損切り(ロスカット)はやりたくないけどやらなきゃいけないことの一つ。
初心者だと「せっかく仕入れたのに…」と判断が遅くなってしまいがちです。
せどりは売れたときがゴール。
いつまでも利益が確定しないなら、それは立派な不良在庫です。
100%思い通りに売れることなんてありません。
冷静に損切りできる人が利益を安定させられます。
この記事では、
・損切りのタイミングはいつ?
・せどりでの損切りの重要性
・どのくらい不良在庫があっても大丈夫か
をご紹介します。
こんな人におすすめ!
- 損する気がして損切りができない人
- いつ損切りして良いかわからない人
- 少ない資金で本せどりを始める人
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目次
本せどりの損切りタイミングはいつ?
損切りタイミングは2つあります。
損失が拡大しそうなとき、資金がショートしそうなときには損切りしましょう。

損失が拡大しそうなときは損切りする
損失が拡大しそうなとき、
つまり、相場が落ちて回復しそうにないときは損切りします。
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薄利だけど高回転率と踏んで仕入れた本は1か月くらいで見直すことも。
仕入れたときには相場が高くても、
値下がりして想定した値段で売れないことがあります。
そのようなときは、下記の2つの考えに分かれます。
Aさん「値上がりするまで寝かせておく」
Bさん「これ以上値段が下がるといけないから値下げしてでも売ろう」
どちらの考えが良いかは商品によって異なります。
例えば、一時的な値下がりですぐに相場が戻るならAさんが良いでしょうし、
もう下がる一方ならBさんのほうが良いでしょう。
相場は誰にもわかりません。
そして価格は下がったままのほうが多いです。
したがって、初心者はBさんの考えで損切りしたほうが良いでしょう。
相場が戻るかどうか見極められるならAさんの考えでも良いですが、
なかなか難しいです。
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仕入れ判断に失敗したな~と思っている本は
すぐにでも損切りしたほうがいいです。
新しい版が出版されたものや法改正等で既に役に立たないもの、
”最新版”が毎年出版されるもの等はもう相場は戻りません。
反対に、哲学系/宗教系/歴史系の専門書は一時的に下がっても
値上がりする本は結構あります(絶対ではない)。
資金がショートしそうなときは早急に損切り
仕入れ資金がショートしそうなときは、
早急に売り切って現金化するべきです。
せどりは仕入れないと利益が出ないので、
仕入れにお金が回らなくなるキャッシュフローの悪化は致命的です。
例)
1000円で仕入れた本があって、3000円で売ろうとしていた。
でも相場が落ちて、売っても800円しか回収できない。
仕入れに使えるお金は他に1円もない。
この場合、とにかく急いで800円を回収しましょう。
なぜなら、800円回収して200円の赤字だとしても、
その800円を元手にまた仕入れて利益を増やせるからです。
損切りせずに1000円の本を持ち続けていたら、売れるまで1つも仕入れられません。
資金が潤沢にあれば別ですが、資金が少ないうちはキャッシュフローが最優先です。
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資金にどのくらい余裕があるかは常に意識しておきましょう。
逆に言えば、価格が上がる余地があって資金に余裕があるなら、
損切りせずに持っていても大丈夫です。
具体的には、季節に左右される商品やAmazonがよく在庫切れを起こす商品など、
あるタイミングで売れる確信があれば、そのタイミングを待つのもアリ。
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客観的なデータで売れると確信できるものだけにしましょう。
赤字でも損切りして値下げすべき理由

損切りが必要な理由は、売れていない在庫は利益を生まないからです。
仕入れ時点の見込み利益はあくまで見込みであって、
せどりは売れた時点がゴール(利益確定)です。
これはとても大切なことなので、もう一度。
せどりは売れた時点がゴール!
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売れなければ0円、むしろ仕入れた値段の分はマイナス。
売って赤字を確定させることで、少しでも損を減らしましょう。
特にFBAを利用していると、在庫保管手数料が毎月発生し、
6か月経過すると割高な長期保管手数料がかかります。
自己発送だとコストは仕入れ費用くらいですが、
FBAの場合はよりシビアに判断する必要があります。
損切りはルールに沿って機械的に
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感情がついていかないんだよな~
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わたしもそうですが、損切りというのはストレスがかかります。
せっかく仕入れた本の赤字が確定するのは嫌なものです。
せどりは楽しくないと続かないので、
あまり感情を動かさずに淡々と損切りしましょう。

損切りのルールを決める
機械的に損切りするために、ルールを決めておくのがおすすめです。
例えば、
『〇か月以上売れなかったら、赤字になっても最安値に合わせて売り切る』
と決めておいてルールに沿って実行するだけ。
そのときに
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とか考えないこと。
仕入れ費用はサンクコスト

サンクコスト(Thunk cost)とはすでに支払っていてもう取り戻せない費用のことです。
せどりの仕入れはサンクコストです。
仕入れた商品が売れようが売れまいが戻ってきません。
本来は損切りしたほうが得なのに、
サンクコストが頭から離れずになかなか赤字を確定できない人が多いです。
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値上がりする要素がなければ値下げして損切りしましょう。
※本せどりからちょっと話が逸れます。
食べ放題で元を取ろうと食べ過ぎて逆に気持ち悪くなる人は、
サンクコストにとらわれています。
どれだけ食べても食べなくても料金は変わらないので、
食べ放題を楽しんで適正量を食べるのが論理的には正しい選択。
でも、先に払った料金(サンクコスト)がちらつき、
感情的には「料金分食べてやる!」と思ってしまうんですよね。
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せどりも現物投資といえば投資かな?
不良在庫はどのくらいあっても大丈夫?
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仕入れた本で1冊残らず利益を出すのは至難の業。
わたしも不良在庫にしてしまうことがあります。
それでも、月7~10万円の利益は出せるので安心してください。
不良在庫の数を調べてみた
どのくらい不良在庫でも大丈夫か調べるために、
不良在庫になった(=赤字か利益が200円以下で売り切った)数をカウントしてみます。
今までで2000件販売したうち、350件が損切りした本でした。
(350/2000=17.5%)
つまり、20%弱は仕入れに失敗しても、
毎月安定して利益が出るということです。
400円前後の利益が出ることを仕入れ基準にしているので、
基準以下で売り切ったものを損切りとしています。
赤字でも、となると5%くらいです。
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せどり始めたての頃に仕入れたものがけっこう損切り対象になっているので、
だんだん少なくなります。
わたしよりけた違いに稼いでいる人でも、
損切りは普通に行っています。
せどりで稼いでいる人は損切りを発生させない人ではなく、
損切り判断がうまい人だと思っています。
本せどりは団体戦!少しの失敗を恐れない
少しくらい売れなくても利益は出ます。
その理由は、
本せどりの仕入れが安い&平積みするからです。
【本せどりの例】
200円で10冊仕入れる(仕入れ合計は2000円)
5冊が利益500円ずつで売れる(利益500×5=2500円)
5冊は売れないので1冊ー100円で損切り(損失500円)
2500円ー500円=2000円の利益 半分(5冊)失敗しても利益が出る
※200円で買って利益500円で売るのは、毎月50冊くらい売っている価格帯です(利益率は約45%)。
中古本せどりは利益率50%前後になります。
たとえば、家電せどりは仕入れ値が高く、
利益率も10~20%です。
同じ商品を購入(縦積み)するので、
値下がりしたときに赤字のインパクトが大きくなります。
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平積み・縦積みで回転率の考え方や仕入れ判断は大きく異なります。
詳しくはこちら!
せどりの縦積み/平積みとは?メリット・デメリットを知って戦略を立てよう
損切りを発生させないためには?
損切りが発生する原因は思ったように売れないから。
売れないときは仕入れ基準、価格設定、コンディション説明やストア評価など、
あらゆる原因を一つずつチェックしていきましょう。
損切りの後に振り返りを行わないと、また損切りするものを仕入れてしまいます。
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↓売れないときのチェックポイントはこちらを参考にしてくださいね。
せどりで売れない・儲からないときの原因!対策と見直しポイント!
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まとめ:損切りは資金を守るために必要!
・損失が拡大しそうなときは損切りして資金を回収
・資金がショートしそうなときは早急に損切りする
・せどりは売った時点がゴール
・損切りはルールを決めて淡々とやる
・不良在庫があっても全体で利益が出ていればOK
損切りはできればしたくないですが、
自分の資金を守るために必要です。
利益やキャッシュフローを感情抜きで考えられる人が
うまくいきます。
あなたの人生に良い変化をもたらしますように…
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本業の会社員では研修講師やファシリテーターをしています。コーチングも提供しているので興味がある方はぜひご検討ください。

