『運気を磨く』の要約まとめ：人生のすべてを絶対肯定する

『運気を磨く』は、運気を磨くための方法、引き寄せの法則がわかる本。

リンク

引き寄せの法則というとスピリチュアルな本が多いですが、『運気を磨く』の著者、田坂広志さんは工学博士であり、とても論理的な説明で読みやすいです。

引き寄せの法則を置いておいても、究極のポジティブな人生観、絶対肯定の思想はとても感銘を受けました。

★ 『運気を磨く』の要約ポイント★

・引き寄せの法則とは？

・無意識のネガティブな想念を浄化する

・「人生でのネガティブな体験」を陽転していく

・「究極のポジティブな人生観」を体得していく

医者から見放されるほどの大病をしたことがきっかけでこの人生観にたどりついたそうです。

スピリチュアル要素が苦手な人にこそ読んでほしいです！

この記事では 『運気を磨く』の要約を紹介します。

『運気を磨く』はKindle Unlimitedの無料体験で読める！

✅30日間の無料体験

✅月額980円（ビジネス書1冊で元が取れる）

✅タブレットやスマホなど、いろんなデバイスで読める

Amazon Kindle Unlimitedを無料体験

要約①：引き寄せの法則とは？

引き寄せの法則とは、無意識の心の状態が共鳴するものを引き寄せるという法則です。

人間の意識は顕在意識と無意識があり、90%以上が無意識です。無意識はわたしたちの行動に大きな影響を与えています。

従来の引き寄せの法則は、願えば叶う、ポジティブな言葉を唱えるだけで願いが叶う、という行動の指南が多かったですが、『運気を磨く』ではゼロ・ポイント・フィールド仮説で引き寄せの法則を説明しています。

ゼロ・ポイント・フィールド仮説：

量子真空の中に過去・現在・未来が記録されている

記録されている未来は可能性の未来なので、未来が決まっているわけではありません。波動が共鳴を起こすことで、同じ波動の未来が起こるという理屈です。

従って、我々の脳や心の中にある想念は、脳や心が「ゼロ・ポイント・フィールド」と繋がるとき、そのフィールド内にある「類似の情報」と「共鳴」を起こし、「引き寄せ」を起こすと考えられる。

ポジティブな想念はポジティブな出来事を引き寄せ、ネガティブな想念はネガティブな出来事を引き寄せます。それなら、ポジティブな想念だけを持ちたいですよね。

しかし、ポジティブな想念を持とう！という取り組みはうまくいきません。なぜなら、無意識が引き寄せるので、顕在意識でポジティブな想念を持とうとしても無意識は簡単には変わらないからです。

すでにネガティブな想念が染み込んでいたり、ポジティブな想念を持とうと意識するほどネガティブな想念が生まれたりします。

（例）必ずできる！⇒本当かな、できなかったらどうしよう

ポジティブな想念を持とうとするより、まずはネガティブな想念を消すことが重要です。

ネガティブな想念を消してポジティブな想念を持って運気を磨くための3つの技法があります。

第一の技法：無意識のネガティブな想念を浄化する

第二の技法：「人生でのネガティブな体験」を陽転していく

第三の技法：「究極のポジティブな人生観」を体得していく

1つずつ紹介します。

スポンサードリンク

要約②：無意識のネガティブな想念を浄化する

第一の習慣は、”無意識のネガティブな想念を浄化する”です。

3つのやり方があります。

1．自然の偉大な浄化力に委ねる

2．言葉の密かな浄化力を活かす

3．和解の想念の浄化力を用いる

自然の偉大な浄化力に委ねるのは一番カンタンな方法です。自然に身を浸して正対する、自然を感じられるところに行って、ぼーっとしましょう。

言葉の浄化力とは、ネガティブな日常言葉を使わず、ポジティブな日常言葉を使うことです。

アファメーションなど意識的に唱える言葉ではなく、日常言葉を変えるのがポイント。無意識に使う言葉が無意識に影響します。

日常言葉で気を付けるポイントは次のとおりです。

・主語が抜け落ちる（他人の悪口は自分の悪口）

・言葉と心を一致させて、感嘆、感謝、感動の言葉を使う

ネガティブな想念は、人間関係で起こることが多いです。心にひっかかっている人間関係のしこりを1つずつ和解していきます。実際に和解しなくても、心の中で和解できればOKです。

＜和解の手順＞

心のしこりを見つめる

⇓

感情の原因を深く見つめる、もう1人の自分からながめる

⇓

相手に正対して相手の立場ならどう思うか想像する、感謝を述べる

謝るのでも、許すのでもなく、感謝を述べます。感謝に善悪は関係ありません。心から思えなくてもまず言葉から言ってみましょう。

要約③：「人生でのネガティブな体験」を陽転していく

2つ目の技法は、”「人生でのネガティブな体験」を陽転していく”です。

ネガティブな体験の解釈を変えます。そのための5ステップがあります。

1．自分の人生には多くの「成功体験」があることに気づく

2．自分が「運の強い人間」であることに気づく

3．過去の失敗体験は、実は「成功体験」であったと気づく

4．自分に与えられた「幸運な人生」に感謝する

5．自分の人生に与えられた「究極の成功体験」に気づく

まず1つ目のステップは、自分の人生には多くの「成功体験」があることに気づくです。

成功体験は、小さいこと・ささいなことでOK。そのときの成功要因を思考で分析するのではなく、そのときの感覚を思い起こします。

思考で考えると、逆のネガティブな想念も一緒に浮かびやすいです。「あれで成功した」と同時に、「あのときはそれができなかった」という体験も思い出してしまいます。

この技法の最も大切な目的は、「自分の人生を愛する」ということである。誰にとっても、かけがえの無い一度かぎりの人生。どれほどささやかな成功であっても、その人生の輝く一瞬を愛することができるならば、その思いそのものが、心の中にポジティブな想念を広げていく。だから、あなたの人生の、その輝く一瞬を大切にして頂きたい。

2つ目のステップは、自分が「運の強い人間」であることに気づくです。

自分が幸運に導かれた体験を思い出します。「あの人に出会えたから…」、「あのことがあったから…」という経験はありませんか。

特に不運なことが起こったときこそ、運がよかったことに気づけるかで人生を解釈する力が試されます。