『シンクロニシティ・マネーの法則』の要約と感想:お金のブロックを外す

『シンクロニシティ・マネーの法則』の要約と感想:お金のブロックを外す

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『シンクロニシティ・マネーの法則』は、お金に対する価値観を見直し、お金の先の豊かさに目を向けられるようになる本です。「お金がなくなったらどうしよう」と不安な人が、お金のブロックを外すのにおすすめの本だと感じました。


★ 『シンクロニシティ・マネーの法則』 の要約ポイント★

 

・お金の先の豊かさにフォーカスする

 

・エコシステムの4つの要素

 プレイヤー/アレンジャー/オーナー/ダーナ

特にお金を受け取るブロックがある人は、オーナーの視点を取り入れるとお金と仲良くなれそうです。

この記事では 『シンクロニシティ・マネーの法則』 の要約を紹介します。

 

要約①:お金の先の豊かさにフォーカスする

お金そのものに価値があると考えると、お金に捉われてしまいます。冷静に考えて、お金はただの数字、ただの紙切れであり、本当にほしいのはお金によって得られるものです。

お金の先の豊かさ、たとえば安心や家族との時間、おいしい食べ物や楽しい体験、快適な空間などにフォーカスします。すると、すでに持っている富に気づき、お金の存在が相対的に小さくなります。お金のために仕方なくやっていたこと等、お金に縛られた行動を手放しやすくなるでしょう。

具体的には、あなたにとっての富をリストアップし、より豊かさを得られる順に並び変えてみます。

 

わたしがやってみたところ、上位に来たのは家族の笑顔でした。もう持っていることに気づき、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。それに比べると、お金でこれから得たいものは特になく、もう持っているものを大切にしようという温かい気持ちが湧いてきました。

 

もう一つ、行動に始まりと終わりをつけると、今持っている富をより味わうことができます。

なんだか忙しくしているうちに1日が終わってしまった…ということはありませんか。自分が1日にできたことを認識するには、時間を区切って今している行動にフォーカスすることが大切です。

たとえば、「いただきます」「ごちそうさまでした」をきちんと言うことで、食事のありがたさにより自覚的になるでしょう。

要約②:エコシステムの4つの要素

幸せにお金を得るためには、これまでのピラミッド型のシステムから、エコシステムへの移行が必要です。

旧来のピラミッド型のシステム

資本家

企業家

経営者

労働者

ピラミッド型のシステムでは、上に行くほど責任は重いが富も多い、下に行くほど責任は小さいが富も小さいという仕組みでした。

 

これからの持続可能なシステムは、エコシステム型です。

エコシステム

プレイヤー:好きなことで実際に働く

アレンジャー:エコシステムを回す、プレイヤーの特性を見極めて調整

オーナー:エコシステム全体を見て実利を得る

ダーナ:富を流して増やす、投資/教育/応援する

 

1人エコシステムをつくるとすると、次のようになります。

プレイヤー:好きなことで実際に働く

アレンジャー:好きなことを組み合わせる

オーナー:利益が出る仕組みをつくる

ダーナ:他の人に豊かさを広げる

エコシステムの4つの要素を活性化することで、お金が流れこみます。

1つずつ紹介します。

プレイヤー

プレイヤーは好きなことをして実際に働く人です。好きなことだけするには、お金のために働く状態を抜け出さなければなりません。

そのためのワークとして、お金が1円も入ってこない世界を想像してみましょう。

・お金が1円も入ってこない状態で、刻一刻と貯金が減っていくとき、どう感じるか?

・ついにお金が1円もなくなったら、あなたはどう生き始めるか?

・お金が消失した世界で、あなたにとっての富は何か?その富をどうやって生み出すか?

個人的に、このワークはインパクトがありました。お金がなくなる恐怖や不安を感じ、でも結局なんとか生きていけるなと思えたときの安堵感を覚えています。

 

アレンジャー

プレイヤーで得たお金を増えるところに使って、富を増やします。まず自分が満たされていないと他人には使えません。

お金を払った時、代わりに入ってくる富を感じましょう。家族の笑顔などお金に変えられないものをあえてお金に換算して、プラスになると思えることに使います。

まず自分を満たし、増幅するところ、他人の富を増やすと自分の富も増えるような使いみちを考えてみましょう。

オーナー

お金の使いみちを明確にして予算化します。

なんとなく大金がほしい、ではお金は入ってきません。使いみちを明確にして他の人のためにもなることで予算化すると、チャンスに気が付きやすくなります。

オーナーの難しいところは、他人やエコシステム全体が生み出した富を受け取ることです。

自分が生み出した富は当然のように自分で受け取れる人が多い一方、他人が生み出した富やエコシステム全体で生み出した富を受け取るのは躊躇してしまうかもしれません。

しかし、オーナーの役割は受け取ることです。素直に喜んで受け取りましょう。そうすればもっと与えたくなります。たくさん喜んでくれる人と遠慮して受け取らない人、どちらに贈り物をしたいかと言われたらたくさん喜んでくれる人ですよね。素直に受け取ることで、予算化できる予算枠が大きくなります。

ダーナ

ダーナのテーマは、社会の役に立つことと儲けることの両立です。つまり、徳を積むことで、他のエコシステムを含めて富を循環させます。

与える人に返ってくる、まず与えなさいということ。いろいろな自己啓発書でも言われていることですが、与えたのに返ってこない…という経験をした人もいるのではないでしょうか。

そのときは、「与えると欠ける」という不足の意識で与えていないかチェックしてみましょう。不足の意識で与えると、不足を埋めようと見返りを求めたくなります。それでは、返ってこないので、まずは自分の豊かさを感じて満たされることが重要です。余った分を見返りなく与えるから、結果的に循環して自分に返ってきます。

究極、今生きている時間軸を超えて、先祖や子孫に喜ばれる生き方をするのが、ダーナの生き方です。

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本業の会社員では研修講師やファシリテーターをしています。コーチングも提供しているので興味がある方はぜひご検討ください。

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