうが成果主義のイメージがありましたが、

ダン・アリエリーさんは違うのですね。

 

『幸せをつかむ戦略論』でわかった幸せ

 

・幸せには自分で自分のことを決められるオートノミーが不可欠

 

・自分で決めて難しい課題をやり遂げたしたときに大きな幸せを感じる

 

・自分の力が及ぶところに集中して、結果はノイズが入っていると心得る

 

Amazonと本屋さんの価値の違い、夫婦関係を良い関係で保つコツ、

やる気あふれるチームを作る評価方法など、含蓄のある言葉がちりばめられた本でした。

 

対談形式なのでサラッと読めてしまいますが、

ダン・アリエリーさんの言わんとすることを考えながらじっくり読むのがおすすめです。

幸せがわからない病気って?:『生きるのが面倒くさい人』

 

最後は、幸せがわからない病気はあるのかな?と疑問に思って手に取った本。

『生きるのが面倒くさい人』です。

回避性パーソナリティ障害について書かれています。

 

著者の岡田尊司さんは、精神科医であり作家です。

岡田さん自身も回避性パーソナリティ障害の傾向があったのだそう。

 

まえがきにある、大学生時代の著者のエピソードが衝撃的でした。

 

食費のためにアルバイトするのがめんどくさくて、いっそのこと馬や牛のように草を食べられないかと考えたそうです。

 

そこまでめんどくさいとは・・・

 

回避性パーソナリティ障害は、

人生に降りかかる煩わしいこと・めんどくさいことをとにかく回避してしまう傾向のこと。

 

学校、仕事、人間関係、恋愛・・・すべてめんどくさい!と、

引きこもりになる人が多いそうです。

 

特徴は、プライドは高いけど自信がない、自己評価が低くて不安が強いこと。

 

『幸せのメカニズム』にあった4因子とすべて反対

たしかに幸せを感じにくいといえます。

 

【比較】幸せを感じる4因子と回避性パーソナリティ障害の特徴

 

・やってみよう  ⇔  自信がない

 

・ありがとう   ⇔  人間関係がめんどくさい

 

・なんとかなる  ⇔  不安が強くて慎重

 

・あなたらしく  ⇔  他人の評価が気になる

 

 

回避性パーソナリティ障害の原因は遺伝要因環境要因があります。

遺伝要因:セロトニントランスポーター遺伝子※がうまく機能しない

=幸せを感じにくい、不安を感じやすい

 

環境要因:自分に自信を持ちにくい環境

虐待、過保護、否定され続ける、いじめ、自分で決めさせてくれない等

※セロトニントランスポーター遺伝子とは、幸せのホルモンであるセロトニンを汲み上げるポンプの役割を担う遺伝子のこと。

 

幸せがわからない・幸せを感じにくい回避性パーソナリティ障害はどのように克服するのでしょうか。

 

回避性パーソナリティ障害を克服するには、

本人よりもまず周り(親や家族)をサポートするのだそうです。

 

具体的には、本人の主体性を尊重するような接し方に変えていきます。

 

親、家族、友人、カウンセラーなど、本人が安心できる基地がたくさん増えていくと、

本人の主体性が少しづつ回復していきます。

 

回避性パーソナリティ障害の克服には本人の主体性が重要

オートノミー(自分で決める自由)に通じるところがありますね。

 

主体性を取り戻す方法は、小さなことでも自分で決めてみること。

自分で決められる自由というのは、人に自信を与えてくれるのですね。

 

ここで主体性をくじくような接し方をするのはNG。

そのために、周りのサポートが先なんですね。

 

『生きるのが面倒くさい人』でわかった幸せへの意欲を取り戻す方法

 

・主体性を奪われると人は無気力でめんどくさがりになる

 

・主体性が尊重される環境と主体性を発揮する行動で生きる活力を取り戻せる

幸せな家庭で育ってないから幸せがわからない?

 

『生きるのが面倒くさい人』で、

回避性パーソナリティ障害になる原因の1つに家庭環境がありました。

 

幸せな家庭で育っていない人は、たしかに幸せがわからないと感じる確率が高いようです。

 

いわゆる幸せな家族像が自分の中にないから目指せない人や、

反対に憧れが強すぎて理想の家族像を作り込みすぎている人もいます。

 

わたし自身は前者のタイプで、

良き母・良き父や温かい家庭がどういうものか正直わかりません。

 

もし自分は家庭環境のせいで幸せがわからないのでは?と感じている方は、

『生まれはあなたを支配するけど 変わることだけが運をよくする』がおすすめです。

タイトルからはっとさせられました。

 

生まれの影響は認めた上で、

環境は自分で変えられる・変化を起こすことで状況はどんどん良くなる

という勇気をくれる本です。

 

後半は一般的な運を良くする系の話なのですが、前半だけでも読んだ価値があったなと思いました。

特に生まれが良くなかった(と思っている)人はぜひ読んでみてくださいね。

 

著者が占い師なので、スピリチュアルが苦手な方は向いていないかも・・・
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誰でも今すぐ幸せになれる

 

最後に、幸せがわからない人が(たぶん)目からウロコの事実を紹介します。

それは、”誰でも今すぐ幸せになれる”ということです。

 

成功は未来のことだけれど、幸せは心の持ちようです。

 

成功は他人から「それは成功とは言えない」とジャッジされるかもしれないけれど、

幸せは完全に主観でOK。

 

あなたが幸せだと思えば幸せです。

つまり、幸せは人生に対する態度の取り方なので、なろうと思えばすぐなれるのです。

 

これは『身口意の法則』という本に書かれています。

空海密教の修行をしたカウンセラーの方の本で、平易な文章で中学生でも理解できそうな生き方の本です。

身口意:やること(身)・言うこと(口)・思うこと(意)を一致させると人生は良い方向に変わる

だから、幸せと決めれば誰が何と言おうと幸せ!ということです。

 

 

そうはいっても、幸せを感じられない辛い現状がある、という人もいるかもしれません。

そんな方には『夜と霧』がおすすめです。

 

ナチスの強制収容所にいても生きる希望を失わなかった、ヴィクトール・フランクルの本。

 

現実世界では主体性を奪われるような過酷な状況でも、心の中は自分次第で自由になれる。

究極の主体性だと思います。

 

この本は涙なしには読めない名作です。

高校生の頃に授業で読んだ人も多いのではないでしょうか。

 

10代で読んだときは憤りや怒りを感じましたが、

大人になってから読むと、また別の気づきがあるかもしれませんよ。

 

ドキュメンタリーや歴史が苦手な方は、

同じ著者の『それでも人生にイエスと言う』もおすすめです。

 

まとめ:幸せは主体性から生まれる

・幸せになる4つの因子

 -やってみよう/ありがとう/なんとかなる/あなたらしく

 

・幸せ=オートノミー(自分で決められる自由)

 

・主体性を尊重される環境で主体性を発揮すると人生に意欲が増す

 

・育った家庭環境は変えられないけど今すぐ幸せになれる

幸せはつかみ取るものではなく、自分で幸せになるものだと改めて思いました。

「〇〇のせいで不幸だ」、「〇〇があれば幸せになれる」という考え方を手放せば心が自由になります。

 

幸せになるのも不幸になるのも自分次第。

 

悩むときもありますが、

いつも”わたしは幸せである”という態度を選んでいきたいです。

 

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